大富豪ゲイツさん。
ビジネスマンというより慈善家としての看板が定着してきました。
同じ大富豪(で慈善家)のバッフェトさんとも仲がいい。
新興勢力ですからなにかと既成財閥の目の敵にされました。
ロックフェラーやロスチャイルドの石油メジャーが再統合され超巨大エネルギー企業が
続々と生まれる中、独禁法で攻撃されたのは新興のマイクロソフトでした。
新興財閥の行く末は?
ゲイツもバッフェットの巨大な資産を築いたがこの相続はなかなか簡単ではないです。
既存勢力は所得税も相続税もない頃に天文学的な資産をつくりそれを一族に分散し、
あるいはタックス・ヘイブンをうまく使うことで富の世代継承ができるシステムを作り上げた。
そして新興勢力から収奪しようと虎視眈々としています。
相続で根こそぎ持って行かれるのではゲイツもバッフェトもつまらない。
財産を守るためにカーネギー・メロンのような慈善団体スタイルで行こうとしているのでしょう。
しかし、あれだけおカネに嗅覚鋭い人たちが慈善というと、「そ~お?」と言いたくなる性分。
まだまだ生臭いですよ、この人たち。
全然生臭い。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団は3兆円あまりの資金を持っています。
そしてバフェッとさんは将来的にはやはり3兆円程度の寄付をするそうです。
共同経営(?)者。
これはお金が集まるぞということで世界中から出資の申し込みが殺到しているとか。
慈善ビジネスでしょうか。
一時は独禁法で攻撃されたマイクロ・ソフトですがその後は強力な味方を得たのか
今ではOSで独占的なシェアも許されるようになった。
既存勢力と手打ちをしたのでしょうか。
そんなゲイツがご執心なのが原子力と感染症ワクチン。
石油資本の戦争屋とは違う系列のようにも思える。
数千億円の資金を原子力新技術開発に投資するとか。
石油、ガソリン車より原子力、電気自動車。
流れとしては本流になりそうか。
オバマの核軍縮とも関係のある話でしょうからこちらは良しとして、
低開発国向け感染症ワクチンに一兆円出すという話。
こちらは何か不気味な感じ。
頚がんワクチンに巨額の補助金を出す地方自治体が日本でも出ましたが、
なにやら変な雰囲気。
いかにも唐突。
年間死者2500人のこの病気に、4.5万円のワクチンを無償で投与する、しかも子供に。
これをプロモートする元アイドル歌手が自民党から立候補するらしい。
ある種の流れが作り出されているのではないか。
製薬会社は当然欧米でしょうね。
誰がシナリオを書いているのか。
ビル・ゲイツが一番関心を持っているのが人類の持続可能性。
このまま発展途上国の人口が増え続けると環境、水・エネルギーなどの資源との
バランスが取れなくなる。
世界各国政府に任せていたら人口は今世紀半ばにも100億を突破する。
「我々」がこれを止めなければいけないと物騒なことを言っている。
国連はBRICSなどの発展途上国の力がますます強まるでしょうから、この「我々」というのは国連ではない。
とても不気味です。
そしてゲイツやバッフェトがもうひとつやっているのが北極に種子保存庫を作ること。
地球上の植物の多様性を担保するために300万種類の種子を保存する。
地球存亡の危機後の再生プロジェクト。
ユダヤ・キリスト教に共通する創世記の神話である「ノアの箱舟」。
選ばれた人のみ生き残る権利があるという選民思想。
このプロジェクトにはモンサントやデビッド・ロックフェラーも参加している。
ぼんやりとしていますがある種の危険の種を感じてしまいませんか。
人類大幅削減後のビジネス臭もプンプン。
人口減少論者、低開発国向け感染症ワクチン、ノアの箱舟の三題噺。
核戦争、環境破壊、あるいは生物兵器(もしかして感染症ワクチン?)によるハルマゲドン以後の世界を
考えている人たち.... なんて考えすぎ?
大多数の日本人はノアの箱舟には招待されないっすよ。
ウォッチしたいと思います。