京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




1ヶ月間続いた祇園祭もそろそろ全ての行事が終わろうとしています。
「稚児の社参」で献上される二軒茶屋「中村楼」さんの稚児餅は
米をついた餅を細長い形に整え2本に割った竹串で刺し、荒味噌を縫って両面を焼いたもので
粒々の残る独特の食感の餅に芳ばしく焼かれた甘い味噌が美味しい
以外と食べごたえがあり添えられたお抹茶と頂くとお腹いっぱいに?
この餅を食べると夏痩せしなくなり疫病をよけるなどの言い伝えがあるそうですが
夏痩せはしたいけど疫病にはかかりたくないですね。
  
八坂神社から下河原通に続く南楼門を出るとすぐ左側にある二軒茶屋「中村楼」さん
古い文献や史料から約450年前にはこの地に茶店が営まれていたことが分かるそうで
室町時代末期に創業されたのではないかということです。
参道沿いの東西に軒を構えた二軒の茶店のうち東側にあった「柏屋」を前身とし
江戸期に「中村屋」となり、明治に入ってから現在の名称に改称されたとか

江戸時代初期に茶店で出された田楽豆腐「祇園豆腐」が評判となり有名になったようで
今でもお料理のコースには必ず祇園豆腐が出されていますが
左側の腰掛茶屋(甘味処)でも1品(735円)で楽しめます。
   
中村楼さんの「稚児餅」は7月31日までお抹茶付(1260円)



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