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国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

そうか鳩山さんは新田義貞でイチローが正成か。佐藤優、害務省。

2010-06-15 01:00:00 | 政治外交



異色の外務官僚、佐藤優さん。
面白いねえ。

今更紹介する必要もない有名人だが敢えて言えばロシア情報のエキスパートで宗男さん追放劇で巻き添えを食った。
微罪で逮捕、長期間拘留され有罪が確定。
「起訴休職外務事務官」という自称で文筆活動をしている。



罪状は公費で勝手にテルアビブ大学教授夫妻を招聘したとか、国際会議に
民間学者7人と外務省職員6人を派遣した際の公費の支出手続きに問題があったという
形式犯。

これで500日を超える拘留と言うのは検察のリンチ以外の何物でもない。
いいんですかねえ、そんな事を許して。
地検特捜部と言うカルト集団。

公費の無駄遣い?
おいおい、機密費を湯水のように私的流用することに罪悪感も持たない外務官僚がかい。
冗談でしょ。

海外に住んだことのある人ならだれでも知っている日本国大使の公私混同生活。
たかがノンキャリ風情が生意気な、ということか。

結局大臣より権力を持った宗男さんが追放され、勝者のはずの真紀子さんも更迭され
外務官僚の圧勝ですな。

宗主国アメリカの威光を借りて政治家を支配する。
あなたたちはそれで幸せかもしれないが在日基地「思いやり予算」だけで年間8000兆円、
間接的な支出を含めて3兆円の無駄カネを税金から払わされている国民はたまったものではない。

アメリカは日本を守るために日本に基地を置いているのではないことは2005年の
「日米同盟の変革と再編」という害務省と呆衛省が勝手に米側と取り交わした合意文書に書いてある。
日本列島の一義的な防衛は日本の担当。

尖閣諸島問題や竹島問題は日中、日韓で勝手に解決しろと。
ブッシュは訪韓して竹島は韓国領と認めてしまった。
コケにされる日本。

対日工作、ジャパン・ハンドラーのマイケル・グリーン自身がこれから米国はアジアで
中国と組むべきだと論文に書き、それを孫崎さんに指摘されてしどろもどろになったと岩上安身。

アメリカが自国を巻き込む核戦争のリスクを賭して日本を核で守るなんて想像できます?
ヨーロッパさえ本気で守る気は無い。
だから英国もフランスも独自で核武装し、ドイツはロシアとの関係を強化した。

ぶっちゃけて言えば日本を封じ込め、日本に核を持たせないためにアメリカは基地を持っている。
アメリカの国益ですね。
それはそれで構わないが日本が費用を負担すべき性質のものか。

どMにもほどがある。

ついでに言えば日本は核保有国に囲まれているわけだが、中露朝は日本がアメリカの核の傘に
守られているとは認識していない。
日本が核を持つべきとは思わないがこれが冷酷な現実。
現実は認めたうえで自国の安全保障を考えねば話にならない。

こう言う事を害務省はひた隠しにしています。
組織防衛には長けているんですな。
国益より省益。

それました。
(最近タイトルが長いが、どこに何を書いたか忘れてしまうので)

さて佐藤さん、同志社大学神学部出身という事もあり「外務省のラスプーチン(怪僧)」とも言われてバッシングされましたね。
マスゴミは常に官僚の味方ですから。

迫力のある風貌ですね。
知の巨人であると同時に一晩にウオッカ5本という豪傑らしい。
この佐藤さん、しばらく前に今回の政変に付いて一筆書いておられる。

9か月前に官僚主導主義対反官僚という対立構造ができたが正統(?)の南朝は新田(鳩山)が
敗れた。
今こそ小沢一郎が平成の「悪党」楠正成になる時と。

因みに、悪党とは既存権力に抵抗する強力な武力集団だそうだ。
悪党の巻き起こす混乱劇に期待。

田中宇が韓国軍艦「天安」沈没の謎に迫っていた

2010-06-08 01:00:00 | 政治外交
韓国の哨戒艦が爆破・沈没した事件。
北朝鮮の仕業と断定され東アジアに緊張感が高まっている、らしい。

言葉の応酬は盛んだが何やら南も北も自分のコーナー付近で毒づいている感じで
打ちあいの気配が感じられない(そうであって欲しいのだが)。

この事件3月末のことだった。
南北朝鮮の境界線近くで哨戒艦「天安」が爆発・沈没。

火災とかでなく外部の力(魚雷攻撃、機雷)が原因と言う事で私などは
「さては基地問題で日本に圧力をかけるためにアメリカが北を焚きつけたが、
間違ってやりすぎたのか」
などと想像していた。

しかしその後さっぱり続報が出てこなかった。
南北境界線と言ってもお互いの主張が食い違うホットゾーン。
開戦!どころか両国のプロパガンダ戦もない不気味な沈黙。

そして、何と2カ月もたって攻撃は北朝鮮によるものだと分かったんだと。
馬鹿言っちゃいけない。

米韓合同演習の臨戦態勢中。
そんな中で北朝鮮の魚雷で撃沈?

まさか。

偵察衛星もグルグル回っている中で2か月も原因が特定できなかった?
そんなことが分からないようでは米軍の抑止力どころの話ではない。

そして北朝鮮はでっちあげだと言っているがなにやら余裕たっぷり。
ここに来て非難合戦がエスカレートしているがなんだか白々しい(気がする)。

米韓英豪の調査は北の魚雷と言い、北は自分でないと言い、中露はまだ分からないという。

北が心配するのはよくわかる。

南北戦争で南に仕掛けさせ、キューバでも亡命キューバ人を暗殺して敵のせいにし、
真珠湾に日本軍をそしてニューヨークにテロリストをおびき寄せて戦端を開くのがアメリカのお家芸。

ベトナム戦争でもトンキン湾の魚雷攻撃というでっち上げで北爆にバージョンアップしました。

北と一戦交えたいならやりそうなこと。
アメリカの経済が未曽有の危機、戦争でもしますかという手で来ても誰も驚かない。

結局のところ大不況は経済政策では克服できない。
いつも不況脱出は戦争、とは悲しい歴史の事実。

北朝鮮としてはビビリまくって当然。
確かにそういう動きはあった。
金さん慌てて北京に行って助けを求めた。

真相はどうなんだろう。
マスメディアの報道はどれも上っ面。

そこで、ずっと注目している外交問題の評論家田中宇さん。
いつも「宇」がった見方が面白い人です。

この人が事件直後に公開情報を元にこの事件の真相に迫った。
まさかとも思ったが、その後の展開を見ていると、もしかすると.......

天安の潜水捜索で韓国の特殊潜水隊員が死亡するという事故があったんですね。
そして韓国のテレビ局KBSが事故現場の動画を放映したところ、そこが天安が沈没したのとは違う場所だったのだそうだ。

そこにもう一つの巨大沈没物があった。
それがどうやらアメリカの潜水艦であったことをKBSが突き止めてしまった。

韓国軍との合同訓練中だった米軍は直ちに捜索にあたった。
しかし十分な機材もない時点で米軍の潜水部隊はこれを拒否、勇敢な韓国部隊が任務にあった最中の事故だったらしい。

KBSが出したこのスクープに韓国政府は直ちに反応。
誤報だ、デマだと名誉棄損で裁判を起こし、動画や画像の公開を禁止した。

まさに、語るに落ちるということなのか、はたまたKBSの思い違いか。
真相は闇の中。

詳しくは田中さんの記事を読んでいただきたいが(有料サイトか。いいのかな?ま、いいか。宣伝になるにし)、
彼の推測は米潜水艦と相討ちをしたのではないかと。

韓国軍も知らぬ米潜水艦。

長期間潜航し北朝鮮の情報を傍聴し、いざという時にはミサイルを打ちこむという極秘ミッションとか。
それって原潜っしょ。

真相はわからないが4国による調整(日露もやけに落ち着いているので6カ国か)がつき北朝鮮犯人説、
北はでっち上げ主張、中国が仲裁、なんだかウヤムヤに終息、というシナリオが頭に浮かびます
(そういうのを希望的観測と言って最も危険な見方ともいえるが)。

複雑怪奇な国際情勢。
偶発した事故を使ってアメリカが鳩山さんに東アジアの緊張を吹聴し、基地問題でブレさせる原因となっていてもおかしくない。
急に抑止力について開眼しちゃった鳩山さんですし。

金さんに悪役を演じさせその見返りは我が国民の税金から支払わせる。
そんな事ではないことを願うばかりだが。

なんとも不可解な事件でした。
今後の展開をフォローしてみようか。




二回目の仕分けが始まった、もっと大事な特別会計廃止

2010-05-27 01:00:00 | 政治外交
悪者の官僚をやっつける、あるいは弱った人を皆でいじめるというのはエンターテイメントになるようだ。
前回と同じ白装束がカッコいいレンホウ天狗。

そしてさえない独立法人のオジサンたちがシドロモドロになる。
サディズムをくすぐり、絵的にはテレビにぴったり。


(仕訳前からスリムな彼女)

事業仕訳、なにかと話題になるし支持率上昇にもつながるらしい。
しかし今回が最後ですよ、民主党。
政権与党で自分の予算を通したらもう野党気分は通用しない。

今度は自民党が堂々と国会の場で追求したらいい。
自民が脱官僚支配を本気で政策として掲げるなら。
そんな気配はないし、分裂してできた「みんなの党」は清和会の党。
駄目だね。

いずれにせよ、この辺のちっちゃな無駄遣いは残念ながら重箱の隅。
高級官僚はほんの一握りで、この手の支出は日本の財政規模からすれば誤差範囲。

ギリシャあたりを見ても国民の大多数の税率が低く、年金などの福祉が厚すぎることにつきますね、
財政問題の本質は。
あそこはヒドイ役人天国。

ない物は使えない。
日本も消費税を上げて年金を減らすしかないのでしょう、長期的には。

そんなことマスゴミも政治家も(私も)口が裂けても言えない。
本当のことは知りたくない。
寅さんではないが「それを言っちゃあ、おしめえよ」。

日本は高額所得者と大企業の税率が突出して高い社会主義国。
しかし企業も人材(優秀であるほど)も国を選べる時代ですよ。
気が付いたら納税者がいなくなる、ってなことにならなければいいが。

甘やかしてばっかりいても良い子は育たない。

しかし一方でいい動きも出てきている。
特別会計の抜本的見直しです。

省庁が牛耳る第二の予算。
そして規模は我々が目にする一般予算の三から四倍ですね。
このカネが勝手に使われている。

母屋(一般会計)は火の車でお粥だが、離れではすき焼きとシオジイが言った、あれです。

国の支出は80兆だが税収は45兆とか言われるがこれは特別会計をわざと無視した虚構の世界。
実際の予算規模はずっと大きい。

これを省庁は勝手に使い特殊法人の財源にしている。
また税金フェチの財務省は増税の根拠にする。

例えて言えば国交省の公共事業。
予算規模が十兆としたらそのうち一般会計は三兆くらい。
他は道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備特別会計、空港整備特別会計もろもろ。

これを抜きにした議論が大手を振って通用する摩訶不思議なヤクニン天国ニッポン。
マスゴミもこれについては決して本気で切り込まない。
高橋洋一さんがローレックス時計で嵌められたのもここに正面から切り込んだから。

霞が関埋蔵金。
隠しているのよね、奴ら。
高橋さんも人前から消え、この言葉も死語になった。

これに切り込む民主党。
小沢は官僚の敵ですな。


●刷新会議、特別会計を抜本見直し 「不可欠」除き廃止
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051801000211.html
政府の行政刷新会議が検討している特別会計改革案の全容が18日、判明した。基本方針として「ゼロベースで見直し、必要不可欠なもの以外は廃止」と明記し、保険料収入が柱となる年金特会などを除き原則として廃止する方針を打ち出した。同日夕の刷新会議会合で枝野幸男行政刷新担当相が報告、了承する方向だ。

一方で改革案は、2011年度予算編成に向け、各府省が概算要求段階から、所管する特会の事業や積立金の必要水準を総点検することも盛り込んだ。結果を行刷相と国家戦略担当相、財務相が一体となって検討し、予算案に反映する。

改革案は「従来の特会見直しは不十分で、国民の不信感払拭には程遠い」と指摘。見直しの視点として(1)特定受益者の負担が主な財源となる特会は独立採算制をさらに貫徹(2)国として行うことが必要な事業について特会と一般会計に分ける必要性を検討(3)特定財源の必要性を検証―の3点を挙げた。

11年度予算に関しては、「事業仕分け」などで無駄を指摘した事業を中心に必要性を検討。競争入札の拡大など契約・調達の透明化、特別会計が保有する資産の売却や一般会計への繰り入れなどを進めるとしている。



続いて民主党マニフェストから引用

財政構造改革の推進
談合・天下りの根絶・契約の適正化による公共事業、発注コストの引き下げ、徹底した地方分権の推進による税金の効率的活用と国家公務員総人件費削減、特殊法人・独立行政法人の原則廃止などにより税金のムダづかいを根絶します。また特別会計を基本的には廃止もしくは一般会計化することによってムダづかいを根絶するとともに特別会計の余剰資金を財政健全化に活用します。

「縦割り構造」「対前年度比」という霞が関に依存した予算編成システムが財政の健全化の障害になっています。民主党は官邸が予算の重点配分、省庁ごとの予算枠、不要事業の廃止などの基本方針を決定し、この基本方針を受けて省庁ごとに政治家がグループをつくってその省庁の予算を編成するシステムに改めます。

また巨額の債務を安定的に管理し、着実に削減していくため、債務管理庁を設置します。

このような改革を通じて、2011年度には国・地方の基礎的財政収支の黒字化し、その後、債務残高GDP比を着実に引き下げます。





キャメロンさんが連立パートナーを「悪い冗談」と。イギリスが変わる?

2010-05-25 01:00:00 | 政治外交


言ったわけですね、そういう風に。
まあ選挙戦の間のことですからそんなこともあるでしょう。

ところが労働党を破った保守党、政権維持のために自民党と連立を組むことになった。
小選挙区制で圧倒的に不利な第三党がキャスティング・ボートを握ったのですね。

二大政党制と言いますが、これも無理やり作ったシステム。
少数政党に対する支持がわざと反映されないように作られた選挙システムがあって初めて実現します。

政権交代が行われる素晴らしい制度のように吹聴されてきたが、アメリカもイギリスも
大事なところでは二大政党が談合することによって政治を安定させてきた。
二党独裁と言っていい。
しかしこの英米が作ったシステムはどこの国でも機能しなかった。

そんななかでイギリスでもついに第三党に光が当たり60年ぶりの連立政権となりました。
制度のせいで9%の議席数にとどまった自民党。
しかし得票総数の23%を獲得したらしい。
インチキでしょ。

しかし何やら新しい時代を予感させます。
連立の条件に「比例代表制導入」という選挙制度改革も入っている。

さて、その共同記者会見で皮肉好きなイギリス人記者から「自民党党首のクレッグを
悪い冗談と言いませんでした、キャメロンさん?」
と嫌味な質問が出た。

「そんなこと言ったの」というクレッグさんに対し、
「えーと、実は言いました」と白状したキャメロン。

「駄目だこりゃ」と立ち去ろうとしたクレッグに「行かないで!」と。

楽しい一幕でした。
思いだすのがブッシュとトニー・ブレアの会見。

ここでも意地悪な英国記者がブッシュに、
「ブレアはブッシュのプードルと言われますがそう思いますか?」と。

一瞬口ごもったブッシュの横で、
「お願いだからイエスと言わないで」とおどけるブレア。
この余裕いいですね。

なにか成熟した大人の世界を感じてしまう。
アメリカ人では無理ですな(当然日本人も)。

それにしてもキャメロンもクレッグも若々しくて見るからに清潔感があります。
見た目の話ですが。
年取るとどうしても汚くなる。

小沢さんなんかどう見ても悪党。
人相が悪いのは今始まったわけではないが。

二度目の検察審議会が行われ小沢さんは起訴されるのでしょうか。
起訴されても形式犯以外の有罪は無理そう。
脱税で捕まえるという説もありますがどうでしょう。

三井さんの裏金告発問題が再燃しそうな状況下、検察は焦っている。
しかし1年2か月に亘る検察とマスゴミによる小沢叩き。

これだけ世論を弄んで(弄ばれるのも悪いが)何もないでは許されんぜ。
地検特捜部はちゃんと責任を取るべき。
テレビのおバカ解説者、論説委員、司会者も全トッカエできないのか。

イギリスの話でした。

サッチャー、メイジャーの保守党、ブレア、ブラウンの労働政権に共通する英米主義。
英米覇権主義でしょうか。
要は力の衰えた大英帝国が強いアメリカの中にもぐりこんで鼻っ面を引きずりまわし
英国の国益に付き合わせる、みたいなことか。

そして経済的にはレバレッジ化による英米金融支配。
一般企業の足腰が弱ってきた両国。
ジャンク債の発行でダメ企業延命もしてきた。

そんな二大政党とちょっと違うのが自民党。
何かが変わりそう?

長くなったのでまた改めて。

小沢氏の秘書逮捕は森英介法相の指揮権発動だった!平野貞夫氏爆弾告発

2010-05-20 01:00:00 | 政治外交
小沢氏の秘書逮捕は森英介法相の指揮権発動だった!平野貞夫氏爆弾告発


ツイッターで誰かがつぶやいていたので早速ユーチューブをチェック。
早いのが取り柄ですね、ツイッター。
朝日の有料テレビですが、速攻消されると思うので。

平野さんによると(伝聞ですが)、森英介法務大臣が西松事件で大久保秘書を逮捕するように指示した。
つまり指揮権発動の国策捜査、逮捕だったということか。

また、森氏は小沢氏の腹心平野氏を目の敵にして平野氏自身も指揮権発動の対象になったのではないかとの
疑いを持っているようだ。

実際にヤメ検のコメンテーター(あの河上某?あるいは若狭某?)が次は平野だと仄めかしたとか。
メモ魔として有名な平野さん。
公明党、創価学会を正面切って批判したツワモノです。

まあ、森氏のちゃんとした反論もなくグズグズっと終息してしまうのか。
民主は政府与党なのできちんとした調査を求めてはどうか。
できるだろう、千葉さん。

平野氏の党内反小沢勢力への牽制のようです。
仙石、前原、岡田、枝野..
世の中の行くべき方向とベクトルが逆なような気がします、私には。


社会党になった自民党

2010-04-30 01:00:00 | 政治外交
民主党の支持率が下がっているのだから持ち直しそうな自民人気。
そうはならないようだ。

先の衆議院選で初めて野党に投票した人も多い。
自民党にお灸をすえる、みたいな感覚もあったと思うがランドスライドで民主が政権を取った。

下野した自民党を見て実態がばれたのか。
権力(利権)を持たない自民党はただの粗大ごみ。
利権の調整が仕事で対米従属と官僚支配に甘んじ、自分から発信するものがなかった。

金の切れ目が縁の切れ目か。
メディアでも自民党の提灯記事は止めたという人たちも出てきました。
東京新聞とか週刊朝日。

それで飽きもせず「政治とカネと」とか「基地問題」追求をやっている自民党。
脳死状態とはこのことか。

これでは昔の社会党と同じ。
社会党は政権を脅かさないという「お約束」で自民と談合していました。

自民とか官僚はアメリカと闘う時に社会党を使っていた。
「野党がうるさいもんで」と言っては面従腹背。

経験豊富な小沢さん。
うまく社民党をいいわけに使っています。

永久に脇役でいいならそれでも構わないがそういうわけでもないでしょ。
政権の蜜は忘れられるはずもない。

だったらくだらないスキャンダルで時間を費やし民主と一緒に支持率下げるより政策で勝負するのが得策。
どんどん修正案を出して国会の場で議論すれば人気出ますよ。

マニフェスト政治と言うのはそういうもの。
政党はマニフェストで選挙を戦う。

議員は党議に拘束される。
しかし政策の賞味期限なんて一か月もないことだってある。

世の中は複雑系の生き物。
政治を取り巻く環境は日々変わる。
だから政策論議が最も重要なんです。

国会は与野党が修正案で議論を戦わす場です。
それを官僚やマスゴミがスキャンダル追及の場に変えた。
そして官僚が世の中を仕切ってきました。

全く政権与党になる気がなかった社会党。
だから「政治とカネ」だけで政策論議をせず、過半数を超える候補者を擁立しなかった。
ただのガス抜き党。

その真似をしてどうする、自民党。

「対米従属と官僚支配からの脱却」これだけに絞れれば起死回生なるはず。
旧来の自民路線では復活はあり得ない。
英米戦争屋がまさかの復活を遂げれば別ですが。

でもちょっと待て。
「対米従属と官僚支配からの脱却」、これは小沢さんの持論。

99年の「日本改造計画」では更に小選挙区制による政権交代、地方自治、規制緩和、税制改正(直間比率是正)、
環境保全、国連予備軍(多極主義)と並ぶ。

まともではないですか、意外にも。

ニューヨーク・タイムスの提灯記事をみるとアメリカは小沢しか相手にできる政治家はいないと
思ったらしい。

世界政治家ランキングで胡錦涛、オバマに次ぐ三位だってイチロー君。
幹事長ですけど、ただの。
日本の政治は調整なので「幹事」が大切ということか。

小沢さんを支持する巨大勢力も世界にはいるということでしょう。
官僚とアメリカの呪縛が解けない自民党は見捨てられる。
終わったね、自民党。



イラン、悪賢い欧米

2010-04-22 01:00:00 | 政治外交
アメリカの言うところの悪の枢軸、イラク、北朝鮮。
もう一つがイラン。

この国での核開発疑惑がニュースで話題になることが多い。
日本では外国メディアと言ったらCNNとBBCですから当然英米視線。

アメリカ政界に大きな影響力を持つイランの敵国イスラエル・ロビーによる工作の成果です。

しかし最近ではこれはでっち上げという意見が定説になりつつあります。
どう考えったて核兵器疑惑はイスラエルでしょ。
イスラエルの天敵がイラン。

米国がIAEAに提出した「証拠」は誇張とか曖昧とか判断され、国連ベースでは
制裁案は通りそうもない。

それでもって、最近の制裁決議では常任理事国の拒否権を避けるために、常任理事国に限って
制裁は守らなくていいという「トンデモ・ルール」が使われると田中宇が指摘しています。

日本や韓国はイランとの経済活動に制限を加えられるが米、英、仏、露、中はいくら
商売をしても構わない。
そしてどうやら事情通のドイツも制限除外組にもぐり込んでいる。

これは中国にとってますます有利と思っていたら驚愕の暴露本が出ているとか。
元外交官の原田武夫によると「隠された信託会社」という本がアメリカで出版され
公開情報インテリジェンスの世界で大変話題になっているそうです。

日本では全く話題にならない。
これはマスゴミのせいだけではない。
国民の意識の問題。

その本について。

オーストリアには「秘密神託会社」というのがあり、これについては出資者(信託した人)や
その活動(利益など)について一切情報が公開されない決まりとか。

そしてここで暴露されている当事者が「ハリバートン」。
あの軍需産業ハリバートンです。

デビッド・ロックフェラーの関連会社で軍産複合体の利益代表、ディック・チェイニー副大統領、
というかブッシュ・ジュニア政権と一応呼ばれていた政権の実質大統領の会社。

サダムの大量破壊兵器やアルカイダというような、水木しげるもびっくりの架空オバケを作りだして
イラク、アフガン戦争を仕掛けた人。

そして同じ手法で悪の枢軸の一つ、イラン核疑惑のシナリオを描いたネオコンです。
ハリバートンはこの信託会社を通してどんな事をしたのか。

なんとなんと!!
チェイニーさん、イランと商取引をしていたんだって。
軍需の。

うそ。

イスラエルのためと称してイランを陥れ、実は裏で武器を売って儲ける。
自作自演の猿芝居。
油断も隙もあったもんじゃない。

凄い世界ですね。
ちょっと能天気な日本人からは想像ができない。
でも、こういう「肝」の情報を書かせる反軍産複合体勢力もいるということ。

要するに世界経済を支配している人たちは勝手に戦争を起こしたり、
そこで商売で敵と手を結んだるは朝飯前。

国境を越えて活動している人たちだから愛国心も一時的なもの。
時が来れば財産ごと他の国に移動する。
だから自国も他国も平気で食い物にする。

それが理解できない。
それは自分が悪い。

そんな、ヒドイと言っても変わらない。
「まさかー」「それって陰謀論でしょ」と思考停止しても事態は停止しない。

世の中分かってないと損するのは自分だものね。
沖縄問題でアメリカの怒りを買うとか間抜けなことを言うマスゴミの煙幕に撹乱されて
損をするのは一人ひとりの国民。

アメリカの庇護下で成長した日本。
収奪もするがアメリカの価値がなくなったわけではない。
ワルですから頼りになることもある。

でも、味方であるがごとく敵のアメリカ。
中国やロシアと同じでしょう。
アメリカとドルの覇権を支えたG8の時代は去りG20になりました。

好むと好まざるにかかわらずアメリカの属国はやってられない世の中。
もう世界帝国は生まれないし世界の実権は国境を越えた人たちが握っている。
多極のなかで賢く生きることが求められます。

外国の軍隊が長期で駐留しているなんていうことに違和感を持たず「鳩山さんは期限はまもれるのか」とか
「代替候補地はどこだ」のような本質を見失った議論が横行しているのは嘆かわしいこと。

米軍が日本の安全保障のために駐留している、なんて虚構にいつまで付き合っているのでしょう。
イラクやアフガニスタンの戦争費用を日本が負担して協力しているということ。
アメリカはカネないんだよ。

世界一経費の安い米軍基地ということだ。
売国官僚や政治家はひた隠しにするけど。
マスゴミもひっくるめて君たちアメリカ人ですかい。

ドイツは冷戦後にNATO軍の使用目的に応じて優先順位をつけ整理縮小した。
日本は20年間思考停止で惰眠をむさぼった。
米西戦争で占領したままのキューバのグアンタモナ基地じゃああるまいし、
今時そんな国ありませんよ。

これはナショナリズムとか右翼とか以前の独立国としての気概の問題。
明治の先人達が成し遂げた不平等条約改正をすべき時です。

なにから?
まずは「公開情報インテリジェンス」を磨き世界を知るところから始めるのでしょうね。
マスゴミから学ぶものは無い。



マクナマラのベトナム戦争

2010-04-12 01:00:00 | 政治外交


ベトナム帰りの元グリーンベレー、ランボーは復員後不審者として
屈辱的な扱いを受けたことに怒り、数百人の警官や州兵にたった一人の闘いを
挑む。

アクションの名作ですね。
好きな映画。
だがそこには何の希望も見出せない。
辛い映画でもありましたね。

命がけで闘っている時に、靴磨きの少年ゲリラに仲間を爆破され、帰国すればまるで犯罪者のような
目で見られた。

スタローンの人気シリーズ「ランボー」の第1作。
アメリカはベトナムでの敗戦で多くのものを失いました。

前に紹介したケネディー、ジョンソンの国務長官マクナマラの「フォッグ・オブ・ウォー」から
ベトナム戦争のくだりを。


ところでアメリカはこの戦争を契機に覇権の喪失という道をたどることになります。
それでは「勝者」ベトナムは何を得たのか。

赤いベトナムと白いベトナムはピンクにならずただただ赤化して経済は停滞し
ボートピープルを出現させました。

勝者はいなかったのか。
戦争は悲惨です。

マクナマラのインタビューです。

ベトナム泥沼化を前にしてケネディとマクナマラは撤退を決意し
1963年末1000人を帰還させた。

この時起こったのが南ベトナム軍によるクーデター。
ジェル政権が転覆され粛清されました。
ケネディは完全に動顛した。
この政変にも米政府の判断の誤りがあったそうだ。

そんななか、今度はダラスでケネディが暗殺された。
私も中学生でしたがその朝のことは憶えています。
戦争を止めたくない勢力の犯行でしょうか。

アーリントンでケネディが眠る墓はわずか2-3週間前に大統領自身が
訪れて気に入った場所だったらしい。

この辺になると泣き虫マクナマラはぐちょぐちょ。

代わって大統領になったジョンソンは戦況の悪化している中の撤兵に反対しました。
そして強硬派ゴールドウォーターとの大統領選。
この選挙戦を通してジョンソンもますます撤兵しにくくなっていった。

そして8月2日、駆逐艦マドックスがトンキン湾で北ベトナムの攻撃を受ける。
2日後、マドックスともう一隻が攻撃を受けたとの報告がシャープ司令官
からあがりました。

これを計画的攻撃とみなしたジョンソンは北爆に踏み切ります。
トンキン湾決議で大統領権限も大幅に拡大されました。

そして65年、ジョンソンの譬えで言うなら第四クォーターで78対0のぼろ負け状態で
空軍基地守るため地上部隊が投入され悲劇が広がった。

なんとその後の検証では8月4日の攻撃はおびえる米軍の誤認だった。
究極の状態で人間の見る目は曇るらしい。

とか言ってますが、要はマクナマラがトンキン湾攻撃は米国世論を動かすための謀略であったことを
認めているように聞こえましたが。

南北戦争で南を挑発し先制攻撃をさせ、
真珠湾に日本をおびき寄せウィルソン非戦決議を解除させ、
ノースウッド作戦で亡命キューバ人を殺害しカストロのせいにし、
9:11テロを誘発してアフガン、イラク攻撃を正当化するのと同じアメリカのお家芸なのでしょう。

人間、成功のパターンはいくつもないんです。
豊田商事の残党が性懲りもなく似たような経済犯罪するのも同じこと。

ずっと後の話。
1995年ヴェトナムを訪れたマクナマラは北の高官と意見交換して驚いた。

アメリカはソ連や中国との冷戦を闘っていてベトナムが共産化した場合の
ドミノ化を恐れていた。
ベトナムが敵でなく共産主義が敵だった。

それではなんで340万人もの死者を出してまでベトナムは
闘ったのか。

ビジネス・マンだったマクナマラ流費用対効果では理解できない。
ベトナムの高官は言った。「あなたは歴史を理解していない」。

そう、彼らは中国やソ連の手駒ではなく自分の独立のためアメリカという侵略国家と闘った。
中国とは過去1千年にわたり闘っている。
最後の一人になるまで闘いは終わらない。

この後ベトナムは中国と戦争することになります。

第一次インドシナ戦争では宗主国フランスとゲリラ戦を闘った。
アメリカとの戦争は第二次インドシナ戦争ということか。
えらい相手と戦争したもんだ、アメリカも。

キューバ危機の時は多少は相手の立場になって考えることができたので間一髪
デザスタ-は避けた。
それが今回はできず悲惨な結果になったというわけなのか。

人間は大体において自分の尺度でしかものを見れない。
結果はとても残酷なものになった。
自国にも相手国にも。

先ず、ベトナム介入では同盟国たる日独英仏の賛同を得られなかった。
最初の間違いがついて回った。
これ、イラクの話ではない。

最初のイラク戦争でパパ・ブッシュは同盟国の協力を得られないということでサダムの首を
取りに行かなかった。
ジュニアは戦争屋に言いくるめられ泥沼に入り込んだ。

ブッシュ政権と言うよりは戦争屋のチェイニー・ラムズフェルド政権だった。
オバマ政権が戦争屋ヒラリーの政権にならねばよいが。

マクナマラへのインタビューは続きます。
「あなたは計画の推進者かそれともただの歯車か」という質問。
「どちらでもない。選挙でえらばれた唯一の責任者大統領の政策を実行した」。

枯葉剤も自分のときに使用が承認された。
でも道義について答えはない。
「禁止されているものなら承認はしなかった。ルールがないことが問題」。

アメリカは理念と論理の国。
気持ちいいくらい明確です。

南北戦争でアトランタを焼かないでくれと言った市長にシャーマンは「戦争は
残酷なもの」といった。

キューバ、ベトナムの時の米ルメイ将軍もそうで国を救うためには犠牲を厭わない人たち。
マクナマラ自身はそうは考えられなかった。

結局、戦線縮小、撤退を進言したマクナマラはジョンソンにより解任される。
ベトナム戦争の責任は誰にあると問われれば「それは大統領にある」。
ジョンソンは特異な性格で他人の意見をきかない、とマクマナマラ。

しかし、彼一人を責めることはできないしジョンソンは国民に多大な貢献もした。
ただ「ケネディなら結果は違っていた」。

後知恵からしか学べないことがある。過ちもおかした。

厳しい質問が飛びます。
「辞任後、何故戦争反対を主張しなかったのか」。

「そういう質問が一番困る。私の言葉の重みを理解できない人間の発言だ」。
「何か言えばそれに後で追加したり、修正したりしなくてはならなくなる」。
「喋っても批判され、喋らなくても批判されるなら喋らないほうを選ぶ」。

マクナマラは世を去ったが彼のインタビューは残りました。

総じて国益に尽くした人だと思えましたが間違いもあった。
失敗はいつでも誰にでも起き得ます。

失敗は社会の、広く言えば人類の共通コストであると同時に共通財産ですね。
人間は失敗からしか学ばない。
しっかり検証して学ばねば損です。

この辺はアメリカのいいところではないでしょうか。
学んでいいと思いました。




(祝セリーグ開幕)米中ってどうなの?

2010-03-29 01:00:00 | 政治外交
セリーグ開幕しました。
初戦をみる限りパリーグの迫力にはかないそうもない。

先発ピッチャーの顔ぶれです。
グライジンガー、館山、岩田、大竹、三浦が故障で間に合わなかったのは残念でした。

早く復帰して盛り上げて欲しいところです。
阪神の岩田君はじっくり肘を治して復活してもらいたい。

パリーグはすごかったですね。
一番格下のオリックス金子君が結果を出したのもよかった。

ダル視察に今年もヤンキーズスカウトが来ていたらしい。
まだ勝ち星はありませんが16回投げて24奪三振。
スターですなあ。

日本でみられるのはいつまで?
球団としてはポスティングで高値売り抜けかもね。
ファイターズ・ファンとしては悲しいことです。

セリーグはやはり今年も巨人でしょうか。
8番阿部、9番由伸って何なの!

本題。

一時はG2とか言って蜜月ムードだった米中。
彼らがあまり仲良くなると日本は外交上やりにくくなるので心配してました。

でもちょっと感じが変わってきました。

グーグルは中国本土から撤退し香港のサーバーで事前検閲検閲のない中国語検索サービスを
始めた。
日本だったら「世界に見放された」とかメディアが大騒ぎして「小沢が悪い」みたいな話になるかも。

さすが中国は表面上どっしり構えている。
世界人口の20%を占める超大国対新興の超メディア。
見ごたえありますね。

アメリカでは中国の人民元に対する切り上げ要求がまた出ています。
あのノーベル賞経済学者Paul Krugman・米Princeton大学教授が中国の為替政策は不公正だと言った。

そして25%に及ぶ課徴金を提案しました。
影響力のある人だけに中国は戦々恐々。

小康状態の世界経済ですが危機が去ったわけではない。
地雷原を歩いているようなものでしょうか。
各国国民の不安も高まっています。

取りあえずはじゃぶじゃぶに資金を供給することで株や商品のバブルを起こしているが
バブルはいずれ破裂します。

実体経済はあまり改善していない。
よくなっているように見えるのはリストラして企業収益が上がっただけで失業者は増え続けています。
所謂、ジョブレス・リカバリー。

アメリカの住宅バブルは国が取りあえず飛ばしの相手になっているがFRBは破産状態。
中国の不動産バブルも危険水域のままですね。

バブルは破裂するとして、そのあとアメリカは経済をどう立て直すのか。
いままでの何でもかんでも買います、つまりアメリカが世界の消費者で他国が工場
みたいな構造に限界が来たから、アメリカの製品の競争力をつけて輸出産業を再興しようという
ことでしょうか。

オバマの輸出倍増計画がそれです。
すごい話ですね。
戦後のアメリカ経済モデルの大転換。

日本の輸出は資本財が多くなっているが中国は最終製品が多いんですね。
通貨切り上げはもろに競争力低下につながります。

一度元を上げると次の切り上げを見込んで投機マネーが入ってくる。
そしてバブルを煽って一気にカネを抜く。

日本がやられたように中国も元高不況で欧米ファンドの餌食にならないとも限らない。

中国が米国債を買い続けて米ドルの下落を防ぎ経済危機の軟着陸を探るという「了解」に
疑問符が付き始めたわけです。
中国が既に保有する70兆円の米国債が紙切れになるのはイタイ。

日本も同じだから量的緩和で米国債を買っている。

日中が米国債は買うよ、と言っている一方で米議会では人民元の切り上げを要求する。
じゃあもう止めた、と中国が米国債購入を控えたらたちまちアメリカの長期金利は高騰し、
経済は恐慌に再突入しますね。

なんでなのでしょうか。
自爆したいのか、アメリカ。

しかし一方で今のドル防衛政策を中国が取るなかで自国のインフレが進み人民元のドル・ペッグを
維持できなくなることだってありえる。

インフレは社会不安、政情不安に直に繋がる大問題。
天安門の再来という悪夢。

最近米国債の買いっぷりが悪くなった中国への恫喝なんでしょうかね、アメリカ。
米中ともに目先の問題のみに関わらざるを得ない昨今の状況。
問題は先延ばしされている。

それとも本当のリセットを仕掛けている人がいるのか。
武器でなく経済で世界を変えられる、経済戦争の時代でしょうか。

鳥越俊太郎のニュースで言い足りなかったこと(10/02/09)

2010-03-12 01:00:00 | 政治外交
鳥越俊太郎のニュースで言い足りなかったこと(10/02/09)


大手メディアでないところでは、メジャーな人も検察、マスゴミ批判、小沢擁護をしているんだ。
全国放送ではここまで言えない。

「言い足りない」どころじゃない。
全く言わない(言ったら上杉隆のように降ろされる?)。

岩上安身も江川紹子もネットではテレビと別人のように鋭いコメントを出す。

自分の主張を封印せざるをえないらしいマス・メディアって一体何なのだろうか。
茶番ですね。
しかし茶番は続き、民主党の支持率は下がり続ける。
小沢では参院選は戦えないということになれば思うつぼ。

今、日本で唯一の本当の政治家ではないでしょうか。
好き嫌いは別にして(嫌いです、ゴメン)。
戦後政治の清算にまで行けるか(頑張れ)。

潰さないと、こういう危険分子は。
アメリカを頂点とする政官業マスゴミ連合としては。

CITIの救済を助けなかった福田さん、日本独立派の安部さん、麻生さんを貶しめ政権から
引きずりおろした同じ手口はバレバレなのに。
性懲りもなく。

小沢さんさえ降ろせば鳩山さんは官僚が丸め込める。
しかし、自民もなし崩しになりそうで、参議院選挙は全党苦戦って、何なのよ。

「みんなの党」も自民党清和会別働隊みたいだし。
あの宗教団体がキャスティング・ボートを握るのは勘弁して欲しい。

民主が勝たなければ日本はマジに漂流するんじゃないでしょうか。

何も日本の政官業報がインボーに加担していると言うわけでもないんでしょう。
ただの使いっパシリが行き先を見失って右往左往しているようにしか見えない。

もう、やり方を変えてみては。
あなたたちが仕切ってもうまくいかないんだから情報を公正に公開して、国民に
考えたもらったほうがいいです。
悪あがきはみっともない。

大手メディアは相も変わらず記者クラブ寡占を死守しようとして、オープン会見前の岡田外相が
記者クラブのぶら下がり会見でそっけないことを批判・攻撃する。

何様なんだい。
暴力団の縄張りかよ。

開放公約に背いて鳩山内閣は基本的にはいまだに記者クラブのみに会見を制限しています。
でも亀井大臣、岡田さん、原口さんが先鞭をつけ変化が見え始めました。
そして党では小沢さんがフル・オープンですね。

この人たちは先見性があります。

海外においては当然オープン会見の恩恵を受けている日本のメディア。
それなのに日本に帰ると海外メディア、週刊誌、
フリー・ジャーナリストを排除して不思議と思わない。

KISHA-KURABUという言葉ができるくらい有名で異様。
日本の恥部ですね。

この本邦マスゴミの神経は立派と言うか。
まあ、自由競争では真っ先にズッコケる事請け合いです。
ハンディがないと負けだと認めたようなものです。

ジャーナリストは本来時間と費用がかかり危険も多い大変な仕事。
だから尊敬に値する。
欧米の一流フリージャーナリストは高給でもひっぱりだこですね。

日本の場合、記者(ジャーナリスト)でなく、社員です。
公務員じゃないんじゃないんですね、不幸なことに。

テレビでは在京五キーステーションのうち二社が赤字。
新聞はついに日経まで最終赤字というジリ貧状態だそうです。

BBCは本格的にリストラしウェブサイトを半減、ラジオ局を減らす。
かわりにクォリティーの高い番組作りに資金を投入するとのこと。
それが見たいのよね。

通信社まがいのストレート・ニュースや大本営発表の垂れ流しはそろそろ止めてもらいたいです。
私は見ないけど、見る人には害悪です。

トヨタを陥れるデータを偽造した南イリノイ大学(やっぱりね)

2010-03-11 01:00:00 | 政治外交
まあ、当然こういうことなんでしょうが。

苫米地英人さんの記事がわかりやすいです。

この人のブログ、たまーにですがキラリと光るものがあります。
たとえば郵貯について

今回のトヨタ騒動はもし米国内での問題、例えばGMがフォードを攻撃したのであれば、
カー・ゲートみたいなスキャンダルではないでしょうか。

大体アメリカ政府はビッグ・スリーの大株主だし。
運輸長官は個人的にもGMの株主らしいし。
トヨタ社長の謝罪会見ーイタイー
犯罪にならないの?

国花がカーネーション(car nation)という国ですから、国ぐるみで「トヨタ憎し」なんでしょう。

LAタイムズの記者が変質狂のようにトヨタのみを追い掛け回した。
米国自動車産業の回し者でしょう。

大体一日1万6千件の交通事故が起こるアメリカ(藤井まり子さん)。
プりウス問題10ヶ月だったらその間480万件の事故が起きている。
そしてプリウスに対するクレーム(事故ではないですよ)はわずか102件。

ビッグ・スリー製自動車に対するクレームはこんなものであるわけがない。

東芝ココムの嫌がらせを思い出させますね。
冷戦が終わってココムなんていう言葉が時代遅れになった時にやられた。

どうせアメリカは同盟国ではなくてご主人さま。
どんなに不条理でも従えってか。

黙って米国債売ってみたらいい。
態度変えるよきっと(小沢さんを消さなければ)。

それでは本題のトヨタ

一応、引用

2010年03月09日13:58

<トヨタ車実験の南イリノイ大学、裏がありそうだ>

公開実験で、米国のトヨタ車問題、南イリノイ大学の教授が意図的に配線を変えた為だったと判明した。

同じ配線をすれば、BMWやGMでも同様な問題がおきるということだ。

アメリカのマスコミでも大きく取り上げられている。

南イリノイ大学といえば、日米貿易摩擦解消のために米国側が選び、

新潟に日本校がかつて設立された経緯を見ても、何か裏がありそうだ。

南イリノイ大学は倒産寸前だそうで、お金目当ての教授の仕業とみるべきだろう。

環境問題とかではアメリカだけでなく日本にもこういった企業お抱え教授はよくいるが、意図的に配線を変えての実験はひどすぎる。

南イリノイ大学の問題となった実験を行ったDavid Gilbert教授のいる学科は、

School of Automotive Technologyという自動車工学専門の学科のようだが、

そのサイトを見る限りでは、予算の出所から、卒業生の行き先までが米国自動車産業であることはあきらかだ。

米国自動車産業のロビイストが仕掛けたとみてまず間違いないだろう。

引用終わり



CIAと中曽根さん、正力さん

2010-02-25 01:00:00 | 政治外交
2月12日の朝日新聞の記事。
公開されたアメリカの秘密文書についてでした。

これによると、ロッキード事件で中曽根さんが自分の名前を疑獄から外すように米政府に
お願いしていた。
うーん、写真をみる限り上州屋が代官に取り入っているようにも見える。
「お主もワルよのう」みたいな。

この文書は2008年に公開されたが、何故か今頃記事になったんですね。

この辺の恣意性はどういう裏があるのでしょうか。

ロッキード事件。
中国に接近しすぎ、かつ資源外交でメジャーを怒らせた角さんを追放するキッシンジャーの
策略だったと本人が白状していますね。

その一方でPC3哨戒機疑惑の主役が中曽根さん。
アメリカは中曽根さんを助け恩を売り自分たちのために働かせたのでしょうか。

A級戦犯を許されCIAのエージェントになったのが正力さん。
その読売グループのドンと一昨年にはまた何かアメリカのために仕掛けようとした中曽根さん。
あり得る話かも。

それが今頃なぜ?

朝日はアメリカに強く支配されている新聞と言われますのでこれもなにやら横田幕府からの働きかけかな?

何度も言いますが情報操作や諜報合戦はとても大事です。
最上の兵法は敵の謀を見破ることですから「国益に合っている限り」CIAなり諜報機関の働きは評価されるべきです、
その国にとっては。

一方、日本の国益は外国の様々な謀を見破り、打ち砕き、裏をかくこと。
メディアが外国の諜報機関の手先になっている現状は寂しいかぎりですね。
いまだに小沢さんの「説明責任」とかバカの一つ覚え。

あのなあ、暴漢に襲われた人はなんで襲われたか説明する義務はないんだよ。
権利はあっても。
説明責任は無理筋で小沢を追い込もうとした特捜部とマスゴミの方にあるはずでしょ。
「推定無罪」という言葉を知らない?

しかし地方選挙で民主は負けているわけで、初期の目的は達成されたのでしょうか。
洗脳に乗ってしまうのは意識の低い選挙民の責任。

さて、なぜ今中曽根さんなんでしょうか。
同じアメリカのエージェントでもまさか読売というわけにもいかないから朝日を使ったんでしょうね。

なんとなくありうるのは小沢さんが先日キャンベルと会って何らかの手打ちをしました。
とするとロッキード事件における角さんの名誉回復なのでしょうか。

これは意外と途轍もないことかもしれませんね。
大勲位といえども所詮将棋の駒。

使い捨てにならないとも限らない。
融け行く氷河で立ち尽くすシロクマの代わりに豪雪で途方に暮れるアル・ゴアみたいに一寸先は闇。

今まで自民党清和会系を操り経世会を目の敵にしていたアメリカ、地検特捜部の大きな方向転換に
なるのでしょうか。

特捜部の人事が刷新されるとき経世会の大復讐劇が始まるのか。

CIA=新特捜部=小沢みたいなことになるのだけは勘弁してほしいところです。

ロン・ポールのCIA告発映像とこれからの日本

2010-02-10 01:00:00 | 政治外交
Ron Paul "WE NEED TO TAKE OUT THE CIA"


当ブログで登場回数の多いリバタリアンで共和党員のロンポール。

すごいスピーチしています。

CIAが事実上のクーデターで軍の実権を握っている。
世界中に武器を売りまくり、その実態はFRBのように秘密主義。
(注)ロン・ポールはFRBを攻撃し続けている。

第2次大戦後に設立されてからそれ自身が政府であるようにふるまっている。
武器以外の収入源はドラッグでそのためにあちこちで戦争を起こし独裁者を取り除き
利権を奪っている。

我々がCIAを取り除けかねばならない。

仲間内とはいえ爆弾発言ですね。

昨年末アフガンのチャップマン基地に対し自爆テロが行われたがその際にCIA要員が7名も
犠牲になったことでアフガン戦争へのCIA関与がはっきりバレた。
二重スパイだったヨルダン人の医師がCIA要員を狙い撃ちにしたんですね。

アル・カイダはもともとCIAが作ったものだし、ニカラグア内戦によりコカイン利権がCIAに移ったという
話も聞きます。

あの辺のアングラ・マネーはタックス・ヘイブンのカリブ諸島に隠されていてCIAはそれらの
独裁政権が転覆されないように気を配っている。

尤もアメリカの従来財閥の全てが1913年所得税創設前に財産を移しているのでカリブはエスタブリッシュメントの
共通金庫といえるかもしれない。
金庫の番人がCIA。

元を辿れば、タックス・ヘイヴン小国は欧米が偽装独立させている実質植民地です。
欧米の経済支配者である財閥は本当にすごいですねえ。

アフガンもヘロインの大産地ですからね。
CIAやMI6の機密資金がドラッグとか偽札だという説は昔からあるが、さもありなんです。

アメリカからCIAと投資銀行がなくなれば随分いい国になるという人もいる。

私は諜報とか工作は大事だと思いますね。
イスラムのコーランは策謀を徳と見ます。「神は最も巧みな策謀家」です。
そして孫子の兵法には「最上の策は敵の謀を見抜き防ぐこと」とある。

日本で戦争と言うと城攻めですが、これは下の下。
戦争で一番大事なのは謀(はかりごと)です。
日本の軍人は世界レベルの評価では極めて質が低いようです。

CIAはロン・ポールが言う通り軍産複合体の利益代表になり、時として国益を損なっている
という批判はもっともです。
しかしアメリカの国益にも貢献している部分もあるはずです。

日本です、問題は。

「戦後の日本はCIA工作の最高傑作」というCIAの宣伝文句はアメリカでは有名だとか。

朝鮮戦争後の冷戦構造下、日本の出先機関としてGHQ、CIAが作ったのが自民党。
検察特捜部は占領軍が旧日本軍の隠匿財産を発掘するために創設され今でもCIAが訓練するらしい。

日本が戦後、アメリカとの二国関係に偏重していたことは多分正しい選択でした。
経済はアメリカがくれた高カロリー、高タンパクの偏食で成長したが、政治的には過保護の無菌状態で悪意
(謀、駆け引きという兵法の最重要事)に鈍感になってしまったらしい。

大体、二国関係と言っても対等ではないので分をわきまえなければいけない。
主従とか親子みたいな関係でしょうか。

トヨタはシェア世界一になってはいけないのですよ。
調子に乗れば痛い目にあう。

それはそれでいいが、勝ち馬としてのアメリカに陰りが濃くなってきた。
対米従属では「地盤沈下の抱き合い心中」リスクが大きいでしょうね。

英国のアメリカとの二国関係を保ちつつも、経済、政治でもEUとの繋がりを深めないと生き残れない
ぎりぎりの状態も他人ごとではない。
やっぱり日本にとってアメリカや欧州は遠いですね。

日米二国主義なんてたかだか60年の一時的な出来事だと寺島実郎が言ってます。
1500年の歴史を見れば日本にとっての世界は三国(三国一の花嫁みたいな)、つまり日本、唐(中国)、天竺(インド)でした。
それでもって、そのなかでもちょっと異質な島国。

そろそろ大局的多歴史観も意識するときではないでしょうか。

小沢さんは好きでないが立花某は嫌いだ

2010-02-08 01:00:00 | 政治外交
どうやら検察・アメリカと小沢さんは取引をして一件落着となったのでしょうか。
キャンベル国務次官補と会ったとたんに不起訴なんて。
検察以外の誰より早く不起訴を知っていたアメリカ。

そんなはっきりしたことするんじゃあ。
ブログのネタにもならない(と言いながらネタにしていますが)。
身も蓋もあったもんじゃない、みたいな。

そして亀井さんの「郵貯銀行の180兆で米国債買わせていただきますわ」発言、
これはジョセフ・ナイたちジャパン・ハンドラーと小沢さんの取引に対するチクリかも。
あの人の最も言わなそうなことですよね。

郵貯はBIS規制の外だから何を買ってもいい。
アメリカの国債は救われるかもしれないが日本の国債は今は郵貯が買っているのですね。
これは日本としてとても困ります。

トヨタ問題も絡んだナマナマしい話でしょうか。
もしトヨタ・ハラスメントが収束すれば経団連は今後民主党に献金するのか。
そして小沢さんは今後アメリカと深く関わることになるのか。

しかし検察とか米国批判とかに向かいそうだった世論の流れはは「朝青龍引退妨害電波」
でかき消されました。
マスゴミはこれ一色。

我が「道新スポーツ」や「ディリー・スポーツ」の一面も日ハム、阪神ネタでない。
「道新スポーツウオッチャー」として定点観測している私の目から見ると極めて不自然。
どこかから圧力がかかったと聞いても驚きません。

冗談です。
道新についてはキャンプ同行のカメラマンが結核菌を持ち込んだ事件がありちょっと目先を変えたか。

しかし実際には日経の鶴田某が突然朝青龍解雇案を持ち出したようですね、怪しい。
高検検事長が相撲協会の理事、ますます怪しい。
マスゴミは号外まで出した、メチャメチャ怪しい。

特捜部の失態隠し。

小沢問題の死傷者は形式犯なのに処刑されそうな石川議員だけでなく朝青龍もなのでしょうか。
当ブログも段々疑り深くなってきた。

しかし別件の微罪で起訴された石川さん。
有罪が確定したわけでもない。
官僚とマスゴミに殺されそうな国民の代表の復権を働きかけるのが同僚の政治家の役目でしょ。
自民、公明それに「みどりの党」は石川さんの議員辞職勧告決議を提出したんですってね。

終わってるね、こいつら本当に下の下のゲゲゲ。
そして自民は中川未亡人の出馬を要請しているとか。

それって最低っしょ。
昭ちゃんは悲しむと思いますね。

さて、私も「何かが変わったかも」シリーズでいささか興奮していましたが、もし権力者=英米、日本官僚と
権力者=小沢一郎が手打ちをしたのであれば変化は限定的ですね。

小泉さんだって最初は脱官僚、脱米国支配だったのかもしれない。
なんたって「自民党をぶっ壊せ」の人ですから。
自民党=対米従属、官僚主導です。

それがいつの間にか彼らに吸い寄せられた。
簡単な相手では無いのね。

小沢さんも鋭い政治感覚の人だから同じ道を歩かないとは限りません。
お互いマキャベリストのようなので「ふりをしている」だけかもしれないが。

小沢さんについては、
「対米従属から離脱し多極化世界での日本の行き方を探る」とか
「現在の官僚支配をいったん清算する」
みたいなスタンスがあって期待するところ大ですが決して好きなタイプではありません。

一番嫌なところはあの威圧と恐怖で人間を支配をするという「クラーイ」ところです。
小泉さんもどうやら同じ威圧と恐怖政治の人であったらしい。
その辺のことは上杉隆の「官邸崩壊」で安部さんが小泉さんをなにより恐れていたかを見るとわかります。

でも、明るいキャラとナイス・スマイルでうまく隠しているし女性に人気がある。

女性にもてない小沢さんは東北人らしい「口下手」「ネクラ」で損をしているのでしょうか。
でも、絶対に自分の上司に持ちたくないタイプですね。

自分には自由を、部下には統制と管理を。
そんな組織が勝てるわけないじゃん。

全ての権限を自分に集中し意見の合わない人間を排除するという姿勢は
いつか必ず大コケすると思います。

さて、特捜部が異様な執念で小沢さんを追い詰めていたころ「小沢一郎闇将軍の研究」と称した文章を文春に寄稿した人がいる。
もっともらしいタイトルですが、あの雑誌でこのタイトルですから勘のいい人はピンと来る通り書いたのは「あの」
立花某。

「小沢グループが参院選挙後、200-300人の日本政治史上前代未聞の大集団になる。」

「正直いって、私はこの事態を歓迎しない。気味が悪いことが起こりつつあると思っている。」

「小沢がヒトラーのような人物というわけではないし、民主党のマニフェストがナチスの政治パンフレットのような
甘言に満ちあふれているというわけではないが、あのナチスが国政選挙を通じて大量の議席を獲得して、
合法的に1930年代のドイツを一挙に作りかえようとしはじめ、それを大衆が熱狂的に支持しているところを見たときに
一部の人々が感じたであろうような、なんともいえない居心地の悪さ、不快感を感じている」

と小沢さんと民主党を思いっきり「ナチス扱い」してますなあ(ちょっと賛成ですが)。
特捜部やメディアに批判が向き始めた風向きを変えようとした御用ジャーナリスト再登場。

でもじゃあ、何ですかい。
あんたは議会制民主主義は止めろって仰るの?

それとも、制度はそのままで、あなたたち「一部の人々」が気に入らなければアメリカや検察の力を借りて
国民に選ばれた政治家を勝手に失脚させていいって言うのでしょうか。

立花某たちが官僚やCIAから与えられた餌情報を垂れ流しても今の時代、受け手のリテラシーは格段に上がっているのですね。
小沢さんの悪いところだってマスゴミの逆宣伝以外でもちゃんと指摘されているし。

佐藤優も小沢さんのナチ化を憂慮してますが、この人は最初から検察のやり方を厳しく批判しバランスが
取れている。
一方で佐藤優は実は害務省の別働隊だ(田中宇とか)という見方もあるのでヤヤコシいです(頭が痛くなる)。

立花某です。
「破廉恥なインチキ野郎」みたいなお方ではないかな。

この人が成敗したつもりの田中角栄。
ロッキード疑獄。

ロッキードは世界中の政治家にカネをばら撒きました。
角さんも多分イケナいおカネを受け取ったんでしょう。
でも世界中の政治家でこの事件で訴追されたのは角さんだけでした。

キッシンジャーも認めています。
日本が「米中の頭越し和解」に反応して、アメリカより先に日中正常化をしてしまった。

属国としてはしていけないことですね。
トヨタがシェア世界一になるようなもの。

それで角さんはアメリカにより成敗された。
トヨタが成敗されるように。

その時の「パシリ」としてアメリカの国益に尽くしたのが立花某だったんでしょ。
大蔵ノーパン・シャブシャブのときは佐高某だったか。

よくヌケヌケと二匹目のドジョウを取りに来たもんです。

「下品なクソ野郎」みたいなお方だとも思いました。
(自分の言葉づかいの品の良さに感動)。

画像は立花さん著「東大生はバカになったのか」。
じゃあ、あなたの頃のトーダイはリコウだったのでしょうか?

追い詰められたか、オバマさん

2010-01-26 01:00:00 | 政治外交
先日紹介したCNNの人気キャスター、アンダーソン・クーパー。
被災から10日たったハイチにまだいてレポートを続けています。

生存者捜索も打ち切りになり、また医療関係のハード、ソフトウエアの不足で
彼の言うところのSTUPID DEATH、つまり死ななくていい人が命を落とすのを見ると心が痛みます。

それでもハイチには音楽とか、少しずつですが日常が戻りつつある。
そして、ジョージ・クルーニーの呼びかけで募金運動が始まっています。

感心したのはアンダーソンとのインタビューでクルーニーが
「募金に協力したからと言って終わりではないです。ハイチの生活が元に戻るまでこの問題を発信し続けるのが我々の役割」
と言っていました。

この位言えるとカッコイイね。
日本の芸能人も参考にすると点数上がりますよ。



想像ですが、クーパーもクルーニーもオバマ援護でこの話題に集中しているのかな。
それほどオバマさん苦しい立場に追い込まれています。


マサチューセッツ上院補欠選挙で民主党が負けました。

テッド・ケネディの死去に伴うものですがリベラルの代表選手が長年座っていたポストだけに民主党の動揺は大きいです。

これで下院における民主党の優位は脅かされオバマの最重要政策医療保険改革成立の見通しが
立たなくなりました。

それで一時的にアメリカの株が上がったりしましたが。
全くどうでもいいような世界ですねえ、株の短期市場。

私も長い間石油のデイリー・マーケットを追いかけていました。
職業的には一大事だし、需給調整のお役に立ったり逆に市場の撹乱要素のなったり
だがほんとどうでもいいこと。

アメリカの政策の話。

政権選択の最重要論点は「大きな政府」か、はたまた「小さな政府」か。
オバマ政権は「大きな政府に」突き進むことになりました。
金融機関や自動車会社の一部国有化、バーナンキによる超金融緩和政策。

これにより大手の金融機関は救われ莫大な利益をあげボーナスを持ち逃げしようとしている。
株価も随分回復し見た目は好調です。
でも実態はどうなのか。

株価の上昇は経済の拡大と言うより病人のムクミのようにも見えます。
顔色が悪い。
失業率は上がり続け、失業保険の切れた人や仕事を探すのをあきらめた人を
加えると20%以上にも及ぶと言う見方もあります。

無理やり「株価」という「体温」を上げたところで病気は治らないですね。
そして不動産価格は改善の様子がないだけでなく商業不動産の更なる下落が心配されています。

アメリカもいつの間にか日本のように土地本位制になっていたのでしょうか。

株式市場には6兆ドルと言う資金が供給され、金融機関を助ける7000億ドルの資金も底をついた。
昨年潰れた140の中小銀行の受け皿になった預金保険機構FDICの資金もう残り少なくなりました。

それより、ドルを供給し続けるFRBが大きな債務超過に陥っている可能性もあり、「政府無し派」に近い
リバタリアンのロン・ポールが実態を調査する法律を通そうとしている。

つまりは金融危機を先送りしているうちに国家の財政危機が迫りつつあるわけです。
アイスランドやギリシャが他人事ではなくなります。

これはほぼ日本を除く世界規模で起きていることで世界のGDP50兆ドルに対して
2007年に190兆あったデリバティブが2008年に140兆まで下がったがまた180兆くらいまで増えてきたと寺島実郎が
言っています(数字はウロ覚えですが)。

世界中でもう一回金融バブルを起こしているわけだが実体経済は悪化するばかりであちこちで財政が痛んでます。

アメリカの話でした。

つまり「大きな政府」政策が限界に来ているという苛立ちがマサチューセッツで無名の色男に議席を奪わせた。
争点は医療保険改革。
一年ほど前オバマを熱狂的に受け入れた米国民は手のひらを返したわけです。




アメリカ人はもともと個人の独立と尊厳という気概があって多数を占める保守層は
当然「小さい政府」論者ですね。
共和党がそうです。
根本にあるのが「国家への懐疑」。

知性主義と反知性主義は常に争っていますが(日本でも)、どちらかと言うと保守は
反知性主義なのか。
肉体とか魂、情念とかに重点を置くような気がします。

だから知性的な政策、例えば人工中絶、銃規制、温暖化みたいなものにはとても抵抗が強い。

一方、日本の自民党は似て非なるもので家父長的な国粋主義だと池田信夫が言っていた。
「お上にまかせましょ」みたいなことで基本的に民主党と変わらない。
善し悪しを言っているわけではないが論点がよくわからないです、日本の場合。

私個人としては「小さな政府」ですね。
いろいろ指図されたくないし、責任を取らないカネの運用は止めてもらいたい。
JALをあちこちに作ったらダメだと思う。

そういう意味では小泉改革を支持しました。
しかし、政府が無くていいということではないですから結局はバランスの問題。
社会主義の非効率なところ、自由を制限するところは少ないほうがいい。

アメリカの話でした。

オバマは医療改革挫折の代わりに矢継ぎ早に金融規制案を出してきています。
商業銀行の自己勘定取引禁止、占有率制限。
ゴールドマンのルービン財務長官がグラス・スティーガル法を廃止し商業銀行が証券業務ができるようになった。

つまり、草食系にステーキの味を教えました。
また州単位の銀行法を改正しいくつかの商業銀行が巨大化することになった。
所謂、TOO BIG TO FAIL、大きすぎて潰せない。

結局リーマンを始めとする殆どの投資銀行が競争に敗れ消滅したが、ルービンやポールソンの
ゴールドマンだけはちゃっかり商業銀行に偽装し政府の救済を思いっきり享受しました。

大手の金融機関が最近の新金融バブルで大儲けしたのは前述の通り。

オバマがやろうとしているのは商業銀行を昔の姿に戻そうという話です。
なんと、もっともなことではないですか。
レバレッジで膨らむだけ膨らんだ今の世界経済を元に戻しましょうということです。

しかしCITIなどの商業銀行はマネーゲームで儲かっているだけで、本業は採算が悪い。
当然、反対ですね。
ゴールドマンはまた投資銀行に戻り一人勝ちすることになるという田中宇の先読みもありますが。

政策がいくらもっともでも、実体経済が悪い時は何をやっても評価されない。
ただの「銀行いじめの人気取り政策」と酷評されている。
貪欲な金融資本の暴走が未曾有の経済危機を招いているので当然と思われるが
アメリカではとても規制に抵抗が強いのです。

何度も書いているがオバマは大不況と二つの戦争を前任者から引き継いだ悲劇の大統領です。

医療保険改革が上院の絶対多数を脅かされていることで苦境に立っていますが、もうひとつの
大問題がFRB議長の再選問題です。

なにせ日本の不況研究の専門家でヘリコプター・ベンと言われるバーナンキ。
瀕死の患者である経済にに輸血をし、モルヒネを打ちまくってきた。
それで曲りなりも心肺停止だけは免れてきたわけです。

この人の再選が否決されて今金融規制を主張しているボルカーの力が強くなるとアメリカは一挙に
出口戦略に向かうかもしれません。
確かレーガン時代に金利を15%に上げドルを防衛したチームの方。

人は成功体験に埋没しがちです。
チェース出身ということでロックフェラーの逆襲もあるのか。
その辺のところは詳しくありませんが。

株の火遊びはほどほどにしたほうが良いのではないでしょうか。
余計なお世話ですが。

それともうひとつ、内政がおかしくなると外に敵を見つけるという常套手段。
中国との関係に変化が見られ、日本にもエコカー減税などでイチャモンを付け始めたようにも見えます。

まあ、本当に困ってくれば日本叩きが始まるかもしれないがそんなもの放って置けばいい。

矛先が中国に向かい米中関係が多少ギクシャクしてくれれば大国の間にいる身としてはとても好都合でしょうね。
日米関係も一挙に良くなります。