白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

幼稚園の影響

2012-03-10 22:57:34 | 子供
幼稚園の影響は大きいもので、次男はいろんな新しい日本語を使って驚かせてくれる。

デザートを食べているとき、
「もっとおかわりください。」
と、丁寧に言っているではないですか。

うちの子が、『ください』って、これは敬語ですよ敬語!
長男だったら、せいぜい「もっとちょうだぁ~い。」
いやいや、『ちょうだい』と言えればまだ上出来。
もらう、くれる、あげるがめちゃくちゃで、

「ママ~、これもっとくれて~。」
とよく言う。

泰君が『ください』なんて、とっても嬉しいママ。

「あら~泰君、幼稚園でならったのぉ?」
おかわりを、いくらでもあげたくなっちゃう。

「幼稚園では他にどんなことを言うのかママに教えて~。」
もっとこんな丁寧で綺麗な日本語が聞きたい。

泰君一瞬考えて、

「あっかんべ~。」

なっなに~~?
「そんなこと、習ってこなくていいの!」

っと怒鳴りたくなる・・・っけど、
「あっかんべ~」を知らない日本人はいないよなぁ。

こういうのを知らずに日本に行くと反対に馬鹿にされたり。

こういう言葉ほど親が教えないから穴になってしまうんだよねぇ。
っと考えると、幼稚園の影響はすばらしいかも。

だんだん「あっかんべ~」もすばらしく思えてきた。
うちの子は「あっかんべ~」を知ってるんだわ!日本人だわ!
ああ、なんてすばらしい。

「あっかんべ~」ごときにこんなに感動している私。

日本語の幼稚園、すばらしい!

日本から来たばかりの駐在員のお子さんなんて、
みんなから羨望の目でみられて、
どうにかして自分の子を仲良くさせようとママたち必死。

その気持ちがよくわかる。

あ~、生きた日本語って、こういうことを言うのよね。


精神年齢

2012-03-04 15:56:44 | 子供
私は女三姉妹の中で育った。
でも、子供は男三兄弟。

「男の子はかわいい」というお母さんは多い。
私も思う。

女の子に比べて、良く言えば純粋、悪く言えば精神年齢が低い。
なぁ~んか、アホで、でもそこがかわいい。

お兄ちゃんがクラス写真を持って帰ってきた。
クラス18人全員の写真が載ってます。

それを一緒にみながら色々聞いてみました。

「ねぇ、一番仲のいいお友達はどの子?」
「この子だよ。」写真を指差すお兄ちゃん。

「じゃぁ、一番走るのが速いのはどの子?」
「この子だよ。」

そんな感じで、いくつか聞いていると、質問がなくなってきた。

そこで
「ねぇ、悪い子はどの子?」
黒人のいかにも悪がきそうな”こいつ”あたりくるかなぁ、なんて思って見ているママ。

「悪い子なんていないよ、み~んな良い子だよ。」

は?あ、そうだねぇ~。
これは失礼しました。

じゃぁ、
「マー君が嫌いな子はどの子?」
腕白で意地悪な子くらいいるでしょう。

「嫌いな子なんていないよ。ぼく、み~んな大好きだよ。」

え?そうなん?
なんか、めでたい性格というか、まぁ~いいことだけど、
世の中そんなに善人ばかりでもないよ、なぁんて言いたくなる。

未だに「お隣のまやちゃんと結婚する」とか言ってるし。
かなり精神年齢は低いのではないでしょうか。

とっても馬鹿っぽいんですけど、でも算数なんかはすごくよくできるようで、
男の子の脳とは不思議なものです。



海悠君歩きだしました。

2012-02-18 22:44:30 | 子供
赤ちゃんが歩き出した瞬間って、感動的だよねぇ。
お兄ちゃん二人はどっちも1歳と同時に歩き出したんだけど、
三男坊はぼやぼやしていられないと思ったのか何でも早い。

3ヶ月半で寝返りをうって、
7ヶ月でおなかをつけずにハイハイをはじめて、
数週間前からは高這いをはじめた海君。
「これは1歳前にあるきだすんじゃなぁ~い」なんて言っていたら、
1歳どころか10ヶ月半で歩き出しました。

我が家はみんな大さわぎ。
お兄ちゃん二人も大喜び。



難しい、難しい、日本語

2012-01-29 21:29:10 | 子供
子供の時期に身に着けた言葉は一生の財産。
せっかく私の元に生まれてきたんだから、私が日本語という財産を残してあげたい。

そう思ってがんばっているものの、日本語って腹が立つほど難しい。
子供の頃国語は好きではなかったものの、比べる対象になる言語を知っているわけでもなく、日本語が特に難しいなんて考えたことはなかった。

しかし、ここアメリカにいると、「日本語でなければこんなに苦労する必要はなかったろうに」っと思えてならない。

たとえばスペイン語だったりしたら、きっちりとした表音文字だから基本的なルールさえわかっていれば発音できるものは書けるらしい。
英語と近いというだけでも、バイリンガルに育つ子供にとってそんなに負担ではない。

日本語はというと漢字をはじめ、語彙、文法、語法、敬語、とにかく途方にくれるほどの複雑さ。

日本で育った私たちにはなかった難しさもある。
伸ばす音。

先日の読みのテストでは「東京」を「とうきょ」と書いてバツになっていた。
「教科書」を「きょうかしょう」と書いてバツになっていた。

マー君に聞いてみる。
「とうきょぉ~~~。とうきょっ。どっち?」
当然即答だと思ったんだけど・・・
「う~~~ん、どっちかなぁ?」
悩むマー君。え?そんなに難しいの?

そういえば昔夫とこんな会話をしたことがある。
「私旅行が好きなのよね。」
「自分の名前が好きなの?」
は?自分の名前?一瞬わからない私。
あ、あ~~~、わかった(私の名前は良子)。
「りょ~~~こじゃなくてりょこ~~う。」
「うん、だから同じでしょ?」

とにかくその辺、英語母語者にはランダムに『う』をつけたりつけなかったりしているようにしか思えないわけです。

もちろん日本語を最も難しくしているのは漢字でしょう。

私は中国語を少しやっている。
中国語をやると、漢字とは中国語という言葉から生まれたんだなぁ~っとしみじみ思う。
漢字という表記は中国語にぴったりなわけです。
とても統制が取れていて、意味を表す部分と音を表す部分からなっている漢字が圧倒的に多い。
少々例外はあるものの、基本的に漢字の読み方は一つ。
その中国語から生まれた漢字を、全然類似性のかけらもない日本語にむりやり当てはめて、とれていた統制をぐっちゃぐちゃ、めっちゃめちゃにして、しかも漢字と一緒に漢語も輸入して日本語に混ぜちゃったという、とんでもないチャンポン言語が日本語。
それを勉強しろっつ~んだから拷問としか言いようがない。

アメリカで育つ子供にとって、日本語なんてお母さんとしゃべる言葉がすべて。
圧倒的に語彙が足りないのもさらに国語学習を難しくする。

新しい漢字の練習に『図画工作』という言葉があった。
「なにこれ?なんて読むの?」と聞くマー君。
「ずがこうさく だよ。」
「ずがとうさく?」
「いや『とうさく』じゃなくて『こうさく』」
「こうさつ?」

漢字の勉強の前に、こんな言葉聴いたことがないわけです。

「日本ではArtの授業を図画工作って言うのよ。略して図工。図画は絵を描くという意味で工作は何かを作ること。工場の工と同じでしょ。工場って知ってる?」
「知らない。」
「Factoryだよ。」

次の日また同じ漢字が読めない。

「図は地図の図。地図って知ってる?」
「しらない。」
「mapだよ。」

あ~、基本的な語彙がないから、漢字の説明も難しい。

そしてまた次の日、やっぱり読めない。
マー君が一人ごとを言っている。
「Artの授業なんだよね。絵を描いて、何か作る。マップ、ファクトリー・・・」

そう、そうなんだよ。
私の説明はよ~く覚えているんだけど、ズガコウサクという音を覚えられない。

5日くらい同じことを繰り返してやっと読めるようになりました。

次の週出てきた新しい言葉は「図書室」。
せっかくぅ~、やっとのことで~、図は「ず」と読むと覚えたのに~~~。
どうしてこれは「ず」ではなく「と」なのでしょう。

やっぱり読めないマー君。
独り言で「図だけど『ず』とは読まず、書くだけど『かく』とは読まず、ライブラリーは日本語で、え~~~と。」

そうなのよ、ライブラリーなのよ、それを日本語でさぁ何でしょう。
かわいそうになります。
果てしないものを感じて、途方にくれます。

こんな、基本の基本でつまずいていて、どうなるのでしょう。

も~、日本語きらぁ~~~い。

モンテッソーリ教育

2012-01-26 12:23:33 | 子供
次男泰君がちょっと変わった子だというのは、前述の通り。
とにかく興味がすごく偏っていて、興味がないものに対しては、まるで見えてないかのように無反応。
電気機械が大好きで、それ以外のことには興味がない。

スピーカーを分解している泰君。
使っているドライバーはクリスマスプレゼントにもらったもの。
たくさんのおもちゃより、このドライバーセットが大のお気に入り。

一つ一つこれは何か、ここは何をするところかと聞いてくるけど、ママは全然わかりません。


「天才じゃないの?エジソンになるんじゃない?」
なんておだてられるけど、それどころじゃなくて、落ちこぼれになるんじゃないかと親は危機感を募らせるばかり。

実際にいろんなことが遅れているわけです。

もう4歳なのにABCも123も読めない。
絵や工作にも興味がないから鉛筆も持てないし、はさみも使えない。

「ほらこれがAという文字よ。」っと教えようとしても、『A』と書かれた本やカードを見てくれないから教えようがない。

まぁ、無理に教えようとはせず、もう少し様子を見ることにしたものの、社会性の面はどうにかしたい。

幼稚園でも相変わらずお友達とはあまり遊ばないようで、一人でCDプレーヤーを眺めているらしい。


いいところを伸ばすことができて、機械工学のほうに進むことができれば、今のオタクぶりはいい思い出話になるだろうけど、「じゃぁどうやって?」というのが私の不安。


っとあるとき、お友達のお母さんが面白いことを言った。

「泰君みたいな子にはモンテッソーリが合うんじゃない?」

は?モンテッソーリ?
あの、みんな一斉に何かをするんじゃなくて、個人個人のいいところを伸ばすとか何とかの、あれ?

日本では小学校以上の教育でモンテッソーリは認可を受けてないため、幼稚園のやり方だと思われる傾向にあるんようだ。
でもアメリカでは小中高と一貫したモンテッソーリの私立校は多くある。

実は家の斜め前にある学校もモンテッソーリで幼稚部から中学部まである。
ただめちゃくちゃ授業料が高くて、バークレーのモンテッソーリ小学校はどこもアフタースクールも含めると一ヶ月約$2,000、年$24,000。

モンテッソーリのことを良く知らないという私に、また他のお母さんが本を貸してくれた。

その本によると、
「親にとって問題とされる子供の行動も本当は意味がある。」のだとか・・・。
「早くしなさい、危ないから止めなさい、いい加減にしなさい。」と子供がやることに制限を与えて、自分のペースにするのではなく、どうしてそれをやりたいのかを考えて、見守ってやるのが大切なのだとか・・・。

私みたいなせっかちなお母さんは最悪ですね。


本を読んでなんとなくわかった。
私の悪い部分もよくわかった。
でも、そこから・・・・どうやってABCを教えたらいいかはわからないけど・・・。


モンテッソーリかぁ~。
もし本当に泰君が普通小学校ではみ出て落ちこぼれちゃったら、こういう選択肢もあるんだなぁっと思うと少し気が楽になった。
まぁ高いけど、泰君一人だけなら私も働けばどうにかなるかなぁなんてすでにお金の計算までしている私。

普通小学校でちゃんとやっていければいいんだけど、もしダメでも他に選択肢があるのはアメリカのいいところだね。

強烈な個性の泰君。
将来に少し光が見えてきたママでした。




習い事

2012-01-11 22:09:26 | 子供
アメリカも日本に負けず劣らず、子供への教育熱は強い。

どの子も習い事をい~っぱいしている。

ピアノ、バイオリン、バレエ、サッカー、野球、バスケット、武道。
月曜から金曜まで習い事でびっしり、週末はスポーツクラブの試合で親は送り迎えで大変!なんてのはよく聞く話。

日本のような入試のないアメリカでは、学校の成績が良いだけでは、有名大学に入るのは難しい。
スポーツやボランティア活動なども判定の鍵を握る。
それが理由で、スポーツをやっている子もたくさんいるようだ。

でもうちの子は、日本語教室以外特に何もやってません。

私が働いていた頃は、どうせアフタースクールケアに入れるしかなかったので、仕方なかった。

私が仕事を辞めた今も、「アフタースクールで友達と遊ぶほうが楽しい」というマー君のために、そのまま入れることにした。

でも、「これでいいのかなぁ?」っとぼんやりとした不安を感じる私。
わが子だけ置いてけぼりを食らっているような・・・。
親としてやれることをやってないような・・・。


あるお母さんに言われた。
「スポーツは小さいうちに始めたほうがいいわよ~。
大きくなってからじゃ差がつきすぎちゃって始められなくなるよ。」

そっかぁ~、確かにみんな何かやってるよなぁ。

マー君はアフタースクールでよく友達とサッカーをやっている。
本人もサッカーが好きだというから、聞いてみた。

「ねぇ、マー君。サッカーチームに入って、ちゃんとサッカーを習ったらどうかなぁ?
適当にやってるのとは全然ちがって、すごく上達すると思うよ。」

「だめだよ、土曜日は日本語教室があるし。」

あれ?すぐにのってくると思ったのに、おかしいなぁ。

「調べたらねぇ、日曜日に練習しているチームもあるみたいよ。」

「嫌だよ。」
マー君即答。

意外な答えに戸惑う私。
「え?なんで?マー君サッカー好きでしょ。」

「サッカーは好きだけど、日曜日練習があったらママやダディーや泰君や海君と一緒の時間が全然なくなっちゃう。そんなの嫌だよ。」

え?あっそういう風に考えていたんだ。
家にいてもつまんない、学校がいいっていつも言ってても、家族との時間がなくなっちゃうのは嫌なんだ。

母親の私より家族のことを大切に思っているマー君。

誰かに何かを言われるままに、ふらふらと考えを変えるママとは大違い。
他の人とちょっと違うと不安を感じるというのは、日本人の悪いところ、ママの悪いところ。

マー君に教えられた気がします。








泰君のプレゼント

2012-01-11 21:44:01 | 子供
泰君にもちゃんとサンタさんは来てくれました。

ただ、欲しいものを持ってきてくれたかどうかは・・・定かではありません。
なぜなら、サンタさんはおもちゃを持ってきた来たから。

何が欲しい?と聞けば、
「コンピューターと、掃除機と、スピーカーと、テレビと・・・」
と電化製品を並べる泰君。

でもおもちゃのパソコンや掃除機はもう持ってる。



クリスマスではたくさんプレゼントをもらったものの、もらったおもちゃでは遊ばない泰君。




そこで、ママが10年前に使っていたノート型パソコンをあげたら大喜び。

物置で見つけたダディーの30年前のコンピューターも欲しいと言って聞かない。
大きいし邪魔だしダメだと言ったんだけど、泣き続けるのでこっちが折れて家の中に持ってきてあげた。


掃除機も本物がいい。


物置から使ってない電化製品を持ってきてつなげて遊ぶ泰君。


サンタさんは泰君がまだ4歳だからおもちゃじゃなきゃいけないと思ってしまったのですねぇ。
わかった、君にはもうおもちゃはあげないよ。
こわれていてもいいから、本物の電化製品じゃなきゃいけないのよね。

ちなみにおにいちゃんは、ラジコンヘリコプターをもらって大喜びでした。


泰君にもサンタさん来るかなぁ

2011-12-23 23:04:14 | 子供
子供たちはクリスマスが待ち遠しくて仕方ない。
マー君はまだしっかりサンタクロースを信じている。

この時期は何かと
「こら、いい子にしないとサンタさんが来ないよ!」
の台詞で言うことを聞かせようとする私たち。

マー君には効き目てきめん。
でも、泰君には・・・この台詞を使っても言うことを聞かせるのは難しい。

そんななか、マー君が心配そうに私に言った。
「ねぇ、泰君にもサンタさんはちゃんと来るかなぁ。」
どうやら心配しているご様子。


「う~ん、どうかなぁ。」
必ず来ると言わないところが、ちょっと意地悪な私。

「泰君は時々悪い子だからねぇ。」
自分のことは自身があるのか、泰君の方を心配するところが笑える。
マー君の目から見ても、泰君は言うことを聞かない悪い子なんでしょう。

そこで聞いてみた。
「もし、マー君や海悠には来て、泰君にだけサンタさんが来なかったらどうする?」

「そしたら、泰君かわいそうだね。」
どうやら本当に心配しているご様子。

「もし来なかったら、僕のプレゼントを泰君にも分けてあげるよ。
それからみんなでプレゼントを買いに行って、
ママとダディーと僕からプレゼントを一つずつあげよう。ね。」

あっら~、優しいじゃない。
喧嘩ばかりしているようで、実は弟思い。
やっぱり兄弟なんだねぇ。

大丈夫だよ、サンタさんは必ず来るからね。

泰君の幼稚園クリスマスパーティー

2011-12-22 22:38:28 | 子供
泰君の幼稚園でクリスマスパティーがあった。

このクリスマスパティーでは、毎年子供たちが劇をする。
どの子が主役をするか、誰がソロで歌をうたうかなど、ずいぶんと親たちの間でうわさになっていた。
でも泰君はいくら聞いても何の役をするのか教えてくれない。
本人はどうやらよくわかってないらしい。
まぁ、本番までの楽しみにするしかないっか・・・。

我が家も、グランマやグランパも含め家族総出で見に行きました。

いよいよ子供たちの入場。
席が後ろのほうだからなかなか見えない。

マー君が立って状況を教えてくれる。
「あ、泰清が入ってきた。」
「泰君は何の役をするの?どんなコスチューム着てる?」
「着てないよ」
「は?みんな着てるでしょ?泰君は普通の洋服着てるの?」
「うん、泰清だけコスチューム着てない。」

慌てて私も立ってしまいました。

あっちゃ~、本当だ。
泰清だけコスチューム着てない。
きっと、「いやだぁ~こんなもん着たくないよ~」っと頑として拒否したのでしょう。
あ~、泰清らしい。
あ~、はずかしい。
あ~、先生に申し訳ない・・・・。

泰清の役は宿屋さん。
コスチュームは着てなかったけど、ちゃんと歌をうたって振り付けもできていました。


この一人だけ普通の服で、全体写真だというのに上を見ているふざけたやろうが泰清です。

いったい誰に似てこんなに頑固な子になったんでしょう。

まぁ泰清のことは置いといて、劇はとっても素敵でした。
子供たちの歌は全部日本語。
この幼稚園すばらしい!

ただ面白いことに、1番は日本語で2番は英語で歌う歌は全部、2番の英語になると声がぐんっと小さくなるのはどうしてでしょう。
子供たちはみんなバイリンガルなはず。
どちらかというと、英語の方がお得意という子供の方が多いと思うけどなぁ。
2番の歌詞のほうが1番に比べたらあやふやのことはよくある。
でもたぶん、日本語の歌詞の方が簡単で覚えやすいんじゃないかしら?
泰清もこの幼稚園に行きだしてからというもの、すっかり日本語の歌しかうたわなくなった。

私としては嬉しい限りだわ。

運動会

2011-10-24 12:37:19 | 子供
先日泰君が通うシカモア幼稚園で運動会があった。

さすが日本語の幼稚園、日本の行事をちゃんとやってくれます。

嬉しくて嬉しくて、大張り切りのママ。
でも・・・家族の中で張り切っているのはママだけ?

いいの、いいの、それでも運動会は嬉しい。

朝早く起きてお弁当を作る。
こんなときに役に立つ重箱。
みごとにできたお弁当を見て、家族のみんなは感嘆の声を上げる。

「すご~い、どうしたのママ?」

だって、運動会ですもの。ふふふ

これまた張り切って早めに行って、場所取り。

・・・っとまぁ、すごく楽しみにしていたのですが・・・・。

泰君はちっともハッピーじゃない。
たくさんの人に驚いたのか、せっかくママやダディーがいるのに、
一緒に座れないのがイヤなのか、ビービーと泣いてばかり。
いやだいやだママ抱っこ~と駄々をこねる。

ママの手を離さないから仕方なく横について園児の席にいる私。
も~う。こんなはずじゃなかったのに。

一番楽しみにしていたかけっこも、もちろんビービー泣いて走らない。
仕方ないからみんなのあと、手をつないでどうにかゴールまで。

玉入れも、みんなの後ろに立っているだけ。

あ~~~、泰君・・・。
泰君より小さい子はたくさんいるのに、他の子はちゃんと楽しそうにやってるよ。


最後のほうになって、ようやく少し慣れてきたのか、笑顔も見えてきました。

それにしても・・・、泰君、ママは君のことが心配で仕方ないよ。
こんなことで、この子は今後大丈夫なのだろうか・・・・。




泰君の「個性」

2011-09-26 11:46:23 | 子供
泰君は12月で4歳になる。

普通第一次反抗期は1歳半頃から始まって、3歳半くらいには落ち着くという。
でも、泰君の反抗期はまったく落ち着く気配すらない。

とにかく朝から晩まで泣き叫んでいる。

赤ちゃんが産まれたから、親にかまって欲しいから、どの理由もぴったり当てはまる。

まず朝目が覚めたら、お布団のなかで泣き叫びだす。
親を呼んでいるらしい。
ダディーがもう仕事に行っていないとわかると、玄関のドアをバンバンたたいて泣き叫ぶ。
毎朝のことなのに、いい加減に慣れろよ!っと言いたくなる。

でも、それを突き放しちゃいけないらしい。
やさしく受け止めて、とにかく愛情を注いであげる必要があるらしい。

がんばっているんだけどなぁ~。


でも、何をするにも「イヤイヤ」で言うことを聞かない。
わざと悪いことばかりをして、気を引こうとする。
悪いことをすればもちろんしかるわけです。

そしたら、しくしく泣きながら、
「ママ~、そんなに怒らないでぇ~。僕、ママのこと大好きなのに~。」
っと弱弱しくいう。

なんだか、ママがすっごく悪いことをしているような、
泰君はすっごくかわいそうな男の子のような、

いや、ちがう~違うだろう~~~。

でも、きっとこれが泰君の本音なんだろうなぁ。
自分で悪いことをしているとは思ってないんだろうなぁ。


何をするにも「イヤイヤ」だから、すごく時間がかかる。
急いでいるときに限って、着替えたくない、靴は着たくない、とひっくり返って駄々をこねる。

ここでいらいらしちゃいけないらしい。
がんばってるんだけどなぁ。

9月から新しい保育園に行きだしたものの、人見知りが激しくて未だに慣れない。
毎回行くたびに大泣き。
その前に連れて行くのに大奮闘。

友達もできてないらしい。

先生が言うには、「興味が他の子と違うものだから、一緒に遊ぶのが難しくて・・・。」

いやぁ、まったくその通りで、短期間しか見てないのにそれをずばり言い当てる先生はすごい。

ちょっと変わった子で、普通の子供が好きなことには興味を示さない。
一般的なおもちゃには興味がない。
それよりも電化製品が大好き。

電化製品ならなんでもいい。
掃除機、扇風機、DVDプレイヤー、照明器具、炊飯ジャー、電気ポット、などなど・・・

子供たちがテレビを見ていたら、泰君だけはテレビのを見ている。
彼にとってはコードやケーブルの方が、セサミストリートより面白いらしい。
ボタンを押したら音が鳴ったり、動いたりするおもちゃがあれば、泰清は電池のカバーをあけて、電池を見たがる。
本来の遊び方では遊ばない。

何か知能面で障害があるんじゃないかと、真剣に心配するほど。
でも、自閉症ではなさそうだし・・・。

専門家に相談したほうがいいのかなぁ?っとも考える。

藁をもすがる思いで、育児書をいくつか購入して読んでみた。
私の接し方が間違っているのか?
確かに、これまで仕事仕事であまりかまってあげてなかった。
今からでも遅くないなら、できる限りのことをしよう。

本には少々変わった子でも、個性と受け止めて無理に他のこと同じようにさせてはいけないのだとか。

はぁ、「個性」ですか。


耳の悪いマー君より、泰君のほうが今後学校でちゃんとやっていけるのか、ずっとずっと心配です。

だれか言ってたなぁ、「耳が悪いことなんて問題のうちに入らないよ。身体的な障害がなくても、もっともっと問題を抱えている子はた~くさんいるから。」

それは家庭の問題とかだと勝手に思っていた。
なるほど~、他に問題を抱えているこ子供・・・泰君もそれに入るのか?


これも「個性」と受け止めて、もう少し様子を見てみることにしましょう。

スイミングがない日

2011-07-23 10:25:15 | 子供
この夏マー君は毎日スイミング教室に通っている。
毎日と言っても実は月曜から木曜までの4日間。
一日たった30分だけど、みるみる上達してきた。

昨日もいつも通り、サーマープログラムに行っているマー君を迎えに行って
それからスイミングへ。

そう、いつも通りプールの前でマー君を降ろして「いってらっしゃ~い。」と別れる。
ダディーが仕事の帰りにそのまま迎えに行く。

すべていつも通り。
4時半にプールの前に降ろして、私は残りのちび二人と一緒に家に帰った。

5時半、そろそろマー君がダディーと一緒に帰ってくる頃。
時計を見ながら考えていると・・・

あ!やっば~、今日は金曜日じゃん。スイミングがない日!!

夫に慌てて電話する私。

「もしもし?ねぇ今マー君と一緒?」
「いいや」
「え?なんで、じゃぁ今どこにいるの?」
「床屋だよ。」

あ~、そうだった、一週間前に来週の金曜は床屋に行くとか何とか言ってた。

やっば~、マー君一人ぼっちでもう一時間。

あわててちび二人を車に乗せて迎えに行く私。

どうしよう、誰かに保護されていたりして。。。

色々考える私。


プールの前。
誰もいない。

車を停めて、プールの中に入ってみるっと。
マー君がニコニコして水着姿でプールサイドに立っている。

あ~、よかった。

「マー君、ごめぇ~ん今日スイミングがない日だって忘れてた~。さぁ帰ろう。」
「イヤだよ今から遊ぶんだから。」
マー君はなぜかぬれてない。
よくわかんないけど、無理やり連れて帰って来た。

あとで聞いた話。

マー君はプールに行ったものの、今日はスイミングの日ではなく入れてもらえなかった。
でもプールの人に「5時半から一般の人でも入れるフリータイムになるよ」と言われて、ず~っと外で待っていた。
そしてやっと5時半になって、マー君は中に入れてもらい水着に着替えて「わ~い遊ぶぞ~」っとプールサイドにいったところ、ママが来て無理やり連れて帰ってこられた・・・っということ。

なんだかひどい話である。

ごめんマー君。

マー君曰く。
「まったくぅ~ママはばかだなぁ。」

親に向かってバカとは何だ!

でも今日ばかりは怒れない。

ただ、一時間もの間何をしていたんだろう。
子供にとっての一時間は長かったはず。
「待ってたよ。ずーっと外で待ってた。」

「さびしかった?悲しかった?」と心配して聞く私に、
「ううん、暇だった。」

あ、そう。
なんだ、あんまり心配するほどでもなかったんだ。

ずいぶん成長したなぁ。
あ~、びっくりした。
今後気をつけます。

二人乗りストローラー

2011-07-15 11:24:28 | 子供
泰君の保育園を辞めさせたので、今は常に2人の子を連れている私。
でも、ストローラーは普通の一人用。

ある日泰君が疲れて歩きたくなくなった。
仕方なく、下のモノ入れに座らせると、なかなか居心地がいいご様子。
すっかりそこが泰君の専用シートになりました。



ビーチデイ

2011-07-08 21:49:22 | 子供
学校最後の日を、この学校ではビーチデイと呼んでいる。
水着がいるらしい。
この寒いバークレーで何をするというのだ?

暇だから泰君と海君を連れて見に行ってみた。


なんとグラウンドに大きな水の遊び場が設置されている。


並んでる子供たち震えているし。


学校でお弁当を食べて帰ってきました。