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国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

国策捜査

2010-01-18 01:00:00 | 政治外交



国策捜査という言葉を普及させた佐藤優さんの予告通り(11月30日ブログ)、元秘書の石川議員が逮捕され
東京地検特捜部のキャメルコートは小沢逮捕まで突っ走るのでしょうか。

エリートである官僚は政治家ごときに国を任せておけないという論理で「国賊」を誅するのか。
現代の2.26事件かもしれません(宗男さんも最近そう言っているらしい)。

佐藤さんの「見立て」はとても面白いので一番下に再録します。

まあ、ダーティー・イメージを国民に植え付けるだけでも目的達成かもしれないが、参議院選挙まであといくつの
ネタを持っているのでしょうか。

マスゴミは例によって検察リークという餌にむさぼりつくハイエナですか。
それって死肉ですけど。

小沢さんは予想していたかのように落ち着いているし千葉法務大臣も沈黙を守っている。
やりすぎる検察とか自民は国民の信任を失うかもしれません。

どうでもいいけど、あのカナザワとかいう秘書でも無い秘書。
目つきが悪くて怪しくないですか?
「ガセ・メール」事件を思い出してしまいます。


さて今日の話は違う佐藤さんです。
福島県知事だった佐藤栄佐久さん。
小泉時代の一極集中に反対し霞が関に反旗をあげました。

そして原発反対(プルサーマル)、道州制反対の闘う知事。
片山さんや浅野さんみたいな根性無しではない。
まさに自民、官僚、CIA,マスゴミのペルソナ・ノン・グラータだったのかもしれません。

弟の建設会社絡みの汚職ということで東京地検特捜部に検挙された。




一審と二審で執行猶予付きの有罪となり(刑が軽くなった)まだ裁判活動は続くのだと思いますが
どうやらこれもマスゴミが報じないヒドい話かも知れません。

なんと贈賄額がゼロだと裁判所が認定した。
「無形の贈賄」
素晴らしい創作力です。

無実だし刑務所には入れないが政治家として葬り去る。
東京高裁と地検は仲間なんでしょうか。

大学生になって運転免許を取り一番先に感じたのはある種の「恐怖感」でしたが皆さんはどうでしたか?
えっ、誰も制限速度を守らない、いや守っていると流れに乗れない。

教官が教えてくれました。
「10キロ・オーバーまでは警察は罰しない」。

ということはいつ自分が犯罪者に仕立てられるかも知れない。
そんな権力を検察や裁判所は持っているんですね。





佐藤優の「見立て」

引用はじめ

特捜検察と小沢一郎民主党幹事長の間で、面白いゲームが展開されている。
テーマは、「誰が日本国家を支配するか」ということだ。

特捜検察は、資格試験(国家公務員試験、司法試験)などの資格試験に合格した官僚が
国家を支配すべきと考えている。
明治憲法下の「天皇の官吏」という発想の延長線上の権力観を検察官僚は(恐らく無自覚的に)もっている。

これに対して、小沢氏は、国民の選挙によって選ばれた政治家が国家を支配すべきと考えている。
その意味で、小沢氏は、現行憲法の民主主義をより徹底することを考えている。
民主主義は最終的に数の多い者の意思が採択される。
そうなると8月30日の衆議院議員選挙(総選挙)で圧勝した民主党に権力の実体があるいうことになる。

特捜検察は「きれいな社会」をつくることが自らの使命と考えている。
特捜検察から見るならば、元公設第一秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕、起訴されている
小沢氏に権力が集中することが、職業的良心として許せない。

国家の主人は官僚だと考える検察官僚にとって、民主主義的手続きによって選ばれた政治家であっても、
官僚が定めたゲームのルールに反する者はすべて権力の簒奪者である。
簒奪者から、権力を取り返すことは正義の闘いだ。

こういう発想は昔からある。
1936年に二・二六事件を起こした陸軍青年将校たちも、財閥、政党政治家たちが
簒奪している権力を取り戻そうと、真面目に考え、命がけで行動した。

筆者は、特捜検察を21世紀の青年将校と見ている。検察官僚は、主観的には実に真面目に
日本の将来を考えている(そこに少しだけ、出世への野心が含まれている)。

筆者の見立てでは、現在、検察は2つの突破口を考えている。
一つは鳩山由紀夫総理の「故人献金」問題だ。
もう一つは、小沢氏に関する事件だ。
小沢氏に関する事件は、是非とも「サンズイ」(贈収賄などの汚職事件)を考えているのだと思う。

ここに大きな川がある。
疑惑情報を流すことで、世論を刺激し、川の水量が上がってくる。
いずれ、両岸のどちらかの堤が決壊する。
堤が決壊した側の村は洪水で全滅する。

現在、「鳩山堤」と「小沢堤」がある。
「故人献金」問題で、「鳩山堤」が決壊するかと思ったが、思ったよりも頑強で壊れない。
そこで、今度は「小沢堤」の決壊を狙う。
そこで、石川知裕衆議院議員(民主党、北海道11区)絡みの疑惑報道が最近たくさん出ているのだと思う。

石川氏は、小沢氏の秘書をつとめていた。8月の総選挙では、自民党の中川昭一元財務省(故人)を
破って当選した民主党の星である。
この人物を叩き潰すことができれば、民主党に与える打撃も大きい。

司法記者は、「検察が『石川は階段だ』と言っています」と筆者に伝えてくる。
要するに石川氏という階段を通じて、小沢幹事長にからむ事件をつくっていくという思惑なのだろう。

これは筆者にとってとても懐かしいメロディだ。
もう7年半前のことだが、2002年6月に鈴木宗男衆議院議員が逮捕される過程において、
「外務省のラスプーチン」こと筆者が「階段」として位置づけられていたからだ。

マルクスは、「歴史は繰り返される。一度目は悲劇として。二度目は喜劇として」(『ルイ・ボナパルトの18日』)
と述べている。
当面は、石川知裕氏を巡る状況が、今後も政局の流れを決めるポイントになると思う。









温暖化会議が終わって

2010-01-11 01:00:00 | 政治外交
COP15温暖化会議は予想通り欧米先進国の望む方向には行かなかったですね。

皮肉な事に連日雪の極寒のコペンハーゲンでは法的拘束力のある合意は何もなく、京都議定書より後退しました。

折しも温暖化の根拠となる論文が事実を歪曲したデータに基づいていたこと(CLIMATEGATE)
が発覚した後でした。
日本では殆ど報道されないけど。
何でだ。

あのホッケー・スティック曲線(画像)がどうも捏造だったらしい。

地球の温暖化そのものの真偽が振り出しに戻りました。
ちょっとアメリカのイラク戦争に似ていないこともない。

サダムの「大量破壊兵器」というプロパガンダの虚偽は実際の被害が出てから明白になったが
今回はネタバレが先行したのかもしれない。

今まで温暖化に懐疑を抱く科学者は異端者とされていたが世界中の研究者がおおやけに
IPCC(国連のパネル)やCRU(英国の気候研究所)のやりかたに異議を唱え始めました。

ヒマラヤの氷が2035年までに溶けると言うのも実は2305年の誤植を「まあ、いいか」で採用しちゃったと
IPCCは今頃白状したとか。
そんなのヒドすぎると思うけど。

共犯のNASAもIPCCを援護した数字が実はいい加減でしたと言うはめになった。

グーグルは検索エンジンからCLIMATEGATEの記事を削減したとしてGOOGLEGATEという疑惑も出てきているらしい。
ネットの世界でも隠ぺいや情報操作は日常茶飯事です。

いずれにせよ温暖化ガスによる地球温暖化は「誰か」の利害のために喧伝されていたということが疑われているわけです。
もし温暖化自体がねつ造であるとしたらなんという時間と労力の無駄遣いか。

排出量取引が2005年から始まり急成長しているEUにとっては大きなビジネスチャンスだっただけに失望感が強いのです。

開催地であるデンマークは、EU加盟国の中でも特に環境意識が高く電力の約2割を風力発電で賄い、
世界最大の風力発電機メーカーもあります。
風力発電っておもちゃじゃないの?

COP15を成功させ、京都議定書に代わる新たな枠組み作りを主導したという実績を残せれば、
温暖化対策のリーダーとしてのEUの地位はさらに高まったはず。

京都議定書の1997年当時、交渉をリードしたのはEUでしたね。
当初、2012年までの削減目標を15%といって日本の掲げていた2.5%、米国のゼロ%に先制パンチを食らわせた。

1990年が基準です。
東ドイツで多くの工場が倒産し、英国で石炭火力発電所から天然ガス火力発電所への転換が進み、
東欧諸国の編入も決まりも目標値クリアのハードルは低かった。

ゴアの助けもあり最終的に6-8%で日米欧が合意した(アメリカは批准しなかったが)。

その後ロンドンを中心とする排出権取引は年間8兆円のビッグビジネスに成長しました。
ゴアたちは原子力発電の利害関係者でもあります。
更には欧米先進国が排出権と言う制約で新興国の台頭を抑え込もうと言う意図があった。

しかし今回は排出量チャンピオンの中国と温暖化被害者として援助を受けるG77アフリカ国に振り回されました。
いつの間にか温暖化対策費として先進国が途上国を援助すると言う真逆の方向に行っちゃった。

世界の温暖化ガス排出量のうち、米国、それに今や中国はそれぞれ約2割を占めています。
ポスト京都の枠組みは、いずれは米国と中国を軸に動かざるを得なかったのでしょうが。

温暖化問題の茶番は中国も含め各国が自分勝手で中身の無い削減案を披露することに終始し、
結局鳩山さんの25%も他国の協調を前提としたわけで、ある意味では茶番だったわけです。
確信犯でやってたとしたらたいしたものだが、それは買いかぶり(残念)。

どうせなら小田嶋隆が言っていたように「20%BY2020」のほうがキャッチーでしたね。

しかし、見えてきた方向もあった。
英米単独覇権の後に来るのはもしかして国連主義かもしれないがそれは現常任理事国即ち
第二次大戦の戦勝国体制の国連ではないということ。

アメリカが覇権を降りた後の世界はどうなるのでしょう。
まだ混とんとしていますね。
覇権を続けたいという勢力も最期の抵抗を続けています。



デトロイト上空デルタ機爆破未遂(アルカイダって何だ?)

2010-01-07 01:00:00 | 政治外交
例の航空機爆破未遂事件、謎が多くありません?

この資産家の息子がアルカイダの指令で爆破を試みたと逮捕直後に自供しているようだがなんか「早すぎ」「できすぎ」
の感じもします。

そしてオヤジさんが事前にナイジェリアの米国大使館に情報提供していたというから謎は深まるばかり。
泳がせて実行させたのか。

大体、大型旅客機を墜落させるような爆発物って一人で隠して機内に持ち込めるんでしょうか。
地対空ミサイルにも使うPETNが航空機に穴をあけられるくらいの分量(どの位か知りませんが)
持ち込めるようじゃ搭乗前の検査なんか意味ないですよネエ。

さて、サウジの大金持ちビンラディンがリーダーとされるがアルカイダですが謎が多い。

アルカイダはCIAが訓練したゲリラ組織を列挙したデータベースに過ぎない。
つまりアルカイダという名のテロ組織は実は存在しないと言った英国クック外相は59歳で登山中に突然死した。

別にイギリスが戦争屋に加担していなかったわけではなく、世界中で戦争をしかけては失敗するのはやめて
温暖化問題とかでっちあげて新興国や日本のピンハネするほうが効率がいいと思っただけでしょうが。

統制系列もはっきりしない組織に9.11のような大規模テロができるのか。
大いに疑問を感じるところでありますね。

もともとは1978年のソ連によるアフガニスタン侵攻に対抗するためにアメリカのCIAが育てた
反ソ義勇軍に端を発するわけです。

ソビエト連邦崩壊にいたる国力衰退をもたらしたあの侵攻。
アメリカの指導者たちが歴史に学ばないはずがない。
同時多発テロ発生からタリバン攻撃までの手際がよすぎる気もする。

そして今回の未遂事件。
「国際テロ組織」アルカイダ有限会社のイエメン支店が訓練して爆弾も渡したんですって。

やっぱり次はイエメンですか。
ついにアメリカの戦争はアラビア半島に戦線拡大か。

これが実際イスラム原理主義によるテロだとすると納得できます。
アメリカをアフガニスタンの泥沼に引き込んでは逃げ回り、時々攻撃に出て米軍に被害を与え
絶対に帰さない。

イラクから撤退するアメリカの同盟国サウジに敵対するイエメン反政府軍からちょっかいを出させ
参戦させ消耗させる。

逆にアメリカの戦争屋がオバマにアフガニスタンから撤退できないようイスラム原理主義の危険さを
世論に訴えるための自作自演としても辻褄が合う。
アルカイダ=CIAだとしたら尚更です。
9.11は何だったのか。

さらに戦線をサウジ、イエメンまで拡大し世界最大の産油国を武力で抑え込もうとしているのか。
既に英米対テロ部隊創設の話も出ていて戦争屋は盛り上がっている。

しかし、これはあまりにおバカっぽい。
うまくいくはずないでしょう。
国益に反してますね、軍産複合体(でしたっけ?)の私利私欲でしょう、その場合。

田中宇が前から言っている英米一極主義者(戦争屋・CIA)と多極主義者(銀行屋)の暗闘で
多極派が戦争をやりすぎるまでやらせて失敗させる戦略という「宇」がった見方さえマンザラでは、
とか思ってしまう複雑怪奇さ。

そしてこの「イエメン支店」ったら、犯行を確認する声明まで出した。
カッコ悪く失敗した作戦なのに、なんでだろう。
戦争をしたい人、させたい人にとって都合のいい展開であることは間違いない。

いずれにせよ、アメリカがまた新しい戦争を始めるのは是非止めてもらいたいと思います。
経済が悪くなると軍需で景気を浮上させる(日本も朝鮮戦争の恩恵を受けたし、FDRも日本を誘い込み
先の大戦に参戦することで不況を脱しました)というパターン。

国内に不満を抱える政権がやりがちな「禁じ手」でもあります。
FRBによる金融危機の先送りは財政危機となり出口戦略を考えなければいけない時期でもある。

マーケットはこれを見越してか銅とか石油が異様に高止まりしていますね。
これってじわじわと実体経済を痛めつけると思われます。

そんなに欲張らないでいいじゃない。
平和に行きましょうよと思ってしまいます。


亡国官僚(害務省)と戦争屋の巻き返し

2010-01-05 01:00:00 | 政治外交
最近のニュースで藤崎とかいう駐米大使の話が出てましたね。
クリントン国務長官に呼びつけられ普天間基地問題の日米合意を守れと恫喝されたと。

クリントン夫妻は英米一極グローバリズム・戦争屋の一派とも言われているので、オザワ民主党政権が
乗っかっている多極化グループへの反撃かなと見ていました。

戦争屋の手先である日本のマスゴミがいっせい「アメリカを怒らせた」と書きたてる、
まあガイアツ・ニッポンの日常茶飯事です。

しかし、びっくりしたなあ。
実は呼び出されたんじゃなく自分で出向いた自作自演だと先方報道官にすっぱ抜かれた。
そして新聞テレビはこの恥ずべき茶番を殆ど報道しない(やっぱりね)。

グローバリズムという英米覇権主義が立ち行かなくなってきました。
最後の引き金になったのがアフガニスタンの泥沼と金融崩壊(まだ危機ですか)ですね。

民主党への政権交代は偶然なのか新しい時代に即応したもの。
英米は覇権国の責任を半分中国に押し付けG2みたいな話もあったが
やはりG8からG20の流れの中で多極化が進み、EUのような共同体がいくつかできるのでしょうか。

英米覇権が自民党時代の日本に恩恵を与え戦後の復興、経済成長に与えた影響は大きい。
アメリカに感謝すべきことは多々あると思います。
そして冷戦下の朝鮮戦争特需で日本経済は離陸のきっかけをつかんだ。
この自民党体制を支えてきたのが官僚組織、経団連、マスコミとその上に立つ米政府。

しかし日本を含む各国は急速に英米に追いつき競争者となり経済摩擦が起きました。
ベトナム戦争などで疲弊したアメリカは軍産複合体のもと主に英国が策略をめぐらせてつくる
国際緊張によって繁栄する「戦争屋」経済となった。

しかし冷戦は崩壊し次なる主産業としての金融資本主義がグローバルスタンダードの名のもとで
世界中で猛威をふるいました。

そして今、イラク、アフガンでの負け戦と金融資本主義の崩壊でパラダイムが大きく変わりつつあります。

特にアフガンの戦争は致命的です。
地形的にも闘う相手も尋常でない。
ドツボでしょうか。

タリバンの戦略はアメリカ人を絶対に帰さないこと。
そしてイラクから撤退しようとするアメリカはイエメン反政府軍・サウジの紛争に
巻き込まれようとしている。

覇権は美味しいが余程実力差がないと維持できない。
もう無理でしょうね。

しかし世界のパラダイムシフトは一朝一夕に起きないのですね。
旧勢力の抵抗はまだまだ続く。

旧(?)自民党、害務省をはじめとする官僚、マスコミもマスゴミになった。
自民党と一心同体で脳死状態のケイダンレン。
ウエブで喝采するネXウヨと言われている人たちも怪しい。

覇権国をやめて沖縄からも出て行くつもりの米軍。
いてもらいたい旧勢力は策を弄している様子です。

外務省はアメリカの庇護のもとに権益を守りたい。
何よりも官僚王国を崩壊させようとしている小沢を恐れている。
建設利権もある。
アメリカだってどうせ出て行くならそれまで少しでも多く日本から巻き上げたい。

大体、ルース駐日大使が普天間問題で岡田外相に「顔を真っ赤にして怒った」なんて報道。
ウソでしょ。
外交官はそんなことしませんよ。
新米派といわれる岡田さんだって否定している。

この問題は長年の懸案。
新政権が少し時間をかけるといっても外交官が激怒するなんてありえない。
そんなことがあったら日本人が怒ればいい。

倒錯していると思いませんか。
こういう場合アメリカの恫喝を非とし日本の主権を主張する報道姿勢が普通でしょ。
ガイアツ中毒の依存症でしょうか。

藤崎大使の件、日本のマスゴミと官僚がでっち上げたデマと見るのが正解ではないか。
画像も出ていたが電通の子分の共同通信と共謀したヤラセでしょうね。




しかし鳩山さんは早くもブレ始めました。
外交ブレインも多極派のメッセンジャーである寺島さんから英米一極主義派の岡本さんに変えるとか。

普天間問題も「岡田外相のもとに有識者委員会をつくって議論」しているそうだ。

座長が自民党政権の御用学者北岡東大教授というのだから開いた口がふさがりません。
自民と同じ「委員会丸投げ」手法。

パラダイムが変わりつつあるのに気付いていないのかなあ。
それとも敵を欺く..??
宇宙人ですからね(奥さんも火星?だかに行ったんでしたっけ)。




小沢一郎の新年あいさつ

2010-01-04 01:00:00 | 政治外交
これを読む限り少しマシな政治家みたいです(意外にも)が、どうでしょう。
好き嫌いは別にして。
それと恫喝、縦型の手法はどうかなと思います。

官僚(東京地検)は石川議員を足がかりにオザワの首を狙っているがどうなりますか。

以下小沢一郎、新年の挨拶。


≪ 国民も「自分たちが政治を変える」意識改革が必要

『 本当の議会制民主主義が動き出す。国民の方々はそれを見た時に、これこそが政権交代だと、実感される。2010年はそんな年になると思います。

政権交代を実現した民主党の政権は早速、事業仕分けで予算編成の過程をオープンにしました。事業仕分けを経て、編成した来年度予算案は、国民と約束した 「コンクリートから人へ」、つまり、人にやさしい政治を反映した予算案になっています。

自民党や専門家、メディアがバラマキだと批判した子ども手当、農家への戸別所得補償、高速道路無料化など、官僚任せの政治では絶対できなかったことが始まります。

もちろん、これらも政権交代の成果ですが、もうひとつ、大きなメディアでさえ、ほとんど理解していないのが国会の改革、政治改革です。
通常国会では冒頭に国会法など改正案を通したいと思います。官僚の答弁がなくなり、国会審議は様変わりします。政治主導を貫くために副大臣、政務官も増やさないといけない。戸別訪問の解禁をはじめ選挙運動の自由化、政治資金の透明化も進めたい。

僕がずっとやってきたのは、国民主導の政治を機能させる仕組みづくりなのです。これまでの日本にはそれがなかった。国民が政権交代を望んでも、政治のシステムが阻害してきた。

日本は今まで、大まかな、いい時代だったのです。順調に経済が成長し、格差のない社会だった。だから、国民は官僚支配の政治を肯定し、それを変えることに躊躇(ちゅうちょ)、ためらいがあった。

しかし、いわゆる「小泉改革」以来、格差はどんどん広がるし、年末のボーナスの減り方は過去最高でしょう。
ここ10年くらいで日本はめちゃくちゃになった。これからはもっと危ない。もう我慢できないということで、政権交代が実現したのです。
国民の皆さんには、自分たちが政権を変えたのだという自覚を持って欲しい。政治主導とは国民主導です。官僚任せ、お上任せの政治ではなく、自分たちが監視し、自分たちが 政治を変える。そうした意識を持って欲しい。

僕たちも政治主導がきちんと機能するように政治改革、国会改革をやっているのです。
もし我々が国民の期待に応えられないようであれば、より良い政党を選べばいい。そういうシステムにするのが僕の長年の夢であり、ようやくその第一歩を踏み出した。日本の政治は間違 いなく変わっていきます。

野党のための改革なのにわかっていない

国民が政権選択をするためには野党も重要です。みんなが勘違いをしているのですが、日本では国会の第1党が政府をつくるから、その意味では完全な三権分立ではないんです。
政府・与党が行政と立法を押さえている。僕は15年間野党暮らしをしてきたから、よく分かりますが、野党には何の情報もないのです。
だから、我々が議会の多数を取っている間に、国会の機能を充実させたい。国会の情報収集能力を強化させ、野党もしっかりとした情報を取れるようにしたい。
そうすれば、国会で与野党がより活発な議論ができるわけです。

それこそが政治主導なのに、さっぱり分かっていないのが自民党自身なんです。
自民党は、次の時代を背負って立つ人が出てこないとダメです。旧態依然の感覚では再生できない。
僕は自民党を否定しているわけではありません。自民党は日本的なモラルのある政党で、いいところがあったけれども、長年、権力を握っていたせいで、その政治権力そのものを自分たちのものにしようとして、堕落した。

だから、国民からノーを突き付けられた。自民党は今度の参院選で負けると、本当に壊滅的になってしまう。でも、一度、徹底的にやられないとダメなんです。再生はそれからです。

だから僕は参院選の準備は一生懸命やっています。目標は民主党の単独過半数獲得。そのためには60議席以上取らなければなりません。

若けりゃ両方再生したい 民主党だって、まだまだ成熟していません、完璧な政党ではありません。民主党をしっかりとしたものにして、一方で自民党の再生・再建に期待したい。
そうなれば、2大政党制が本当に機能する。僕がもう少し若ければ、その両方をやる余裕があるけれども、この年だからムリ。

まずは民主党をしっかりさせることで精いっぱいです。いずれにしても、政府、内閣、そして、政治のあり方を決めるのは国民自身です。
民主主義の基本は選挙であり、主権者が主権を行使する機会は選挙しかない。
その意味で、これまでのように選挙を軽視する風潮は非常に危険です。民主主義を否定することになる。国民が自分でよりよい政治を選択する。それによって、国民の側にも責任が生じる。これからはそういう時代になるのです。 』

● おざわ・いちろう 1942年、岩手県水沢市出身。岩手4区、当選14回。慶応大経済学部卒、日大大学院を経て、69年の衆院選で旧岩手2区から自民党公 認候補で初当選。田中角栄の秘蔵っ子として、瞬く間に頭角を現した。85年の第2次中曽根内閣(第2次改造内閣)で自治大臣兼国家公安委員長として初入 閣。89年、史上最年少の47歳で自民党幹事長に就任。しかし、政治改革を断行するために93年に自民党を離党。新生党、新進党、自由党を経て03年、自 由、民主両党合併により民主党へ。06年に民主党代表になったが、秘書の逮捕の後、辞任。09年9月、政権交代を実現させると、幹事長に就任した。好きな 言葉は「変わらずに残るためには、変わらなければならない」。 ≫


サラ(セイラ)ペイリン、オバマ、銀行ボーナス

2009-12-28 01:00:00 | 政治外交
サラ・ペイリン45歳、共和党保守派。
アラスカ州知事の地位を捨て先の大統領選でマケインの副大統領候補になった。

中道のマケインに満足していなかった保守層の支持で一時オバマ・バイデンを追い上げました。

3年前までパスポートを申請したことがないという丸ドメ(まるでドメスティック)。
アフリカは国の名前だと思っていたらしい。
覇権国を止めて内向きになりつつあるアメリカの象徴なんでしょうか。

日本では眼鏡が福井製だとか、小浜市のオバマ支持みたいな軽い話題になりましたね。

この人が最近2012年大統領選挙の候補者として急浮上しているそうです。

きっかけが出版した回顧録。
「ゴーイング・ローグ(はぐれもの)」と題したこの本が150万部の大ヒットになった。

現時点でのオバマの最も苦しい医療保険改革に反対する彼女は自叙伝のセールス・ツアーを実施中。
各地で保守派の熱いエールを受けています。

アメリカという国、我々外国人にはニューヨーカーや金融資本が露出度が多いですがこれは
ほんの一部。
大多数の国民は違うんですね。
40%が保守派、36%が穏健派でリベラルは20%とか。

これに反してこのところ人気の落ちているのがオバマさん。
ノーベル賞もらったのよりオリンピックで落選したほうを言われてしまう。

二つの負け戦と未曾有の金融崩壊のなかで就任した悲劇の大統領ではないでしょうか。

医療保険改革に環境ビジネスでの経済再生、核廃絶と掲げる政策は将来を見据えたものとは思うが
即効性がない。
国民の関心事は雇用の一点でしょうね。

この先何があるかわかりませんが、普通に考えると任期を全うできれば大ハッピーではないか。

オバマさん、サラの人気を意識したわけでもないでしょうが金融機関の巨額ボーナス支給に断固反対し
ここでは国民の喝采を受けています。

実際には終始一貫この件では強硬派で今年1月にも大激怒した。

政府の救済で生き残った大商業銀行、投資銀行はFRBのタダ金を株式、商品投機などの
運用にまわし大きな利益を上げています。

そして上がった利益を懲りもせず持ち逃げしようとしているわけです。

こういう一部アメリカ人の恥知らずの強欲ぶりは我々日本人にはなかなか理解できないと思います。
幸いなことですが。

この人たちが今、アメリカと世界を大きな不幸に陥らせているのですが全く反省のかけらもない、
自己中心のカネの亡者と言っていい。

昔は結構まともだったんですね。
ゴールドマンはフォードを育て、モーガンはGMを育てた。

日本もそうでした。
松下幸之助が融資を頼んだら住銀の支店長に「まず売掛金を回収しなさい」と言われた。
経営コンサルタントが銀行の仕事だった。

それがバブルで土地持ちにペンシルビルを建てさせるみたいな楽な道に行ってしまい
本来の銀行マンとしてのノウハウを失った。
いまだに日本の金融業界が迷走を続けている所以でしょう。

さてオバマさん、政府の金を使っているのに高額なボーナスを分け合う金融機関を絶対に許さないと言った。
そして金融破たんのスケープ・ゴートのゴールドマンを血祭りに上げようという話まで持ち上がっているらしい。

6月に9千億円の政府資金を完済し、ボーナス1.8兆円を山分けしようとしていました。

慌てたゴールドマン、今年は現金支給をやめて5年間換金できない株式のみの支給にすると決定し、
ひとまず事は沈静化した。

しかしさすが強欲金融資本。
ここに来てシティー、ウェルス・ファーゴが公的資金の返済を始めた。

しがらみなくして国民の財産を自分たちのボーナスで山分けしようという魂胆が丸見えですね。
この人たち手厚い税制上の優遇措置をしてもらっているし、大体サバイブしていることが
政府の助けがあってのこと。

油断も隙もあったもんじゃないがオバさんのお手並み拝見。
ヨーロッパでは既に課税が強化されるなど具体策が取られています。


なんでハゲタ

2009-12-22 01:00:00 | 政治外交
昨日の続き。

アメリカの一極支配は二つの戦争、それに国内産業を育成せずグローバル主義で海外を
搾取ばかりしていた投資銀行が自滅することでどうやら終わろうとしていますね。

親米派の吉田茂さんが確立した防衛お任せの安保路線で経済成長した日本。
しかし先生のアメリカよりうまくやっちゃたもので経済戦争が勃発した。

近年の日米関係はアメリカが昔の恩返しをしろとすごむパターン。
気前のいいアメリカはベトナム戦争以来いなくなりペルー提督以来の恫喝外交を日本に仕掛けてきた。
独立の気概の無い日本官僚、政治家、そして一般国民は身をかがめて嵐の去るのを待つ。

これもまだアメリカが覇権国で力があり(こわい)、利用価値もあったから。
これが変わってきている。
もう覇権国なんて大変な仕事やる気も力もないんでしょうね。
それどころじゃあないです。

沖縄の基地なんか日本を守るためにあるわけではない。
だからグアムにいずれ移転する。

パパ・ブッシュは湾岸戦争のピンポイント爆撃でイラクを叩いたが地上軍を派遣してサダム・フセインの
首を取らなかった。

同盟国が協力しない戦争は勝てないと知っていたんですね。
さすが大戦の英雄です。

息子は親の教訓を身につけていなかったのか、自分の戦争を勝手に始めて泥沼に入り込んだ。

今後アメリカが単独軍事行動をする可能性はうんと低くなり、他にいいビークルがないので
国連中心になるのかもしれない。

しかしG8からG20に移る過程で国連は先進常任理事国のものから新興国に乗っ取られつつあります。
温暖化問題も英米が新興国を抑え込み、日本からカネを巻き上げるはずがいつのまにか
COP15では先進国から後進国におカネを渡すというスキームに変わってきた。

中国の別働隊、アフリカなど130国の途上国で作るG77に押し切られた。
今後、国連はもっと途上国よりになる。

どっちも日本は取られるだけでしょうが。
わざわざ自分から罠に入るハトヤマさんはドMでしょうか。
資産をお持ちの方が私財を投じられるのは一向にかまわないが日本はカネ無いよ。

中国人は先進国と新興国の顔を使い分けるという新手の政治経済パワーですね。
発展途上国の恩恵はばっちりいただき、アフリカ諸国には先進国としてばら撒きリーダーになった。

油断も隙もならない。
形は偽装しながらまだ中国にODAを続けている日本。
日本はカネ無いよ(!)。

こういうところを事業仕訳してほしい。
腐れ外務省の利権ですね。
在日米軍への「思いやり予算」も同じ。

さてやっと昨日の続き。
多極主義で中国にすり寄る小沢さんに待ったをかけたのがハゲタ(ハケタらしい)宮内庁長官。
小沢さんの朝貢旅行は恥さらしだが反小沢の動きも怪しい。

警察とか内務官僚の天下りポストで元厚生事務次官。
官僚のトップになるくらいの人だからロクなもんじゃない。

小泉さんの任命です。
そう対米追従派ですね。
なんの意図だかわかりませんが女系天皇皇位継承とか皇太子批判とか小賢しい策略を仕掛けるのが得意な人。

それを援護して小沢叩きに走る大新聞。
全く懲りない米国、官僚追随。
二階問題に手をつけたというアリバイで小沢を狙う検察。

つくづく思いません?

なんで親米と親中ばかりで親日がいないんだ。
みっともないよ日本。
さっさと憲法を改正して独立しようという議論がなぜ出てこない。

だっておかしいでしょう。
憲法理念の「空想的平和主義」が大事なら外国軍に守ってもらう必要はないし
自衛隊もいらない。

核ミサイルを台湾や日本に向ける中国や北朝鮮は「憲法違反」です。
「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼」のが憲法の理念。

護憲なのに日米安保を支持すると言った途端に社会党は消滅した。
(社民党の阿部さんも最近また言っちゃった。)

国民が大事な議論を避けるからウソっぱちの神学論争が延々と続く。
自衛隊の海外派遣でもそうです。
戦争の危険の無いところに軍隊を送るなんて悪い冗談をを世界はどう見るか。

思考停止の、植民地根性の、外圧依存性の国家では誰からも尊敬されっこない。
両陣営からバカにされ脅され強請られるのがオチです。

しかし改めてすごいと思ったのが皇室パワー。
あの中国ですよ。
あの反日国家の次期リーダーが頑張って根回しして謁見できてご満悦。

会ってもらうだけでいいんでしょう。
太子党で江沢民の子分ですが国内の基盤は万全なんでしょうか。
今回の会見の映像は強いインパクトを中国国民に与えたのではないか。

形は「自分の子分の民主党のいいなりになる皇室」ということかもしれないが
政治的価値が高いことをあらためて証明してくれました。
そうです。みなさん陛下にお会いしたいのです、本心。

われわれ「団塊」とか言われる世代は皇室に対する反感が強い人が多い。
左翼全盛の時代ですから。
しかし若い世代では皇室に対する親近感は高まっているといわれています。

どこにでもあるようなものは余り価値がない。
古臭く思えても、かっこよくなくてもその土地にしかないものが外から見れば魅力になる。
日本独自のものが長い目で見て日本の財産ですね。

その代表の一つが皇室でしょうか。
もし東アジア共同体ができるようなことがあれば象徴元首は案外日本の天皇陛下かも。

そういえば東アジア共同体の訳語で「大東亜共栄圏」ていうのがシンガポールであるらしい。
笑えます。

社民党や国民新党の使い道

2009-12-21 01:00:00 | 政治外交
元社会党の仙谷大臣。
「政治の文化大革命が始まった」と言ってしまいました。
事業仕訳けを自画自賛したつもりらしいんですが。

中国の文化は近代に「共産革命」と「文化大革命」という二つの愚行で分断された悲劇の歴史を持ちます。
これらは深い傷として今後の中国にも影を落とすことになります。
文化大革命では2千万人ともその3倍ともいわれる人が粛清された。

いまどきこれを再評価する発言がでるとは。
まだ文化大革命を賛美する旧左翼アタマなのかと愕然としました。
お里が知れるといったところか。

本家の社民党はどうかというと、近頃福島党首の米軍普天間基地の辺野古移転に反対し
連立離脱するぞという姿勢が報道されますね。
自分のアイデンティティは大事にしないと。

かつて、まだ名前が社会党だった頃、政権欲しさに自民党と組みました。
そこで「自衛隊は合憲です」という、大ブッタマゲ爆弾発言がありました。

党首は首相の座に座ることができたが政権は長く続かず、国民に見捨てられ急速に衰退した
社会党は落ちぶれていまの社民党になりました。

まあ、実のところはそれほど原理主義者というわけではなく昔から自民党とつるんだガス抜き業
だったんでしょうが、それが露骨にバレた。

今回も閣僚になったためフクシマさんは夫婦でクールに蓄財してたのがわかっちゃった。
どうでもいい事だが「人権弁護士っていい商売なのか」と皮肉られている。

ここで民主にすり寄るのは大変危険です。
でも政権与党から放り出されたくない。
実は普天間問題でも党首選挙で照屋という対立候補が出てあわてて強硬路線に変わっただけ。

公明党と同じジレンマですね。

小沢さんが描いた絵でしょうね。
昔は親米派だった小沢さん。
最近になって世の中が多極化に向かっていることを深く認識したのではないか。
第7艦隊発言もあった。

しかし英米覇権主義者(戦争屋)がまだギブアップしたわけではない。
連日新聞テレビが「沖縄移転問題でアメリカが怒るぞ」みたいな頓珍漢なコメントを垂れ流して
いるのも彼らのメディア支配が健在ということ。

党内にもまだ前原さん一派みたいな自民党清和会別働隊もいるし。

そういう時に役に立つのが社民党ですね。
「連立ですからいろんなことを言う人がいましてね、コマッタなあ」みたいなこと。

亀井大臣も同じ。
民主党マニフェストは絵に描いた餅。
いくら事業仕訳をしても景気対策費は出てこない。

こんなものに制約されていては景気の浮上はありえない。
財政出動も金融緩和も規制緩和もぜーんぶ必要な危機です。
大きな声では言えないが小泉竹中だってすべて間違っていたわけではない。

そこで亀井さんが吠えまくり世論を誘導する。

小沢さんが表に出るとロクなことはない。
口下手で無理やり作る笑顔も「気持ちが悪い」を通り越して「痛ましい」。
あるいは先日みたいにブチ切れてしまう。

政権交代についていろいろ書きましたが自分の不明をちょっと恥じているところです。

第一が社民党、国民新党との連立を批判したがこれは小澤さんの真意がわかってなかった。

第二は政権交代といってもたかが自民党清和会と旧自民党経世会との違いしかないと言いました。

確かにそうだがこの差は大きい。

日本は小沢、鳩山政権で多極化に舵を切ったわけです。
ただ小沢、鳩山式の中国に吸い寄せられるような共同体はちょっと違う気がする。

外国人参政権、朝貢使節団はまったくもっていただけない。
習さんが会いたいというのだから天皇に御出馬いただくには大目に見ていいと思うが(羽毛田のほうが怪しい)。

日本は英国と似た立ち位置なのではないでしょうか。
東アジア共同体に名を連ねながら北南米共同体との架け橋みたいなことではないかな。
無理ですよ、一党独裁の国と一心同体のパートナーシップは。

いずれにせよ皮肉にも清和会最後の首相であった安部さんの「戦後レジームからの脱却」が始まった。
(もっとも安部さんは清和会でも「対米追従型」ではなく中川昭一さんとか平沼さんのような
「独立派」です。)

田中経世会はそういう団体だったんでしょうね。
しかし田中親子みたいに中国にすり寄るだけなのでしょうか、小沢さんも。
そうでないことを願います。

ラガーマン精神(いい話だなあ)

2009-12-10 01:00:00 | 政治外交
イラク復興支援中の2003年、凶弾に倒れた外交官の奥克彦大使をしのぶラグビー大会が、
6回目の命日前日となる11月28日、ロンドン郊外で開かれた。


05年に始まった「奥克彦記念杯」。ロンドン在住日本人を中心とする「ロンドンジャパニーズ(ロンジャパ)」が、
オックスフォード大とケンブリッジ大OBらで作るクラブと対戦し、31―44で逆転負けした。

奥氏はロンジャパ創立メンバーで、オ大でも正選手として活躍。第5回大会には約60人が参加し、
試合前に黙とうをささげた。奥氏の親友で大会発起人のレジ・クラークさんは「永遠にこの大会を続けたい」
と話した。(ロンドン、大塚貴司)

(2009年11月29日18時02分 読売新聞)


暫定当局との会議に出席するためティクリットを訪れた奥参事官が井ノ上三等書記官とともに
何者かに殺害されて6年になります。

外務省のアメリカスクールに属する言われていますが、当時は日本企業の権益を守るために
走り回ったから、あるいは日本をイラク戦争に引き込むためにアメリカ軍に暗殺された
という噂もありましたが、どうなんでしょう。

なんでもかんでもアメリカの陰謀というのもちょっと安直ですが。

とても正義感のつよい熱血漢で外務官僚だったやんごとない方も大変ショックを受けたと言われてました。

イラク戦争をアメリカの石油戦略と喝破していた奥さん。
この泥沼をどう見ているのでしょうか。

アメリカはアフガニスタン、イラクの泥沼から抜けられない。
タリバン・アルカイダの戦略はアメリカに撤兵を許さず徹底的に消耗させる、ということらしい。

オバマはアフガニスタンから撤兵したいがあからさまに戦争屋と対決できない。
ケネディー(暗殺)やニクソン(失脚)の運命はたどりたくないですから。
クリントンたちの味方みたいなふりをするのでしょう、しばらく。

アフガン、イラクでの戦争はベトナムと同様アメリカにとって歴史的なエポックになったようです。

今回は世界にとっても大きなエポックとなる予感も。




正義の味方「必殺仕分け人」

2009-12-01 01:00:00 | 政治外交
事業仕分け人がマスゴミを賑わせている。

なんかあったな、こういうの。
そうそう「鬼平」三重野日銀総裁。

バブルが破裂したのに容赦なくカネを絞り上げた。
マスゴミに扇動された国民も彼を英雄扱いしちゃいましたね。

平成の鬼平とか言って佐高信とかが持ち上げたこの人、もともと日銀の使命でもあるインフレ退治
に邁進した原理主義者。

一般企業という外の空気を吸ってきた速水さん以外はみんなそうですね。
デフレなのに金利を上げちゃった福井さんとか。

今回政府はやっとデフレ宣言したが、嘘おっしゃい。
三重野さん以来日本はデフレを脱却していないんじゃないかな。

確かにバブル紳士は不愉快でしたね。
でも嫉妬もありました、正直な話。

結果は、言わずもがな。
成金と一緒に日本も沈没した。

三重野さん日本の株価を半分にすると息巻いた。
結果は5分の1位になっちゃたんですね。

今回の仕分け。
実際はわからないがテレビで繰り返し放映される部分。
まあ、人民裁判ですね。

悪い官僚がとっちめられる。
国民は胸のすく思い。

でもね、これって早くも官僚の反撃かも。
国民からも仕分け人に対する反感が出るでしょう。

マスゴミは実はまだ官僚側ですからね。
今は様子を見ているがそのうち大反撃するでしょうね。

マスゴミと官僚が結託するパワーはすさまじい。
小泉さんのときに自民党だけでなく官僚主権もぶっ壊してくれればよかったが。

それはさておき、コストカットしているバヤイでしょうか。
国民経済が不況の底に沈んでいる今。
まるで会社更生法を適用された赤字会社の再建みたい。

即効性のないもの、数値化できないものは切り捨てる。
そうかなあ。
今こそおカネをどんどん刷って無駄に見えても将来につながることを
するべき時ではないでしょうか。

無駄を省くのはいい。スパコンだって文科省の理化学研究所に天下っている役人
が8人の役員のうち4人を占めている状態を改めるべきだと思う。

当然そんな体制で出される方向はお役所的に無難なものになり必ず時代遅れになる。
霞ヶ関の常識は世界の非常識。

官僚主権に挑戦するならそっちが大事。
事業予算の多くの部分が官僚を太らせることに使われている。
この一点を集中的に攻めてはと思いますが。

事業そのものをやめさせるのは本末転倒と言うしかない。
投下資金の効率化でしょう、問題は。

これってコーポレートガバナンスみたいなくだらない話じゃない?
リストラなんか猿でもできる。

売れる事業を手放して財務諸表をよく見せる。
そんなことばかりで大金を手にした大企業経営者はたくさんいた。

「統治」で短期的には数字はよくなる。
でも成長につながる「経営」はそう簡単にいかない。
時間がかかるんですね。

だからボーナスは後の世代が受け取る。
リストラで短期的な成果をあげる経営者は言ってみれば下品。

政治家も同じ。
支持率が上がるときが世の中いい方向に行っているときとは限らない。

教育でも人事でも会社経営でも政治でも「評価」するのが一番難しいんですね。
評価こそもっとも優秀な人がするべき仕事かもしれない。
一般国民として肝に銘じたいと思います。


2分でわかる鳩山システム

2009-11-30 01:00:00 | 政治外交
【脱税総理】2分でわかる鳩山システム


なかなか面白い、鳩山システム。
つまり総理在任中は自分の許可がないと起訴されない。
一方、質問には「捜査中なので答えられない」と言ってればいいんだ。

頑張って長期政権になれば時効でしょうか。
棚橋さんに座布団一枚。

今回の政権交代は日本の戦後政治史上大きなできごとですね。

さらに英米一極が終わりEUが政治統合に向かい多極化が現実化している世界にどう日本が
対処すべきかという点でも大変大きな変化だと思います。

ここに来てまた鳩山さんや小沢さんの政治資金問題がマスゴミを賑わせている。
反米的な人たちは一斉に戦争屋CIAインボー説を叫んでいますが
それもどーかなーと思ってしまう今日この頃です。

鳩山さんのケースはおかあさんからおカネを貰ったみたいですね。
政治家が政治団体を使って政治資金を無税で相続している現状をどう思いますか?

カネと看板を引き継いだ世襲議員が自民にも民主にも跋扈していて近年では二世三世でない首相を
探す方が難しい。

世襲議員が圧倒的なアドバンテージを持つ利点を説明してほしいなあ。
この特権的な相続制度はアンフェアで見直されるべきではないでしょうか。

そんな鳩山さんが更に大金持ちのおかあさんから億単位の現金を貰っているらしい。
それも他人名義で分割され貸付金の扱いになっているようだ。
もっとも無利子で出世払い。
一般人ではひっくり返っても税務署に貸付金とは認めてもらえない。
確信犯的な脱税ですね、そいうことなら。

もっとも特捜部はこういうネタをたくさん持っていて恣意的に政治家に圧力をかけるフシがある。
カメさんとかがデカイ面をする所以でしょうか。

以下、かつて特捜部にいじめられた佐藤優さんの見立てです。
小沢さんは官僚の敵ということか。




引用、

特捜検察と小沢一郎民主党幹事長の間で、面白いゲームが展開されている。
テーマは、「誰が日本国家を支配するか」ということだ。

特捜検察は、資格試験(国家公務員試験、司法試験)などの資格試験に合格した官僚が
国家を支配すべきと考えている。
明治憲法下の「天皇の官吏」という発想の延長線上の権力観を検察官僚は(恐らく無自覚的に)もっている。

これに対して、小沢氏は、国民の選挙によって選ばれた政治家が国家を支配すべきと考えている。
その意味で、小沢氏は、現行憲法の民主主義をより徹底することを考えている。
民主主義は最終的に数の多い者の意思が採択される。
そうなると8月30日の衆議院議員選挙(総選挙)で圧勝した民主党に権力の実体があるいうことになる。

特捜検察は「きれいな社会」をつくることが自らの使命と考えている。
特捜検察から見るならば、元公設第一秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕、起訴されている
小沢氏に権力が集中することが、職業的良心として許せない。

国家の主人は官僚だと考える検察官僚にとって、民主主義的手続きによって選ばれた政治家であっても、
官僚が定めたゲームのルールに反する者はすべて権力の簒奪者である。
簒奪者から、権力を取り返すことは正義の闘いだ。

こういう発想は昔からある。
1936年に二・二六事件を起こした陸軍青年将校たちも、財閥、政党政治家たちが
簒奪している権力を取り戻そうと、真面目に考え、命がけで行動した。

筆者は、特捜検察を21世紀の青年将校と見ている。検察官僚は、主観的には実に真面目に
日本の将来を考えている(そこに少しだけ、出世への野心が含まれている)。

筆者の見立てでは、現在、検察は2つの突破口を考えている。
一つは鳩山由紀夫総理の「故人献金」問題だ。
もう一つは、小沢氏に関する事件だ。
小沢氏に関する事件は、是非とも「サンズイ」(贈収賄などの汚職事件)を考えているのだと思う。

ここに大きな川がある。
疑惑情報を流すことで、世論を刺激し、川の水量が上がってくる。
いずれ、両岸のどちらかの堤が決壊する。
堤が決壊した側の村は洪水で全滅する。

現在、「鳩山堤」と「小沢堤」がある。
「故人献金」問題で、「鳩山堤」が決壊するかと思ったが、思ったよりも頑強で壊れない。
そこで、今度は「小沢堤」の決壊を狙う。
そこで、石川知裕衆議院議員(民主党、北海道11区)絡みの疑惑報道が最近たくさん出ているのだと思う。

石川氏は、小沢氏の秘書をつとめていた。8月の総選挙では、自民党の中川昭一元財務省(故人)を
破って当選した民主党の星である。
この人物を叩き潰すことができれば、民主党に与える打撃も大きい。

司法記者は、「検察が『石川は階段だ』と言っています」と筆者に伝えてくる。
要するに石川氏という階段を通じて、小沢幹事長にからむ事件をつくっていくという思惑なのだろう。

これは筆者にとってとても懐かしいメロディだ。
もう7年半前のことだが、2002年6月に鈴木宗男衆議院議員が逮捕される過程において、
「外務省のラスプーチン」こと筆者が「階段」として位置づけられていたからだ。

マルクスは、「歴史は繰り返される。一度目は悲劇として。二度目は喜劇として」(『ルイ・ボナパルトの18日』)
と述べている。
当面は、石川知裕氏を巡る状況が、今後も政局の流れを決めるポイントになると思う。





何のメリットがあるのか、外国人参政権

2009-11-25 01:00:00 | 政治外交
09.11.11青山繁晴がズバリ!5/5


保守大合同でできた自民党は冷戦下アメリカにつくことで日本を安定させ発展させました。

しかし冷戦は終結し戦争屋の地域紛争戦略もイラクやアフガニスタンの失敗で挫折し、
冷戦終結とともに英米が始めたグローバル化という搾取もサブプライムの自爆で終わった。

世界は今や大きな曲がり角にきていて、そのお先棒を担いできたマスゴミや
外務省は時代に発信する力を失っていますね。

この大きな変化に沿うように誕生した多極主義の民主党政権。
日本は世界の潮流に間に合った(間にあわされた?)というのはご同慶のいたり。

これからはアジアとの繋がりが最も重要になるのでしょうね。

それは結構な事だが、それも方便と言うか日本の歴史の中の一つの時代ということだと思うんです。
しかしこの方向が変に暴走して日本の国の形を悪く変えてしまうようなことがあったら困ります。

外国人参政権、気になるなあ。
何のメリットがあるの、日本にとって?

小沢さん、岡田さん、山岡さん始め民主党議員とかはとてもこの法案の成立にご執心。
まあ多くの議員さんたちも本心はそうでもないのかもしれないが小沢さんにタテつく人はいないでしょうね。
キリスト教が排他的で独善的だって?
あんたに言われたくないっしょ、ジャイアン君。

山岡さんがフライング気味で議員立法での提出を明言したところ反発を買い小沢さんに一任すると言った。

さすが民主党。なんと民主的なんでしょうか。
もともと小沢がやらせたのはミエミエじゃん。

それで今国会の提案は見送られたわけだがこれで諦めたわけでないのです。

小沢さん、最近来日中の韓国民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表と会談しました。
そして永住外国人への地方参政権付与法案について「(議員立法でなく)政府が提案した方がいいと思ってやっている。
やがて片が付きますよ」と述べたと報じられている。

そうです、これって日本国民でなく韓国に対するお約束。

ちょっと冷却期間を置いて来年の通常国会に出し、参院選に勝てば再来年の統一地方選挙に
間に合わせようという作戦らしいです。

なんでこんなにご執心なのか。

だって憲法違反ですぜ、これって。
憲法第15条第1項「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」に
違反しているじゃないっすか。

憲法を無視して、あるいは議論もせず外国人参政権の付与に固執するのでしょうか。
賛成派はこのことにまったく触れようとしない。

外国人に参政権を与えた国は例外なく治安が悪化しているそうですよ。
あの穏やかなニュージーランドが犯罪率世界2位に躍進(?)した。

同じくフィンランド、デンマーク、チリが以下3、4、5位と続くらしい。

韓国は認めているが実は条件がとても厳しく日本人で付与される人はとても少ないいんだとか(10数人)。
外国人に参政権を与えている国はまだ世界でも少数派。
なんで日本が??

多民族のアメリカでも外国人参政権はほぼ全廃された。
国と憲法に忠誠心を持たない人に政治に関与させてはいけないということ。

日本の外国人で取りあえず対象になるのは日本の悪口が国民的娯楽になっている中韓朝ですよ。
そこにわざわざ内政干渉してくれってか。

「アイシング」という題の韓国スポ根ドラマがあるらしい。
名前通りアイスホッケーものなのだが、韓国チームが世界選手権で優勝するお話。
これだけでも笑っちゃうのに決勝戦の相手がなんと日本だと言う。
オカちゃんのワールドカップ4強だけでも笑われているのにアイスホッケーまで期待されても(汗)。

民団やパチンコ業界との腐れ縁。
あんたら選挙に勝てれば国が悪くなってもいいんかい。
マスゴミも今やパチンコ業界は大スポンサーですからね、本件については聞こえないふり。

というか、これって先の衆議院選挙支持の見返りというか約束。
既に立派な「内政干渉」じゃないですか。
憲法より票やカネが大事か、おい小沢。




鳩山さんも友愛で参政権くらいくれてやれと。
フラテニテは「博愛」じゃなくて「友愛」だってわかっているのだと思った。
友愛は「同胞愛」ですよ。
だからフランス革命では40万人が殺されたしフランスは植民地を搾取した。

そして中国。
青山氏も言うとおり大体本土中国人は選挙権なんか持ってない。
だから日本人が中国の選挙権を持つこともない。
実は韓国、朝鮮より中国の方が大問題で、日本で永住する中国人は年間1万人増えていて今後も国の政策として
増やすとのこと。

これに対して朝鮮系の人は二世、三世ですからかなり日本に同化している。
また高齢化で人数も減りつつある。

中国は国策として日本等で永住の中国人を増やし中華街を作らせている。
一世が主です。

特定の地方自治体が中国人に乗っ取られ彼らに都合のいい政治家しか選ばれないという恐れは現実的になる。

対馬が韓国に乗っ取られ、中華街のあるところや沖縄は中国に乗っ取られる。

更には民主党は外国人住民基本法という法律で5年以上滞在する不法移民に日本人と同じ
権利を与えようとしているらしい。

いろいろ提案しては「落とし所」を見定め立法に持っていく算段らしいが、これって成立しちゃいますよ。

民主党はほぼ全員賛成。
公明党はオヤブンが半島の人なので熱心。
自民でもデブ中川のように1000万人移住なんてほざくワルもいる。

あやうし、ニッポンの文化。





失業者は戦場に?

2009-11-17 01:00:00 | 政治外交
オバマがアフガニスタンへの4万人増兵を決めたらしい。

泥沼化しているアフガニスタン。
オバマは内心ここから早く撤退したいのではないか。

友好国パキスタンは経済破綻で消滅寸前の混乱状態。
ロシア経由でしか物資をはこべない。
アメリカはパキスタンの苦境を知りながら助けようとしなかった。

アフガニスタンでもカルザイに選挙での不正をさせてそのあと梯子を外した。
カルザイは傀儡政権から次第に反米になっていく。

戦争屋と銀行屋(根っこは同じだが)のせめぎ合いの中で不思議な展開。
多極化が進むのか、それとも英米支配派の足掻きがあるのか。

フォートフード米軍基地でのイスラム精神科医師による乱射。
これも変な話。
微妙に911っぽいですね。
なんでイスラム原理主義者で自爆テロを賛美し、アメリカ人であるより先ずモスレムだと公言する
人物が米軍基地にいるのか。

レーガン暗殺未遂(写真)とちょっと似ている感じ。
何らかのマインドコントロールだったのか。

あの事件はタカ派のふりをして実は冷戦を終結させるグループだったレーガンを戦争屋・CIAが
葬りさろうとしたのか。
もし同じ勢力が仕掛けたとすれば辻褄があうかな。

何十年かしないと真相は見えてこないかも。

更にはコロンビア国内における7基地の米軍に対する貸与契約の内容が“公表”され、話題を呼んでいるらしい。
契約で貸与される7基地の他、“必要とあらば”他のコロンビア国内の施設(民間含め)全てを利用できる契約だったとか。

臨戦態勢じゃないですか。
早速コロンビアと緊張関係にある隣国ベネズエラのチャベス大統領は、軍に戦闘準備を呼びかけたとか。

明らかな反米諸国への挑発行為。
なんだかきな臭いことを仕掛ける人たちがアメリカにいることは確かか。
それが戦争屋なのか多極派の銀行屋なのかは分からないが。


地方分権

2009-11-13 01:00:00 | 政治外交
しばらく前ですが八ッ場ダム建設中止に地方自治体の首長たちが噛みついたシーンが放映されていた。

選挙に勝った民主党はダム中止を掲げていたので正論ですね。
しかし地方の事は地方に任せろというのもこれまた民主党が言ってきたこと。

エンパーワーメントというのか、国と地方が対等な立場で向き合う時代が来るのか。

確かに霞が関や永田町が日本全国を統一ルールで仕切るのは合理的でない。

偏差値ばかりはいいが無能かもしれないエリートだけではこころもとない。
激変しつつある世の中、国民の総力を挙げたほうがいいに決まっている。

それにもし世界が多極化に向かっているなら、日本の国内もある意味多極化するかも。
九州沖縄はアセアンや中韓との繋がりがますます強くなり、東北、北海道はロシアと経済圏を作るのか。

そうなると地方自治体も中央を向いてばかりいず、自らを経営する気概と能力が求められる。
今の首長たちにそういう力量があるかは知らない。

首長ばかりでなく、霞が関ばかり向いていた地方自治体は急に与えられるかもしれない
自由の重責に耐えられるのか。

私がいた無国籍の石油のトレーディング会社では社員全員が平等、社長と言えどもどうやったら収益があがるか
という視点でのみ経営をやっていた。

翻って、大企業のトップは(日本しか知らないが)経営より統治(ガバナンスとか言う言葉がはやっていた)、
つまり監査とか人事というような管理ですね。

中央の官僚が統治するシステム。
これも大事かもしれないがどういう風に収益を上げようかという視点、つまり経営が先です。

われわれトレーダーは全員自分の与えられた分野で、自分で考え決断し、その結果に責任を取った(取らされた)。
但し、集まった社員は国籍も年齢もバラバラ。
99%が転職組ですからかなり日本のスタイルとは違います。

非常に成功した(今もしているらしい)組織だったが、これっていわば地方分権みたいに
個人個人が経営するということ。

会社の規模が適正だったという事かもしれないが、コーポレートガバナンスみたいな管理に
時間と能力を使わず会社の収益を挙げることに邁進した。

冷戦が終わって20年、英米一極支配が政治軍事でも経済でも終わりつつある。
大変革期ですね。
鎖国で反成長の江戸幕府じゃあるまいし中央官僚による統治の時代じゃない。

トレーダーは極端としても、地方が、更に国民一人一人がいかにやる気をだすか、ですかね。
いずれにしても農家を個別保障とか国の補助金漬けで麻薬常習者のようにして統治するように
地方交付税で自治体を依存体質にするスタイルは最も効率が悪い。

地方がのびのび頑張れば面白くなるでしょう。
地方の生活は確かに人間らしい。
正直、今は東京以外に住む気はしないんだが。
都会っ子ですかね。
東京が楽しすぎる。

でも多くの人がが地方に移り住めば食料問題、エネルギー問題など一気に改善する気もする。
養老さんの言うとおり参勤交代がいいかもしれない。
一年の半分なら田舎暮らしもいい、と思う。

元気は自分で勝ち取るもの。
地方が自己責任で元気になれるのがいい。
従属させるのはダメですね。

北朝鮮続報

2009-11-05 01:00:00 | 政治外交
日本シリーズは日ハムが巨人に並び今日の結果にかかわらず札幌決戦となりました。
面白い。

しかし、なーに、あれ。
ブッシュ始球式に小泉さんって。
外務省役人の加藤コミッショナー、同じくデイビッドロックフェラーの子分ナベツネ。
何考えてるんでしょうか、こいつら。

北朝鮮の話です。

どうも北朝鮮のことはよくわからない。
秘密主義もあるがこちらの目も曇りがち。

社会党、共産党や進歩的チシキ人、良心的マスゴミの北朝鮮賛美から一転して
経済破綻が発覚し幻滅した。

サヨクやマスゴミが奨励した帰国事業は日本からの送金のための人質確保に役立った。
追い打ちをかける拉致問題と悪の枢軸。
この頃から北に関する情報は180度変わってしまった。

中国と同じですね。
一時の蠅も泥棒もいない国という気持ち悪い報道が随分と批判的なものへ転向した。
いつの間にかこの二国、日本人が最も嫌いな国の両横綱。

最近はアメリカも悪い方に頑張っていて逆に中国の印象が良くなっている。
これはアメリカの多極主義者がが日本を怒らせてアジアに押しだす高等戦術と言う説もある。
田中宇によると彼らは沖縄基地再編問題で日本を決定的に怒らせるかもと。
日本人はパールハーバーで懲りているのでそう簡単に挑発には乗らないが。

さて北朝鮮、ここのところ昔の頑なな態度から随分変わってきているというか変わらされている気がする。
先ずはアメリカジャーナリスト解放のクリントン夫妻とのよくできたお芝居。

北とチャンスがあれば事を構えたいと狙っている米国内勢力に煙幕を張る北とヒラリーの非難合戦。
その裏でお父さんの訪朝計画が進められた。

そして温家宝首相の訪朝とその大歓迎。
金正日が国家元首以外を空港で出迎えるのは初めてだそうだ。
2-3000万ドルの無償経済援助のお土産つき。
中国が議長をつとめる六者協議復帰の道筋がくっきり見えている気がする。

もともと冷戦の緊張でしか存在感がない被援助国家。
中国からの石油と食料、日本からの送金以外には闇経済しかない。
そんな国家のオーナーを支える生命維持装置が核。

中国が体制を保証して丸ごと衛星国にしてしまえば核を持たせても問題ない。
東アジアは中国と日本を中核にし、更にアセアンや豪州、NZを加えたた共同体になっていくのだろうか。
政治的、軍事的にはまだ分からないが経済はそっちに向かっているのでしょう。

多極化の流れが加速し始めたのか。
リスボン条約が発効してEU政府ができる。

アメリカは軍事的にはアジアから撤退して行くのでしょうか。
通貨はアメロに変わり日本からの借金は大幅に踏み倒される。
「核の傘」はなくなると思った方がいい。