先日、私の誕生日にたくさんのお祝いメッセージをfacebookでいただきました。
一方、職場では自分から「今日は私の誕生日だ」とでも言いださないかぎり、
誰も私の誕生日に気付きません。なので、毎日職場で8時間から10時間顔を突き
合わせている数名からは当然何のお祝いの言葉もありませんでした。知らない
から当然です。
どうも、不思議な感覚です。facebookで御祝いの言葉をいただいたみなさんとは
現実でも面識のある方々ですが、当日はお会いしていません。一方で当日お会い
した多くの方々は私の誕生日など知らないので意識しておられないという状況。
リアリティーがどちらにあるのか、ふと考えるとなにやら不思議な感覚です。
昨日、テレビでインセプションという映画を見ました。夢の中に入っていくSF物語
です。「この世界は夢なのだ」と認識しつつも、夢なのか現実なのかを自分で確かめる
ための小道具を持っていたりします。最近一般化していいるSNSサイトについて解説
しているあるウェブサイトにこのような表現がありました。「…仮想の
コミュニケーションが当たり前となり、それが次第に現実感を失わせ、やがて
「虚構と現実」の境界線が曖昧になってきた…」。facebookの一件はあたかも
自分が現実世界とサイバーな世界との二つの世界で生きているような感覚をもたらし
ました。あきらかにサイバーのほうが非現実なはずなのに、現実世界でお誕生日を
秘している(わざと特別に秘密にしているわけではないですが、、)ことのほうが
むしろおかしなことのようでもあり、夢かうつつか幻か、、というような感覚を
覚えています。
私のfacebookページはコチラです。
http://www.facebook.com/koichiro.aida
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