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みなよか日記

NPO法人UDくまもとが発信するユニバーサルな観光情報です。
写真の無断転用は厳禁です。必ずご連絡下さい。

牛深道中 大江天主堂 崎津天主堂

2009-09-22 13:28:45 | 牛深
さて、天草は歴史の深いキリシタンの地。今でも地域に根差した信仰が息づいています。
まずは、大江天主堂を拝見しました。
大江天主堂は丘の上に建つロマネスク様式の白亜の堂が美しい天主堂です。昭和8年ルドビコ・ガルニエ神父が私財をなげうって建てたもので、神父は一生をこの地にささげました。

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あたりの風景と丘の上の教会とが、違和感なく調和しています。これが歴史の深さなのかな、と感じました。文化財としてあるだけではなく、現役の祈りの場所として機能しているからこその雰囲気なんでしょうね。マリア像に迎えられ、心静かに見学しました。
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素晴らしい事に、車いすでも見学できるように、最近になってスロープを造って下さっています。車いすでは見学できないと伺っていたので感激しました。教会の右側に設置されています。みなさんも是非足を運んでください。
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教会の内部は撮影禁止です。写真での紹介はできませんが、きっとその方がいいと思います。この場所は信仰される方々にとっては大切な祈りの場所。
中に入ると、不思議と心が静まって穏やかでやさしい気持ちになれます。この教会ができるまでの歴史を知れば、余計にその思いが深まります。
見学を終えて、教会の外に出るとちょうどお見えになったシスターとお会いすることができました。スロープの設置のお礼を述べると、僕の体を気遣ってやさしい言葉をかけて下さいました。
すっかり優しい気持ちになったところで、駐車場へもどると、地元の方でしょうか、ジュースの販売をされていたようです。もう片付けられていて、人はいなかったのですが・・・・・「濃い味」って何・・・・?

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なぞを残したまま、崎津天主堂へ向かいました。

崎津は漁業の町。おだやかな海に面した静かな場所です。駐車場に車を置くとあちこちに猫の姿が。とにかくどの猫も人を警戒していません。誰からもいじめられていない証拠です。
なでてあげても起きようともしません。人影より猫が多いです。
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細い路地をのんびり歩くと、天主堂が見えてきます。この風景がなんともいえません。
路地の脇に座って画を描く人も。
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この教会が建てられたのは永録12年(1569年)で、天草におけるキリスト教は ここを中心に栄えました。今の教会は昭和9年に再建されたものでゴシック様式のコンクリート造り(一部は木造)です。祭壇では厳しい踏み絵が行われた歴史があり、おだやかな風景からは想像もつかない、信者の方々の強い信仰心が支えている教会です。
海に面した天主堂はとにかく絵になります。みなさんもカメラは必ず持ってきて下さいね。

正面はコンクリート製ですが、本体部分は木造です。内部は撮影禁止です。教会としては珍しい畳敷きになっています。
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路地の雰囲気も独特です。信仰が生活の隣にあるんですね。
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帰り道にも猫が・・・・

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ここにも猫・・・・


Photo

猫の楽園のような町ですが、心やさしい方が多いのでしょうね。
天主堂巡りはここでおしまいです。
普段の観光地と違い、今でも祈りの場所として大切にされている場所です。マナーを守って、心静かに見学しましょう。

付近に多目的トイレはありませんので、事前に準備をされておくことをお勧めします。手前の下田温泉観光案内所のトイレがいいでしょう。
時間をとって、歴史をしっかり感じながら見学してみてください。足を運ぶ価値のある、素晴らしい場所ですよ。
 

大江天主堂

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崎津天主堂

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牛深 道中記

2009-09-22 12:37:22 | 牛深
こんにちは

今回からは牛深方面をご紹介します。牛深は確かに遠い場所ですが、その分道中にも楽しい観光スポットがありますので、順を追って紹介します。
 
さすがに距離がありますので、今回も人吉同様一泊で取材しました。予算の関係もあり、2人での旅路。自然と組み合わせは僕と事務局長という男二人旅となりました。
油ものが好きな二人という、なんとも濃い内容になりそうです・・・・・

さて、熊本市内を出発して、約1時間で宇土道の駅がありますので、トイレ休憩はそちらがおススメ。多目的トイレの充実度も高い安心の場所です。
今回は、取材地も多いので、もう少し足を延ばして道の駅有明まで走りました。取材当日は素晴らしい秋晴れ。気持のいい休憩となりました。
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障がい者用駐車場もきちんと準備されています。物産館とレストランがありますが、施設の前にこんなものが・・・・・

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びっくり焼きとはなんでしょう!ちょっとお腹が減っていたので早速注文。これも取材の内です。
お店の方が焼き始めたので眺めてみると、ソフトボールくらいの大きさのたこ焼きです。さすがタコが名産だけあります。

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で・・・・・出来上がりがこれです。ソース味とだし味を購入。たしかにびっくりする大きさです。もはや軽食というレベルではありません。食事です。
ダシ味の上に乗っているのは大根おろしです。完全に和食。
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中身はというと、大きなタコはもちろんですが、おもち、キャベツ、コーン、シメジ、玉ねぎなどバランス良く入っています。これ一つで栄養バランスはバッチリ。まさに完全食です。
アツアツを頂きます。おもちがトロリとしていて、酸味のあるダシとよく合います。雑煮を食べているような感じでしょうか。

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気持のいいテラスがあって、車いすでのんびり食べることができました。今の季節は屋外の方が気持ちいいですね。
事務局長はソース味。普段のメニュー選びは前衛的な人ですが、今回は手堅くソースを選んでいました。この写真で「おいしそう!」と思えるかどうかは個人の判断にまかせます。心配しないでください。仕事は出来る人です。

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お腹も一杯で、元気よく出発。さらに車を進めて、本渡を過ぎてからは324号線ロザリオラインを走りました。途中で、事務局長おススメの「おっぱい岩」を見学。なんだか看板だけで恥ずかしいです。ここに男二人で車を止めるのは勇気が必要でした。

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う~ん・・・・おっぱいですかね・・・・
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さて、僕の気持ちを無視して喜々として何枚も写真を撮る事務局長を説得して出発!最初の目的地大江天主堂へ向かいました。
大江天主堂と、崎津天主堂は一つの記事として紹介します。続きをどうぞ。