8年前にイギリス出張に行く際に、MIXIで知り合い、
なんといきなりロンドンで会ってしまったという、まるで出会いサイトみたいな
不思議な関係で始まり、今でも友人関係が続いているマイミクの
コム@LDNさんことTonoko Hoggardさんのフェイスブックに書かれていた記事。
11月11日は『第一次大戦戦没者追悼の日』
http://www.standard.co.uk/news/london/remembrance-day-last-ceramic-poppy-planted-at-tower-of-london-to-mark-100-year-anniversary-of-first-world-war-9853203.html
があったそうで、写真を見てその会場が『ロンドン塔』だとすぐに判った。
ロンドン塔はロンドン市内を流れるテムズ河畔にある。
地下鉄セントラルラインのタワーヒル駅だったか?
歩いてすぐの所にある元英王室の宮殿。
ウィリアム1世が1078年にロンドンを外敵から守るために
要塞の建設を命じ、約20年で完成した後、リチャード1世が
城壁の周囲の濠の建設を始め、ヘンリー3世が完成させた。
長い歴史の間に国王が居住する宮殿として1625年まで使われ、
14~19世紀にかけては造幣所、天文台、1640年までは銀行、
13世紀から1834年までは王立動物園と色々な用途で使われて居たそうな・・・・
1282年からは、身分の高い政治犯を幽閉、処刑する監獄としても使用されはじめ、
やがて14世紀以降は、政敵や反逆者を処刑する処刑場となったという、
忌わしい歴史もある。
観光で行った際に、拷問などの展示を見たので余り良い印象が無いのも事実。
唯一覚えていたのが、入口にあった絵に壕が無い絵だった事。
テムズ河に繋がる、囚人を収監する際に使われたと言う門が、
何ともおぞましく感じた事かな?
でも、この『第一次大戦戦没者追悼の日』は一般市民がやっているらしく
日本の『戦没者追悼記念式典』みたいな、政治色はかなり薄そうです。
で、これを見て思った事。
日本では、一般市民の発案でこんな事はまず行われないなって・・・・
戦争は確かに否定しないといけない。
でも、その戦争で失われた貴重な命が有ったからこそ、今の日本がある。
そういうことを学校の教育で受けた記憶が無い。
ただ『日本国憲法』の第9条『戦争放棄』の教育を受けてきただけ。
でも、そういった教育の前提にあるべきなのが、
その忌まわしい戦争で、命を失った人達のことを教えることじゃないか?・・・・って。
そういった若い命の犠牲の上に、今の僕らが居る。
若い頃に楽しいことをやれたのも、日本と言う国が平和だから。
危機感が無いのは問題かもしれないけれど、僕はむしろそれが日本の国の
アイデンティティーのような気もするのですよ。
とまぁ、ちょっと真面目に考えちゃった。
ちなみに、日本では慰霊碑と言うのが多いけれど、『慰霊』と『追悼』って
同じような意味でどう違うのかな?って・・・・・辞書で調べてみました。
慰霊:死んだ人の霊魂をなぐさめること。
追悼:死者の生前をしのび,その死をいたみ悲しむこと
とは書いてあるけれど、この二つは意外と新しい言葉らしい。
僕にしてみれば、同じような意味で捉えているんだけれどね。
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