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金魚cafe

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桂よね吉独演会(2)

2016-04-11 23:06:38 | 落語
本日のお楽しみということでゲストが狂言の茂山家の正邦さんと宗彦さんです。

このお二人よね吉さんと共演されています。

正邦さんは「笑えない会」で宗彦さんは情報番組「ぐるっと関西おひるまえ」とあの「ちりとてちん」で。

そのお二人がなんと!落語というか小噺を披露されるとは。

まず宗彦さんが登場されました。

柔らかい薄紅色の着物に赤い帯を締めて登場。

そうです、あの「ちりとてちん」の徒然亭小草若を生で観れるなんてこんな貴重な体験ができるなんてとテンション⤴Upしちゃいますよ。

「ちりとてちん」のとき徒然亭一門、草原役の吉弥さんの次に上手いなあと思ったのが宗彦さん、ジャンルは違えど同じ古典芸能ですからしっくりきていたのは当然ではなかったかと。

今回の独演会のゲストに呼ばれてトークの他に何かやってと電話一本でお願いされて~というのを宗彦さんから見たよね吉さんはこんな感じなのかと上手く紹介しつつ笑いをとって最後は「底抜けに~。」で上手くまとめて拍手喝さい。\(^o^)/

お次は茂山正邦さん、今年お父様の千五郎さんが千作を襲名され、正邦さんが千五郎を襲名されます。

正邦さんは「笑えない会」でのトークで米朝師匠の大ファンで落語家になりたかったという方なのです。

渋い色のお着物姿ですでにどこかの大師匠の貫録、同じくよね吉さんは正邦さんから見てどんな方なのかを上手く小噺でまとめあげて笑いを。

正邦さん、宗彦さん、声が良く舞台の端まで良く通る声量は狂言で鍛えられたものさすがです。

高座に上がってもあくまでも狂言師としてだから噺家さんではないのでそこはやっぱり大事なのだろうなあと。

そのあとのトークでは非常にリラックスされたよね吉さん、正邦さん、宗彦さん。

やっぱり緊張されてたのですね~。

京都の独演会では中村時蔵さんがゲストで大ファンの方を目の前にして緊張しまくりのよね吉さん、今日は気ごころがしれた方々なので舌も滑らか。

進行役がぐるっと関西おひるまえで共演されていた添田さん。

出会いは20年前の米朝師匠と茂山千作さん、千之丞さんの落語と狂言の会(よね吉さんは米朝師匠のお供で行かれてました。)で知り合い今に至ります。

あの頃は尖がってたな~~。いや、そっちのほうが尖がってた~という若かりし頃の思い出話から、すぐにネットで動画が見れる今の時代、生の舞台というのを大事にしたいとういう真剣な話までいろんなことが聞けました。

古典芸能を守っていきながらもそれだけではいけないと模索してらっしゃるお3人、また素敵なコラボが観れるかもしれませんというか観てみたいです。

盛り上がったトークの後中入りでこの後「中村仲蔵」です。











桂よね吉独演会

2016-04-10 23:41:19 | 落語
京都、福岡、東京と続いた20周年のよね吉さんの独演会の千秋楽になる大阪天満天神繁盛亭に行ってきました。

天神橋筋商店街という日本一長い商店街のすぐそばにある繁盛亭。

隣は天満宮がありそこだけが違う雰囲気が漂っております。

繁盛亭に行くのは実は初めてでしていろんな方の独演会に足を運ぶようになりましたがすべて公共の施設であったりお店を寄席としたところなどでしたので落語のの聖地であるところに行くので緊張いたします。


TVに映ったところを観て大きな建物を想像しておりましたが、以外にコンパクトでこれぐらいが丁度いいのかしらと。

舞台には米朝師匠が書かかれたの「楽」の字の額が正面にありました。

本日の番組は桂二乗さんの「癪の合薬」京都と同じでした。

この一番最初って難しそうですね~。

次に控えてるよね吉さんのために場を盛り上げなくちゃいけないし、かといって自分の会ではないのでとそのさじ加減がお客様の様子を見ながらなさるのでしょうね。

箕面に遊びに来た大阪の商家の姉妹の姉の方が持病の癪を起こしてしまい、その特効薬が~という面白いお話なのです。


良い感じに盛り上がったところでよね吉さんの「宿替え」。

枕でご自身の噺家にになろうとした話をされておりました。

去年の12月13日が弟子入りした日で4月10日が初舞台が大阪の太融寺さんでされたそうで自分の初舞台にというのは偶然であったそうです。

米朝師匠と吉朝師匠との思い出話をされましたがお二人ともお亡くなりになられたのでちょっとしんみりしたところもありですがそこ噺家さん、吉朝師匠の引っ越し好きからの~で話に入っていきます。

慌て者の男が引っ越ししたらどうなるかというお話なのですが、自分では何でもできるつもり~の旦那様を持った奥さんは大変だなあと。

それも慣れれば少々のことでは動じない、旦那様のボケを適当にいなし、突っ込みをいれる。

後に控えるのが「中村仲蔵」の人情話なのでここでは思いっきり笑ってもらおうということなのでしょうか。

涙が出て腹筋が痛くなるほど笑わせていただきました。( ̄▽ ̄)
この後に今日のゲストが登場します。

さあどなたでしょう?

また次回に。^^




桂よね吉独演会(2)

2015-12-24 23:26:57 | 落語
ゲストの中村時蔵さんとのトークからです。

時蔵さんがよね吉さんの「中村仲蔵」をご覧になってよね吉さんのお芝居の上手さをほめておられました。

残念なところはよね吉さんが下戸なのでお酒を一緒に飲めないところがつまらないそうです。

ウーロン茶でご一緒しますとよね吉さん。^^

「中村仲蔵」という実在の役者は一般のお家から名題まで登りつめたというスゴイひとなのですが、彼を有名にさせたのは仮名手本忠臣蔵の五段目のの定九郎を演じだことでした。

脚本家の意地悪で役をふられた仲蔵、見返してやる~という反骨精神の強さから座頭にまで登りつめたのではないかというのが時蔵さんの視点からの仲蔵のイメージです。

よね吉さんが時蔵さんご自身はいかがですか?という問いに時蔵さんはお父様を早く亡くされて周りの方々がよくしてくださったのですがやはりいい役が回ってくるかといえばそうでなかったこともあり苦労した部分もありましたので反骨精神はありましたよと。

役者としてお父様に教えてもらいたかったことが教えてもらえなかったのが残念だったと。

落語家は今後やるかもしれないからと新しいネタをけいこをつけてもらえますが、歌舞伎の世界では役が決まってから初めて教えていただけるのだそうでもし、それを得意とされている方がお亡くなりになられたりしたらその芸はそこで途絶えてしまうのだそうです。

今のご時世DVDなど映像で残していても映らない部分で必要なことがありますのでやはり向き合って教えていただけることはとても大事だとおっしゃっていました。

それは落語も同じですとよね吉さん。

役者を辞めようと思ったことはないですかという問いに若いときに声変わりをしたときと思春期に女形が恥ずかしいと思ったときは辞めようと思いましたと。
続けていけると自信をもてるようになったのは女形の中村歌右衛門さんから鏡山を観て「おまえさん、大丈夫だよ」と言われて自信ができたと。

最後によね吉さんにエールというか芝居がお上手なのですがあまり上手にならないで落語家さんとしての芝居を演じていただきたいですねと。

う~~ん深いですね~~。しみじみ。

中村時蔵さん東京の独演会もゲスト出演されるそうです。

そして「中村仲蔵」、これは茂山さんとのコラボ笑えない会でも拝見いたしましたが笑えるというよりじっくり聞かせるお話です。

見せ場が五段目の定九郎が敗れた傘をさして花道を駆けてゆき、パッと見栄を切るところです。

ここは大向うさんから声かけてもいいぐらい格好良くて普段から歌舞伎を観に行かなければできないシーンです。

客席も引き込まれていきます。

そして終わったら大きな拍手が鳴りやまず、幕が降りてもまだ拍手は鳴りやみません。

すると幕が上がってよね吉さんがご挨拶。

落語聞きに行ってカーテンコールって初めて観ました。

蔵之介さんの毎回4回もすごいなあと思いますが普通独演会でカーテンコールってあるのかな???

これからもよね吉さんでないとという噺を聞きに行きたいです。^^


桂よね吉独演会

2015-12-20 22:54:30 | 落語
桂よね吉さん芸歴二十周年記念の独演会で京都まで聞きに行ってまいりました。

京都府立文化芸術会館はヨーロッパ企画さんのお芝居で行ったところなので道も間違えず無事到着。

開場15分前の入口はすでに行列ができています。

私が行く落語会といっても笑福亭三喬さんと柳家三三さんなのですが男性の比率が多いのですがよね吉さんは女性が多いような感じがいたしました。

入口はお花がいっぱい。

本日のゲストが歌舞伎の中村時蔵さんでよね吉さん歌舞伎がお好きなのでご縁があってゲストなのかと。

ところが時蔵さんは現在南座に出演中で舞台の昼の部終了しだい駆けつけてこられるということだそうです。

舞台のお化粧を落とし着替えて南座から駆け付けるというのは大変だなあと。

この季節の京都それも土日、道は混んでおります。

開口一番は桂二乗さんの「癪の合薬」という短めのお話です。

ある大阪のお店の娘2人、姉妹で箕面に遊びに出かけます帰り道(江戸時代のことなので)道から青大将が出てきます。

普通だいたい蛇って苦手ですよね。^^

この姉の方が蛇が大嫌いで持病の癪を起こしてしまいます。

近くに医者は無し、薬はというとやかんをぺろりとなめると治るという変わった病でございます。

道の真ん中にやかんは無し、そんなところに禿げ頭のお侍さんが通りかかります。^^

それでだいたちオチはわかりますね。^0^

次がよね吉さんの「ふぐ鍋」これは兄弟弟子の吉弥さんのを聞いたことがあります。

枕で二十周年を迎えた気持ち、そして落語家になろうと思ったのは学生時代の親友の後押しがあったからだと。

米朝師匠のところに入門をお願いしてご縁があって米朝師匠の弟子であった師匠吉朝さんとの思い出など今のよね吉さんをみるとそんないきさつがあったのかとあらためてほぉ~~と思いました。

「ふぐ鍋」は今でこそ免許をもった調理師さんが料理してくださるので安心して食べられますが当時は当たるか当たらぬかはギャンブルみたいなものだったようです。

美味しいから食べたいけれど毒にあったったら怖い、鍋を囲んでのやり取りが面白いです。^^

そして中村時蔵さん登場です。

見事な銀髪の御髪に着物のことはよくわからないのですが「あさが来た」の加野屋の正吉さんがいつも来ておられるような上品な色のお着物姿でぱっと華やかになります。

となりのよね吉さんはちょっとよそゆきのお顔で緊張気味のような。

私が観るときのよね吉さんは茂山家の皆様とご一緒でものすご~くリラックスしてお話されているのでこんなに緊張していらっしゃるよね吉さんは初めてみました。

なぜ時蔵さんとよね吉さんがお知り合いになったのかというきっかけは時蔵さんのお子様たちが落語がお好きでよね吉さんの落語会にいらして親しくなったそうです。

司会の方がよね吉さんがN○Kの「ぐるっと関西お昼まえ」にいっしょに番組をされていた女性で(名前を忘れました^^:)
トークが始まりますが続きはまた後程。^^