水平線

雲の行く先に　遠い世界
鉛筆で引いたような水平線から吹き付ける風
乾いた町に　海の香りを運びながら

さび付いた

錆び付いた線路に　台風の爪痕
その先へ続く　汽車は見あたらず
降り落ちる日の光に　乾いた線路が時を刻み

撮影場所:JR紀勢線

ゆれる

ゆれるススキに　香る秋の風
実りよく果実と　変わる風
暮れていく日の　色を見つけに

残り香

吹き始めた冷たい風に　揺れて咲く花
夏の残り香か　気候の暖かさか
この場所には　少しだけ夏が残っていました

秋桜

秋の日差しを受けて　その花を咲かせ
風に乗る香りは　部屋を秋に染めていき
深まる季節に　風の冷たさを探して

駅

交差する人の流れ
交わり　はじけていく日曜日
揺れ動く列車に　次の目的地を知りながら

ぼくの日記帳 １０月５～９日

１０月５日（くも）
空に大きな蜘蛛が巣を作っていた。
規則正しく組まれた巣に　美しささえ覚える中
いくつかの飛行機が捕まっていた

１０月６日（晴れ）
最近の瓦は軽い素材で作られているためによく飛んでいくらしい。
聞いた話によれば、子供が屋根に上ろうとした時に驚いて飛んでいってしまったという。
夕方になって父親が口笛を吹くと、ばさばさと音を立てて帰ってきたらしい。

１０月７日（晴れ）
昨日の話を聞いてうちの瓦はどうなのか試してみたくなった。
そこで庭に出て、屋根にはしごをかけようとした時にあやまって持っていたポップコーンをこぼしてしまった。
途端、屋根たちはぼくの周りに群がりポップコーンをむさぼっていた

１０月８日（くもり）
運動会が近いので、下駄占いをやってみることにした。
下駄がないので靴ではあったがよく飛んだ。
しかし、屋根の上まで飛んでこわれて消えてしまった

１０月９日（雨）
昨日の結果はすぐに現れた。今日は一日中雨だった。
土砂降りとなった雨は泳げるほど降って、友達が泳いで遊びに来た。
明日の運動会は水泳大会になるかもしれない。

えーと

ちょっと急用が出来たのでしばらく実家に帰ります。
で、困ったことに「ぼくの日記帳」の月曜更新が出来なくなります。
なのでとりあえず９日までのものを上げておきます。

まぁ、久遠の方は携帯からでも更新は可能なんですが・・・
実は写真がちっちゃくなっちゃうんですね。まぁ、感覚的なものではあるんだけど・・・
その辺はおいおい帰ってきた時にでも修正します。

しききんきん２

というわけで動きがありました。
やっと帰ってきましたぁ～
時間はかかりましたがそれなりの量は帰ってきましたです。

やっぱりねちねち問いかけるのが良いみたいですな（笑

雨上がり

雨上がりの空を見上げ　秋の冷たい風を受け
重なり咲く花に　過ぎ去った嵐を思う
風はゆっくりと　秋の色を増して