久しぶりにでました、グリーンスパン前FRB議長発言。
在任中には「言われなき熱狂」発言でサブプライム危機を予告した。
こういうのを聞くと何やら世界は誰かがシナリオを書いているのかな、と思ってしまいます。
陰謀論者ではないですが。
今回のご神託は確かに危ない米国債について。
今の景気の回復ははFRBがカネをジャブジャブに供給しているからですね。
資金繰りは米国債。
今年は1.4兆ドルの財政赤字を予定し、さらにオバマのヘルス・ケアもだんだん財政に効いてくる。
連銀の金融救済策をいつまでも続けるわけにはいかない。
日本や中国がドルを支えるため米国債を買い続けてきました。
しかし最近ではお客さんの中国を脅し、元を切り上げろと迫っている。
そんなことをしたら中国はドルを見捨てるのではないかと心配になりますが。
自爆ですか?
それもあるかも。
ネオコンのフランシス・フクヤマが書いた「歴史の終わり」。
英米主義のグローバリズムが歴史の結論という、今思えば冗談のような内容。
アメリカの金融市場主義が作り上げた巨大バブル。
これを小手先の政策で軟着陸させられれば「経済の歴史の終わり」か。
夢のような話に思えますが。
周到に計画して大胆に実行するアングロ・ユダヤ。
彼らの行動の裏にはシナリオがあるはず。
戦後のシステムが大きく変わろうとしているとき。
アメリカが世界の消費者となって世界中からものを買い支払いはドルという
クレジットカードで、というシステムは終わった。
それを伝えるメッセージとも受け取れます。
大きな変化の予感。
現状を株価上昇に追随する景気上昇と分析するグリーンスパン。
つまり企業に資金が流入することで活気づいている。
体温が上がっているだけです。
リーマン以前のやり方ですがもう金融が国民経済を主導することはないのではないか。
雇用は戻らないし、住宅価格さえ底を打たない。
上がるのは株や投機対象商品のみ。
売れない米国債の金利は上がる。
長期金利の上昇は実体経済を痛めつける。
そしてドル崩壊の前のドル高?
それではアメリカ産業の競争力が削がれる。
元の切り上げ?
中国によるアメリカ資産乗っ取りはいやだ。
そこでグローバル主義の本山IMF(=アメリカ)が真逆の方向に向かうとか。
国際資本移動に対する規制に乗り出す。
SECがゴールドマンをサブプライムの詐欺行為で提訴したとか。
矢継ぎ早に駒は進む。
着々と次のステージの準備が進んでいるのでしょう。
最初に起きるのは州政府の破綻?それともメガ・バンクの倒産?
日本のCITIは11月まで預金を引き出さないことを条件に百万円につき5千円キャッシュ・バックするとか。
それって....