金魚cafe

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たべものがたり彼女のこんだて帖

2013-05-19 23:27:24 | テレビ
NHKのBSプレミアムで夜放送されているたべものがたり彼女のこんだて帖。

日常のふとした気持ちとそこから生まれる一皿をレシピとともにドラマ仕立てで紹介されています。

明日は月曜日早く寝なくてはと思っているのについつい観てしまいます。

面白いなあと思ったら角田光代さんの原作ありきだったんですね。

今夜は長年連れ添った妻に先立たれた男性が妻の作ってくれたある一皿がどうしても食べたくて料理教室に通います。

そこで料理の名前がわからない、ただ豚肉とごぼうのささがきが入って卵でとじて三つ葉クレソンをちらしてる。

教室の人は「貧乏すき焼き」と言ったけれどそれは「豚肉の柳川風」だったのです。

習い始めたばかりで慣れない手つきでだしをとり、ごぼうをささがきにする。

包丁の切る音、火にかけた鍋が煮えてくる音。

そんなところを丁寧に撮っているのが料理に対してみんな愛情があると感じさせてくれます。

その一皿がいろんなことを思い出させるのです。

私が思いだすというか心に残ってるのは家では作れない今はもうないお店の春巻きです。

家族で出かけて外食するときいつもそこで食べていたのですが、今はもう閉めてしまわれました。

あれから料理の本をみて似たような春巻きを見つけてレシピを見ながら作ってみるのですが、その味にはなりません。

食べたい春巻きはいろんな味のハーモニーが混ざり合っていて自分で作るとき何かが足りないのだと思います。

いまなら有名店のレシピなんて調べられる方法や本も出ていますが、ずっと昔の話なので今となっては幻の春巻きとなっております。

寝る前になぜ食べ物の番組なんかと思いますが料理のシーンがこまやかで丁寧でつい引き込まれてしまいます。

難しいレシピもありますが、次の日曜日頑張って作ってみたいそんな料理ばかりです。


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