白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

習い事

2012-01-11 22:09:26 | 子供
アメリカも日本に負けず劣らず、子供への教育熱は強い。

どの子も習い事をい~っぱいしている。

ピアノ、バイオリン、バレエ、サッカー、野球、バスケット、武道。
月曜から金曜まで習い事でびっしり、週末はスポーツクラブの試合で親は送り迎えで大変!なんてのはよく聞く話。

日本のような入試のないアメリカでは、学校の成績が良いだけでは、有名大学に入るのは難しい。
スポーツやボランティア活動なども判定の鍵を握る。
それが理由で、スポーツをやっている子もたくさんいるようだ。

でもうちの子は、日本語教室以外特に何もやってません。

私が働いていた頃は、どうせアフタースクールケアに入れるしかなかったので、仕方なかった。

私が仕事を辞めた今も、「アフタースクールで友達と遊ぶほうが楽しい」というマー君のために、そのまま入れることにした。

でも、「これでいいのかなぁ?」っとぼんやりとした不安を感じる私。
わが子だけ置いてけぼりを食らっているような・・・。
親としてやれることをやってないような・・・。


あるお母さんに言われた。
「スポーツは小さいうちに始めたほうがいいわよ~。
大きくなってからじゃ差がつきすぎちゃって始められなくなるよ。」

そっかぁ~、確かにみんな何かやってるよなぁ。

マー君はアフタースクールでよく友達とサッカーをやっている。
本人もサッカーが好きだというから、聞いてみた。

「ねぇ、マー君。サッカーチームに入って、ちゃんとサッカーを習ったらどうかなぁ?
適当にやってるのとは全然ちがって、すごく上達すると思うよ。」

「だめだよ、土曜日は日本語教室があるし。」

あれ?すぐにのってくると思ったのに、おかしいなぁ。

「調べたらねぇ、日曜日に練習しているチームもあるみたいよ。」

「嫌だよ。」
マー君即答。

意外な答えに戸惑う私。
「え?なんで?マー君サッカー好きでしょ。」

「サッカーは好きだけど、日曜日練習があったらママやダディーや泰君や海君と一緒の時間が全然なくなっちゃう。そんなの嫌だよ。」

え?あっそういう風に考えていたんだ。
家にいてもつまんない、学校がいいっていつも言ってても、家族との時間がなくなっちゃうのは嫌なんだ。

母親の私より家族のことを大切に思っているマー君。

誰かに何かを言われるままに、ふらふらと考えを変えるママとは大違い。
他の人とちょっと違うと不安を感じるというのは、日本人の悪いところ、ママの悪いところ。

マー君に教えられた気がします。








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