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死が隣りあわせ

2020-07-23 04:22:56 | Weblog

 おはようございます。

 法医学ノートは昭和53年9月の出版。現在は知りませんが、数年前、慈恵大学の法医学の教科書でした。この本は法医学の専門知識を易しく解説しています。執筆者は科学鑑定の石山いく夫先生です。

 法医学者は刑事ドラマに登場しますが、各大学に志望者はほとんどいないのはとても残念です。先生は死体解剖数は日本一です。患者の顔を見て話すと何の病気かほとんど当たり、変死の鑑定の方が大変と言いました。

 旧制高校の石山先生の担任だった父に、先生が本を執筆する度に本を届けました。私もそれらの本を読み、科学鑑定に興味を持ちました。サリンは後遺症がある、軽度の被害者の補償もすべきと先生は裁判でも鑑定しました。

 新型コロナの全世界の死者数は60万人を越え、アメリカでは14万人以上が死んでいます。中国と経済関係あった国ほど感染者が多いようです。日本も死者数が1000人を越えました。でもアメリカに比べ驚くほど少ない数です。

 既往症のある患者さんはコロナの炎症が色々あるでしょう。重篤化しお亡くなりになるのは高齢者施設の人が多く、年齢や既往症が及ぼすコロナ発症のメカニズムに私は興味を持ちました。死へのプロセスを法医学ノートで再読しました。

 昔は気が付きませんでしたが、コロナ感染した高齢者を意識して読んだため、大事な事例が書かれていると思いました。自然死か殺人事件かの鑑定は難しいそうです。感染症が体調により急激に進み、突然死があるからです。

 人は痛みや不調に耐える力が違うそうです。痛みがあったはずなのに、我慢してか気にせずか、通常の生活や仕事をする人がいるそうです。勿論、逆に忍耐力のない人もいます。言葉や感じ方と症状が違うそうです。

 昨日まで元気だった働き盛りが出張し突然死亡し、事件かと警察が思い解剖。心筋梗塞が原因と鑑識されても、遺族が地方警察の鑑識能力を疑い先生に再鑑定をお願いし、検察経由で地方大学で再鑑定。結果は同じでした。

 流感ウイルスでもマイコプラズマでも高齢者は肺炎を起こします。痰の切れが悪く、咳ばらいをし誤嚥し、誤嚥性肺炎を発症しかねません。炎症が発症すると心臓や脳にある爆発寸前の病気が突然牙を剥きます。

 本を読み直し、コロナは中性脂肪やメタボが致命的と感じました。コロナが中国で流行を始めた当初、民間治療法が色々ありました。青魚が良い、塩分や糖質を控える、野菜やサラダが良い、乳酸菌が良い、納豆を毎日食べる、キノコ類が良いなど。私も極力食べています。

 これらはコロナに効果無しと言われていますが、本を再読し良い予防法と改めて思いました。足りないと思い、ドラッグストアーの青汁や肝油で補っています。足はどうにもなりませんが、なんとか無事に生きています。

 今日はここまでにします。

コメント
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