ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

紀伊姫駅ノート

2011-11-02 05:00:00 | 田舎

今年も10月が過ぎ、考えてみれば残すところあと2か月、『サラリーマン』生活も残り5か月の命となり、秋の深まりとも伴って寂しさを感じる今日この頃です。それにしても暑くはないけど暖かい日々が続くものです。未だ半袖、ハーフパンツで過ごす毎日、さすがに仕事に行く日は長袖には変わってきていますが、靴下を履いて靴を履くなどまだまだ早い感じがします。

さて、突然として紀伊姫駅の写真です。この週は月・火・水と釣りに行ったものの、風と波浪により木曜日からは釣りに行けませんでした。これは大阪に帰る前日・金曜の朝方の写真ですが、今にも雨が降り出しそうな雰囲気です。

紀伊姫駅と言えばどうしてもこの映像を思い出します。再掲します

                  

何時置かれたものなのか知らないのですが、夏の頃から気が付いていたこの駅に設置されている『紀伊姫駅ノート』と記された大学ノートです。この駅で乗り降りする客といえば大半は高校生で、旅の人がふらっと降りるような駅には思えないのですが、何故か「旅の思い出にどうぞ」という副題が付いています。最初のページに書かれていたのですが、名前が素敵な駅、見老津や湯川等の駅にも設置したそうで、そういうところから設置者の気持ちが理解されます。

でもと言うか、やはりと言うか、設置された方の思いとは裏腹に書き込むのは殆どが学生であり、その内容は殆どが漫画。表紙に残されている漫画なども学生によって描かれたものでしょう。きっと幾人かの学生が描いたのだと思うのですが、描いている絵にどうも一貫性がありませんし、設置した人の思いを汲んでいると思えるのは「どんどん書いて下さい!」という部分だけでしょうね。ページを繰っても表紙と大同小異、この姫の地への思いを綴ったもの、姫の地で暮らす喜びや苦悩の筆記もありません。この辺りに住む高校生ってこの程度なのかと思ってしまいます。変わったものといえば実にくだらんのですが、この夏にやってきた長男が一筆「T・H参上」と、私からすると孫の名前を記しているものぐらいです。

                  

そこで一晩家に持ち帰って、とりとめの無い文章をしたためてみました。財政的には仕方の無いこととは言え、古座には古座なりの良さがあったのに、串本町に合併された恨みが綴られています。古座川町にとっては迷惑かも知れませんが、同じ合併するなら『古座』の名前を残して欲しかったというのは私の思いです。

最後の方は自己のPRを載せてしまっていますが、この駅で乗降する若者は読んでくれたでしょうか?

             

綴っている私自身はこの地への旅人という範疇ではありませんが、住人でもありません。設置された方の意に沿っているのかどうかも分からない文章ですが、何処かでこのノートの分岐点になればいいと思って書き込みました。その後のことは知る由もありませんが、黒一色のボールペンよりはいいかと思い、三色のボールペンを寄付しましたと言っても、自分でお金を払ったわけではありませんのでご心配なく。

心配と言えば、設置された方がこのノートを回収に来るのかどうか、設置し放っし、後は知らんでは、学生たちの暇潰しにうってつけだっただけになってしまいます。是非見老津にも湯川・・・にも行かれて回収、出来れば設置者の感想を伺いたいものです。

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