設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
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量より質

2004年12月15日 17時21分50秒 | 独り言
人が3人寄れば 人間関係が生じるという。
どうしてこうも自分に合う 合わないという
人が生まれてしまうのか不思議だ。

子供には
「誰とでも いろんな人と仲良くしてほしい」
こんな事を平気で言えるのに じゃあ自分は
どうだ?と問われるとねえ・・・・・と以前
知りあいが言っていたが・・・・
確かに その通りである。

大昔 友人の結婚式の二次会が盛んだった頃
呼ばれると すかさず別の友人からの
打診が入るのが必ずの常だった。
「○○の二次会行く?」という打診。
女の人には多いタイプなのだが 友人の二次会で
肝心の友人を祝うという事より 誰と行くか?
誰と一緒にいるか?が肝心になってしまう。
なんとも子供以下のくだらぬ事だが これは笑えない。

徒党を組みたがるというのは女特有だと聞いた事もあるが
一人でいる=孤独になっているというのが皆耐えれないと
いう事だろうか。自分がないとは、こういう事だと思うのだが
年を取って子供の親にもなっても そんな気質は変わらない。
現に子供の園時代の親だけの謝恩会の席決めといったら・・・
隣は、知っている人か?全く知らない人だろうか・・・・
そんな話ばかりで肝心の 子供の謝恩会が・・・という
事は、どっかに飛んでいる。これも笑えない。

だから子供には、説教くさく「誰とでも仲良く」なんて
言わないようにしている。
人である限り 合う 合わないはあるだろうし、
多くの友人に囲まれ いつも楽しそうな人が
実はフタを開けると 誰とも仲良くなかったという
事は、結構あると思うし・・・

ただ言える事は、「友は数少なくていいから大事に」
これだろうか。友は「量より質」これも大有りかな。
大体、親に悩みを打ち明けて解決していくなんて 
この先数年だけだと思う。自分も振り返れば 
親には申し訳ないが友人に何度助けられたかわからない。

たった一人でも 自分の話を真剣に受け止めてくれる。
そんな人がいるといないとでは大違い。

友を得るのも出会いの一つ。
親子であるのは偶然の出会いだが 友を得るのは
少しの運命と自分の力もいるようだ。
いい出会いを子供達には勝ち取ってほしいものだが
親の自分が 学校の役員会に知りあいは来るかなあ~
なんて くだらぬ打診をしているようでは・・・・
困ったものである。
子供以下の親の自分に ホトホト今日も呆れる。