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みなよか日記

NPO法人UDくまもとが発信するユニバーサルな観光情報です。
写真の無断転用は厳禁です。必ずご連絡下さい。

再春館製薬サンクスイルミネーション2009

2009-12-18 08:44:08 | 熊本市内 観光
こんにちは

今回はちょっと番外編のイベント情報です。
クリスマスシーズンといえば、最近はイルミネーションのイベントが各地で行われたりしていますが、熊本でイルミネーションといえば、再春館製薬サンクスイルミネーションでしょう。
なぜ、このイベントをUDくまもとで取り上げるかと言うと、このイルミネーションの楽しみ方がとてもUDだからです。健常の方も車いすの方も子供もお年寄りも、みんな同じように楽しめるイルミネーションイベントですよ。

このイベントの特徴は、みんな車に乗ったままルートに沿ってたくさんのイルミネーションを楽しむようになっていること。暖かい車の中から、ゆっくり道を進んで眺めますから、体温の調節が難しい方でも安心です。
 
有名な場所ですが、実は僕初めて行きました。
一言、凄かったです!
 
少し早めに出たのですが、それでも渋滞。普段並ぶのがきらいな僕としては、ちょっと心が萎えますが、逆にこれだけたくさんの人が来ると言う事は、それだけ凄いんだろうなと思うと期待も膨らみます。
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警備の方に誘導されて、入り口に入ると、車に乗ったまま受付です。1台500円ですので、みんなで乗り合わせるといいですね。
いよいよ会場へ。ここからはもうファンタジーです。最初からテンションがグッと上がります!


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あとはひたすらゆっくり車を移動しながら楽しむのみ。
車の中は、歓声でひとしきりです。

僕らの世代でイルミネーションというと、木に取り付けられたクリスマスツリーの色つき豆電球を連想しますが、今は違いますね。立体ですもん。
シンデレラのカボチャの馬車とか・・・・
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ガラスの靴なんかリボン付きですよ!どうしますか!びっくりです。
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次第に歓声が静まって、不思議と静かな気持になっていきます。このイベントが毎年多くの人々に愛されている理由がわかる気がします。
寒い冬の夜、暖かな光の幻想は人の心を穏やかでやさしい気持ちに変える力があるんですね。
 
それぞれのテーマがとても美しく、夢のある造形です。子供だろうと大人だろうと関係ないです。ただふんわりやさしい気持ちになるだけ。
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とはいうものの、車内のテンションはまだまだこんな感じです。
はじめてここまでのイルミネーションを見て舞い上がる中年男性の図。我ながら痛いです・・・・
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前を行く事務局長が車から眺める様子をパチリ。こんな感じで進んでいきますよ。
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なんだか、人が見てはいけないものを見ているような罪悪感さえ感じます。天使が・・・・皆さんにも見えていますか?僕だけに見えているわけじゃないですよね?
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子供たちもきっと喜ぶはず。大迫力のゾウさん親子!大川さん撮影です。ナイスアングル!
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まだまだ、お見せしたいですが今から行かれる方もおられるでしょうからこの辺で。あとは皆さんも足を運んでください。
ただし、かなりの渋滞が予想されますので、必ずホームページを参照してください。車のナンバーで入場規制がかかる日があります。
 
さて、車で楽しんだ後には、もっと間近で楽しめる場所も用意されています。ここは車から降りて写真が撮れますので記念になっていいですよ。
いい歳の大人も大喜び!
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子供はもっと大喜び!

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え~・・・・結局一番盛り上がったのがこの二人。事務局長と僕。中年です。家庭を持つ社会人です。当法人の中枢を担っております。その自覚もあります。
ですが・・・・
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まあ、年齢も性別も体の状態も関係なく、このイベントは楽しいと。テンションが上がるんだと。そういうことです。
 
さて、まじめなレポートですが、最後の車を降りてから写真が撮れる場所は未舗装です。地面は固いですが、比較的大きめの砂利敷きですので、キャスターが小さな車いすのユーザーはちょっと苦労するかもしれません。介助者が一人いると助かりますね。友人同士や家族といっしょにどうぞ。
歩行に不安がある方は、特に暗いですので足元に十分注意して下さい。ただ、駐車場と距離はありませんので、さほど苦になる事はないでしょう。
駐車場にはトイレが仮設してありますが、多目的トイレはありません。渋滞が予想されることと、車の中から眺めるルートでは車を降りる事が出来ないことも考えて、車列に並ぶ前に必ず準備を済ませておいてください。
 
開催される期間もあとわずか。ホームページを参考に、時間に余裕を持って、トイレなどの準備も万端で行かれて下さい。
並ぶ覚悟はいりますが、並んで待つだけの価値のある素晴らしいイベントです。是非足を運んでくださいね。
 
<お問い合わせ>
イルミネーションに関するお問い合わせにつきましては
フリーコール:0120-957-163(9:00~21:00)
までお電話ください。

http://www.saishunkan.co.jp/news/illumi_2009/

形  式: ドライブスルー
※お車でのご来場となりますが、見学コースは一方通行でルートが決められています。
20km/h制限です。
途中で止まったり、お車を降りたりされますと、接触事故等の危険がございます。
ルールを守って楽しくご鑑賞いただきますようお願いします。※お車のみでの見学となります。
徒歩・自転車・バイクでお越しの場合は、入口横のフォトエリアのみの見学となります。※車高が2.5m以上の車はルート上にあるトンネルを通ることができませんので
ご入場をお断りしております。
入場料: 車一台につき500円
(益城町社会福祉協議会、熊本菊陽学園(菊陽町)、阿蘇くんわの里へ寄付いたします)
期  間: 2009年11月24日(火)~12月25日(金)の32日間
※土・日・祝日は90分以上の渋滞が発生しており、時間内に入場いただけない場合もございます。
平日のご来場をおすすめいたします。
時  間: 18:00~21:00(消灯)
※入場は20:30まで※フォトエリアは21:00に消灯※週末・クリスマスシーズンも上記の時間で点灯いたします。
規  模: 敷地面積9万坪(約30万㎡)の半分の敷地に、約250万球の電飾を使用

テーマ : 再春館ヒルトップ『サンクス・イルミネーション 2009』
イルミネーションは、7つのエリアで構成されます。
(1) シンデレラ:高さ8m、幅10mの巨大なシンデレラ城(2) 光のトンネル:全長30m程の光のトンネル(3) 天の川:長さ100mの広大な銀河のメルヘン、織姫と彦星(4) 海:親子クジラ、イルカやヒトデがたわむれる海(5) 妖精:感謝の鐘を囲む妖精たち(6) クリスマス:クリスマスを彩る雪だるまたち(7) フォトエリア:最後にみんなで記念撮影
 
 

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熊本市 動植物園

2009-12-16 16:14:07 | 熊本市内 観光
こんにちは

今日は、動植物園のご紹介です。言わずと知れたみんなの憩いの場です。御存じとは思いますが、新しい施設もできていますので、あらためて御紹介しますね。
 
園内はバリアフリーに配慮してあり、困る事はほとんどありません。安心して楽しんでください。
動物園と植物園は併設してあります。どちらもいっぺんに楽しむ事が出来ますよ。
 
駐車場もたくさん準備してあります。身しょう者用駐車場は、一般駐車場の奥にあります。入場口に向かって右側へ進んでください。
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入り口で入場料を払います。障がい者手帳をお持ちの方はここで提示してくださいね。無料になります。
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貸しベビーカーや車いすもありますので、広い園内を楽しむためにも無理せず借りて下さい。
さて、早速園内を楽しみました。
入るとすぐに目の前にワオキツネザルとクロクモザルの展示があります。猿が水を嫌がる性質を利用しているので、檻がありません。とたんに親しみやすくなりますね。

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寒い季節はお猿たちも、みんなで肩を寄せ合って寒さをしのいでます。かえって暖かそうでした。

こちらはサルたちの森という新しい施設。様々な種類の猿を間近で見る事が出来ます。
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リスざるたちの可愛い事!どれが子供でどれが大人だかわからないです。
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車いすでも近くに寄れるように工夫してありますよ。これなら小さな子供もいいですね。


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ふれあい広場では、耳の長いヤギをからかいました。人懐っこいヤギなので、こわがらずに触れますよ。体は大きいですが、とても可愛いです。
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ふれあい広場では、モルモットの抱っこも出来ますよ。抱っこしていると少しずつ温もりが伝わってきて、ほんわかした気分になります。
ほんわかしている大川さん。

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キリンは子供がいっしょにのんびりしてました。子供と言っても大きいですねえ。暑い国の動物ですが、なかなか元気に熊本の冬を楽しんでいます。

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いろいろな動物を眺めた後、植物園の方へ足を運びました。冬の植物園はさみしいかと思いましたが、花もいっぱい咲いてますよ。
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とはいうものの、人間は少々寒いので、温室へ逃げ込みました。この温室は素晴らしい配慮がなされていて、車いすでも全体を楽しむ事が出来ます。


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施設内は、地域ごとに分けられていて、様々な国の植物を眺めていく事が出来ます。なんといっても、2階部分に渡り廊下が作られていて、車いす対応エレベーターで上からの植物の様子を楽しむ事が出来るようになっています。足を運ぶ人が少ないようですが、充実した施設ですよ。特に冬はおススメ。

園内には、テーブルやベンチもたくさん準備されています。暖かな季節にはお弁当を持ってくるといいですね。子供たちの遠足にも人気の施設です。
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動植物園には、11か所の多目的トイレが設置されていますので、トイレに困る事はまずありません。
あえて1番使いやすいトイレといえば、温室内の多目的トイレでしょうか。清潔で掃除も行き届いており、広さも十分です。トイレ設備は比較的古い規格のものですのでシンプルです。
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さて、園内にはまだまだたくさんの見どころがありますが、今回はここまで。みなさんも是非遊びに行って下さい。特に、しばらく足を運んでいない方にはおススメです。新しい施設を楽しんでください。
また、軽食をいただけるレストランもありますから、手ぶらで行っても十分楽しめます。
気候のよい、穏やかな天気の時に、ゆっくり楽しむ施設です。大人から子供まで年齢を問わず遊べますよ。
 
<お問い合わせ>

開園時間 9:00~17:00(入園は16:30まで)
休園日 ・毎月の月曜日。ただし、第4月曜日は開園し翌日が休園。
 (祝日の場合、次の平日)
・年末年始(12月30日~1月1日)
入園料 大人・高校生¥300、小・中学生¥100、乳幼児 無料
団体(30名以上)の場合は2割引
★熊本市内の小・中学生は、名札又は生徒手帳持参の場合無料となります。
★大人・高校生と小・中学生の各区分ごと30名以上は団体割引となります。
★障がい者等の方は、障がい者手帳を持参いただければ無料となります。

所在地 (〒862-0911)熊本市健軍5丁目14-2
TEL 096-368-4416(動物ゾーン)、096-368-5615(植物ゾーン)
FAX 096-365-5671
レストラン
収容人数(約100名)
団体観覧 団体でご利用の場合には、事前に団体観覧申込書を提出して下さい。ホームページ上にあります。

 

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熊本城

2009-11-27 12:35:48 | 熊本市内 観光
おまたせしました!
熊本城のご紹介です。熊本城は、桜の季節か紅葉の季節にと思っていましたので、この時期になってしまいました。
おかげで、素晴らしい取材ができました。
 
1607年、茶臼山と呼ばれた丘陵地に加藤清正が当時の最先端の技術と労力を投じて名城熊本城を築城します。以後、熊本城は中世から近代の400年に渡る日本の様々な歴史の重要な舞台となっていきます。
西南戦争の戦いの場となり、この戦争の直前に原因不明の出火で天守閣や本丸御殿を焼失しましたが、50日以上の猛攻に耐え難攻不落の天下の名城として名を馳せました。
 
今回はモデルコースとしてご紹介します。
まずは、駐車場ですが見学のルートを考えると二の丸駐車場をお勧めします。身障者用駐車場も準備されていますので安心です。
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二の丸駐車場から頬当御門へ向かいます。受付を済ますと貸し車いす等も準備されていますので、歩行に不安がある方はお借りするといいですね。
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ここからは、しばらくなだらかな傾斜が続きます。通路の右側が車いすでの移動がしやすいようにしてあります。なだらかとはいえ距離がありますので、ゆっくりゆっくり進んで下さいね。

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途中は、すばらしい紅葉。この季節はいいですね。石垣との構図が美しいです。時間をかけて風景を楽しむのがコツですよ。
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順路はそのまま本丸御殿の闇り通路へ。
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中は大きな柱や梁がむき出しで、建築時の苦労がしのばれます。柱にはノミの跡が残り技術の高さを実感できますよ。

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さて、熊本城最大の難所がこの闇り通路の出口です。かなりの急こう配ですので自力では難しいです。
ですが、お手伝いをして下さる方が常駐されていますので、ご安心を。この日も二人の警備員の方が快くお手伝いして下さいました。


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ここさえ抜ければ、あとは安心。途中のお土産屋さんに寄り道です。
アツアツのいきなり団子もいただけます。熊本のお土産もたくさん置いてありますので、帰り道に寄ってお土産を買うのもいいですね。スロープがありますので、車いすでの出入りもスムーズです。

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目の前には壮大な熊本城天守閣。再建とはいえ当時の姿をそのままに残す迫力のあるお城です。
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また、天守閣の裏手には西南戦争後も焼け残った宇土櫓があり、こちらは国指定重要文化財に指定されています。内部は急な階段ですが、見学可能な方は上まで上がって見る事も出来ます。
今回は大川さんが内部の見学をしてくれました。
鳩時計ではありません。よく見て下さい。大川さんです。たぶん・・・

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さて、天守閣の内部は狭い階段ですので、車いすでの見学はできませんが外観を楽しんだ方が美しさを堪能できるかもしれませんね。
内部を見て楽しめるのはむしろ、復元された本丸御殿の方でしょう。こちらは素晴らしい配慮のもと車いすでの見学ができますよ。
入口で、係りの方が車いすのタイヤを拭いて下さいます。土足厳禁ですのでありがたいですね。これで内部を汚す心配なく見学できます。
ここからは重要な建築物ですので、慎重に移動しましょう。
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本丸御殿の内部は畳敷きですが、カーペットが敷かれていますので、気づかいなく移動できます。展示物のスペースも広く、ゆったりと見学できます。復元に携わった方々の技術や苦労を知る事が出来て、興味深々です。
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台所では、天井の構造も見る事が出来ます。煙を逃がすために天井板が貼られていないため、他の部屋では見る事が出来ない部分です。ここは圧巻でした。

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いよいよメインの昭君之間です。ここは撮影のときフラッシュが禁止されていますので気をつけましょう。
完全に当時の状態を再現されています。荘厳な雰囲気に思わず息を飲みます。細部にわたって細かな細工が施されていますので、ここはじっくり時間をかけるべきです。手前の部屋で復元の様子をモニターを使って見る事が出来ますので、事前に見ておくと、さらに感慨が増します。
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金箔に反射して部屋が静かに照らされています。極彩色に彩られているにもかかわらず、静謐です。清正公のこの部屋への想いがそうさせるのでしょうか。


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御殿を出ると明るい日差し。現実世界に引き戻されたところで、広場のお茶屋さんに寄りました。車いすでの利用もスムーズにできるように配慮されていますので、安心して一休みされてください。
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こちらでは、抹茶をいただけます。お菓子とセットで300円。着物姿の女性が丁寧に接客して下さいます。


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早速いただきました。やっぱり日本人はお茶ですね。ホッと一息つきました。
ゆっくり飲みましょうね。

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帰り道は来たルートを辿ることになります。風景を楽しみながらお城を満喫してください。
トイレは要所に複数ありますが、砂利の深い場所もありますので、念のためおススメのトイレをご紹介しておきます。
 
観光のはじめに、二の丸駐車場のトイレを利用しておくといいでしょう。付近は舗装されていますし、隣が観光案内所ですのでなにかと便利だと思います。闇り通路を超えると、天守閣前広場に多目的トイレがあり、こちらのみオストメイト対応施設があります。広場は砂利ですが、比較的進みやすい状態でした。

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余裕があれば、本丸御殿の内部に多目的トイレがありますので、そちらを利用するといいでしょう。施設内ですので、移動は楽ですし、とても清潔です。

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この二つのトイレには背もたれがついています。車いすユーザーには利用しやすいトイレだと思います。
熊本城内でトイレに困る事はないでしょう。
観光をゆっくり楽しむ事が出来ると思いますよ。

屋外での移動が多いですから、天候を選んで、過ごしやすい時期がおススメです。
二の丸駐車場以外の駐車場からは傾斜も多く、移動距離が長くなりますので注意して下さい。
 
何度行っても、新しい発見がある素晴らしいお城です。イベントもたくさん行われていますので、事前にチェックしておくと楽しさも倍増ですよ。
取材時は、肥後菊の展示が行われていました。こちらも見ごたえのあるものでした。
地元の方も、県外の方も、是非新たな視点を持って出かけて下さい。
熊本観光の要です。自信を持っておススメします。
 
参考までに
熊本城公式ホームページ   http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/
 
 
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熊本のアメ横を食べ歩く

2009-08-05 14:10:27 | 熊本市内 観光
づづいて、市民の台所、子飼商店街を「さるく」ツアーです。

メインのスタートは藤崎宮から。威風堂々とした佇まい。荘厳な雰囲気に気持が引き締まります。
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うれしいことに、この神社には参拝するためにスロープを設置してあります。神社に車いすでお参りできるのは貴重ですから、早速参拝させていただきました。
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ここから徒歩でボチボチ子飼商店街を散策します。
子飼商店街界隈には、多目的トイレはありませんから、藤崎宮を参拝して境内のトイレをお借りしましょう。多目的トイレは防犯のため普段は施錠してありますが、社務所に声をかけると開けて下さいますので、マナーを守って利用されてください。
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普段車で移動していると、藤崎宮と子飼商店街は結構距離があるように感じますが、徒歩ルートをたどると、裏道ですぐにつながっていました。こういうのは新鮮な驚きですね。
子飼商店街は、昭和の香りが残る個人商店が軒を連ねる商店街ですが、今でも沢山の人が普段の買い物に利用されている、まさに市民の台所です。
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八百屋さん、魚屋さん、お肉屋さん、洋服屋さん。それぞれに専門のお店がずらりと並んでいて、眺めて歩くだけでも楽しい気分です。
大川さん、八百屋さんで普通にお野菜を買い物。
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旬の野菜を紹介してくださったり、調理法を教えて下さったりと、人と人のつながりの深い商店街ならではの会話があって、安心して買い物ができます。

暑い日の昼下がり。打ち水がなつかしいですね。
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日よけのテントがトンネルのようです。僕も幼いころに母と通った商店街を思い出しました。
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いろんなお店の、それぞれの匂いが混ざり合って、「商店街の匂い」を作っています。なんとも懐かしい、心の奥の深い引き出しをそっと開けるような、そんな感覚をしばらくの間楽しみました。

商店街の思い出がある人も、初めてこんな商店街に足を運ぶ人も、それぞれの発見がある素敵な場所です。
「再現」ではなく「現役」というのが、この地区の魅力ですね。

商店街にはスーパーもあり、一般トイレはありますが前述の通り多目的トイレが付近にありませんので、藤崎宮参拝の折、準備を済ませておくと、ゆっくり散策、買い物を楽しめると思います。

車で向かうときは、藤崎宮近辺の駐車場に車を置いて、のんびり歩くのが楽しいですよ。

車いすであることが、なんのハンディにも感じない「人とのつながり」を感じられます。食べ物のテイクアウトも多いので、食べ歩きもきっと楽しいと思います。皆さんも是非、「夕食の材料を買いに」出かけてみて下さい。
 

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坪井をゆたっとさるく

2009-08-05 12:22:03 | 熊本市内 観光
こんにちは

今回は「くまもとさるく」シリーズをご紹介します。前回も体験させていただいて、とても楽しかったので今後も積極的にご紹介するつもりです。
さて、「さるく」シリーズには沢山のコースが設定されているのですが、途中のトイレなどの情報が少ない「坪井をゆたっとさるく」コースと「熊本のアメ横を食べ歩く」コースを取材してきましたのでご紹介します。

まずは「坪井をゆたっとさるく」から。

スタートは交通センター前のおてもやん像。ここは定番ですね。スタートする前にここでトイレも済ませておくと安心です。
ここから徒歩で進む仁王さん通りまでは、バスでの移動という設定です。今回は、仁王さん通り近くの駐車場に車を止めてスタートしました。

てくてく歩いて、仁王さん通りから見どころが始まります。
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古い街並みを残す通りですので、道路がせまいのが難点ですね。歩道がありますが幅がせまいので、なかなかうまく使えません。車の通りも多いのでここは十分注意が必要です。車いす、ベビーカーのユーザーは特に車に気をつけてくださいね。

見どころに一つ、正福寺の仁王さん。彩色が施されていて迫力満点です。
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近くで見ることはめったにないので、大きさにビックリ!
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さらに歩いていると、あちこちに小さな歴史の足跡が・・・・ここは龍神石塔。ひょうたん型の手水鉢がありました。ちょっと高台にあるので、同行者に写真を撮ってもらいました。
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コースの途中にはいきなり団子で有名な島田商店さんがあります。もちろんみんなで頂きました。お店の中には車いすでは入れませんが、お店の方に声をかけると大丈夫でしょう。今回は、同行者にお願いして買ってきてもらいました。道路わきの日陰で、パクリ。
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食べるといえばこの人。いきなり団子は芋もあんにしてあって、ほどよい甘さ。暑さの中では、この甘さが助かります。
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続いて、坪井川をわたって、ゴールの夏目漱石内坪井旧居へ。普段は通らない路地を通ってボチボチ進みました。
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途中にも、謂れのあるお堂や旧跡があり、一つ一つ足を止めて見学しました。こうして体験すると自分の住んでいる町に愛着がわきますね。車で移動するときには気にならなかった場所が貴重な歴史を刻んでいたりします。
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夏目漱石の内坪井旧居は内部には車いすで入る事ができませんが、大切に保存されている民家を見るだけでも価値があります。街中とは思えない静かなたたずまいに、ほっと一息。
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コースの設定はここまでです。実際に歩きだす仁王さん通りから、ここまではトイレがありませんので、徒歩でのスタートをする前に、仁王さん通りすぐ近くの藤崎宮前駅でトイレをしておくといいかもしれません。徒歩での時間はボチボチ進んで片道45分程度です。
なお、記事中でも触れましたが、仁王さん通りは道幅も狭く歩道も幅がないので注意が必要です。歩道は水はけのために車道側に傾斜がある部分もあり、車いすユーザーは特に慎重に移動されてください。

皆さんも、安全に留意して、かつての武家と商人の町坪井を「さるいて」みてください。
 
夏目漱石旧居

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