設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

不発弾と大当たり

2004年12月22日 10時14分58秒 | 独り言
息子達は今 公立の小学校へ通っている。
当たり前だが先生方は皆 公務員。
公務員だから駄目だとか 公立だから駄目だとか
そうは思っていないが、正直「当り」の先生に
出会った事はない。
個人差もあるし 個人的な考えだともいえるが
どうも公務員丸出しの「公務員センセイ」が多い・・・・

比べる訳ではないが 幼稚園時代の先生達は今の
学校の先生が「不発弾」だとすれば皆「大当たり」の
先生が多かった。これも個人差があると思うのだが
大変失礼だが 公務員という安定した立場もなく
きっと物凄く高給取りという訳でもないのに
本当に熱心にやってくれた先生方が多かった。

猿のような本能の固まりの園児を一人や二人でなく
何十人と相手にする。
それだけで子供が苦手な自分には、到底出来ない仕事だ。
それなのに 親のこっちが気がつかない事も たまに
先生に会えば 先生の方から話してくれたり
心配事があれば いつでも熱心に相談にのってくれた。

子供一人一人を 本当によく見ている。
そんな印象が園時代にはあった。

親である自分も 二人目が通園する頃には、すっかり
園や先生と慣れて ある日こんな失礼な事を担任の
先生に聞いてみた事がある。
「正直 先生の仕事は大変ですよね。嫌な子供とかいるでしょ?」
な~~~んて おばさん!超ひねくれた質問である。
でも先生は苦笑いでもなく 困った感じでもなく
ごくごく自然に
「私 子供大好きなんですよ。本当に可愛いから 
 今まで嫌だとか 大変なんて思ってないですよ~」
こう答えてくれた。

今 公務員センセイに会ってガッカリする度
根本はきっとこれなんだろうなあ~と思う。
一体 どれだけ学校の先生達の中でこの
「子供が好きだから 無条件にこの職業に就いた」
こう胸を張って言える人がいるのだろうか。
「安定しているから」「就職難だから」
「教師という立場が世間体では なんとなくいいから」
こんな理由でなった方達が殆どではないのだろうか。

まあ、こんな理由じゃなく素敵な先生もきっといるだろう。
そして学校が 学校がと文句を言えるような立派な
親じゃない事は、自分が一番よく知っている。

結局 子供への一番の教育現場は家庭なのであるし
影響を一番与えるのも親という訳だ。
学校に期待出来ないという現状がある今は、それが
一番大切といえるのだろうか・・・・・

やはり親というのは いつまでたっても
気が抜けない・・・嫌な商売だ・・・・