『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

被災地で感じた事(その4:復興の兆し)

2014年11月10日 | Weblog

また、長い1週間の始まり、月曜日が来てしまった。
会社のデスクにさえ居なければ、快適なんだけどなぁ・・・・
ハエが目の前をブンブン飛んで居るから、本当に不快です。
でも、仕方が無い。その不快な時間を過ごしているお陰で
毎日、慰謝料を払って貰っているんだから、口は慎まねば・・・・

先週、出かけて来た岩手県大船渡市。
復興が、少しずつ進んでいる事を、自分の目で確かめて来た。
二日目の事。前日の大雨とはうって変わって、朝から晴れ渡った。
この日の予定は午後1時半から盛駅前の特設ステージでの演奏の後、
夕方6時から『来渡ハウス』という集会所での演奏の2回。
朝食を獲った後、午前中は特に予定が無かった。
出番が来るまで、昼の移動時間まで部屋でゆっくりしようと、
ロビーで一服した後に、相方と別れた。

相変わらず、睡眠が浅いので部屋に居れば横になって寝ても良いし、
実際に眠くて何となく頭がボーっとしていたし・・・・
相方Charlieは、僕が不眠症で悩んでいて、精神科に通っているのを
知っているから、きっと寝ているだろうと、市内の散歩に誘わなかったらしい。

相方は、去年行った市内を一望出来る高台にある加茂・八坂神社や、

堤防のあたりを散策して来て、写真を何枚か撮ってきたみたい。
相方が撮って来た写真を見ると、市内の復興状態が良く解る。

まず、宿泊先の大船渡プラザホテル周辺は、盛り土による嵩上げが進んでいるし

去年は車の走る道路が、河川の土手のように一番高い所に有ったんだけど

今年はその地盤沈下したところが埋められて嵩上げされている。

行き交う車の交通量も、心持ち増えている気もしたし、
街が少しずつだけれど、前に向かって進んでいる復興の兆しが垣間見えた気がした。

でもね、なんかおかしいなって思う部分も・・・・
大船渡以外の場所では、堤防を作るのが優先の場所もあるらしい。
そんなの待ってたら、いつまで経っても家は建たないんじゃないか?って…
まずは人が住む場所を復旧させるのが最初にやるべきだと思うんだけど。

家が建ち、周りに道路が整備される。道路は、ある程度優先させるにしても
護岸工事なんて一番最後にやる仕事の気がする。
家を建てる前に塀を作る人は居ないよね?
何だか、そんな感じに見えて仕方が無い部分があったり・・・・

三陸鉄道で、釜石まで行ったのだけれど、その途中も堤防作りをやっていて
その先に見える海を眺めながら
『こんな海が、一体いつまた津波になって襲ってくるんだろう?』
って思うほど、穏やかな海だった。

今回行けなかった仮設住宅も、3年も住んでいると痛みが激しいだろうし・・・・
所詮は仮設。キチンと建てた家とは、快適さも格段に違うと思う。
年寄りは特に、過酷な環境で生活させるのが可哀想で仕方が無い。

だって、僕らが泊まった綺麗なホテルでさえ1週間も居たら疲れるし、
汚くて、狭くても、自分の家に帰った時の安堵感って言うのかな?
相方と僕が『早く帰りたい』と思ったのは、そんな部分の気がする。

ただ、羨ましいなと思ったのは地方の街の時間の進み方。
ゆったりとしているって居るって言うのかな?
会社に居て、不快で退屈なつまらない時間を延々と過ごしていると、
大船渡に住み移って、ゼロから何かを始めてみたいな・・・・なんて思ったのでした。

そんな勇気なんか、持ち合わせて居ないくせに・・・・・

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