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金魚cafe

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三喬三昧 御堂会館

2015-11-04 23:31:18 | 落語
毎年御堂筋のイチョウが色づく季節に三喬さんの独演会があります。

他の落語会も聞きに行きたいのですがなかなか日にちが合わずで御堂会館の独演会は行こうと決めています。

今回は「花色木綿」、「鷺取り」、「宿屋仇」で最初はお弟子さんの喬若さんの「いらち俥」ゲストは三味線の内海英華さん。

会場は満席。

人気があるのは嬉しいことですが、段々とチケットをゲットするのが難しくなってまいりました。

落語の前のオープニングでゲストの内海英華さんとトーク。

内海英華さんは上方寄席囃子三味線の第一人者といわれている方でご自身も三味線を弾きながらの漫談をされたりする女道楽と呼ばれていたジャンルを今によみがえらせた方です。

噺家さんが高座に上がるときの三味線は歩いて座布団に座ったらピタッと音が止むこの絶妙のタイミングは演奏しながら歩いている足元を見ながら早くしたり遅くしたりと調整されるそうです。

これは録音したテープではできない生演奏ならではです。

お弟子さんの喬若さんの「いらち俥」。

汽車は走るようになったけれどまだ自動車がなかった頃というと明治の初めぐらいでしょうか。

ある男が梅田の駅まで急いでいきたいため人力車「俥屋さん」を見つけて乗せてくれと頼みますが、たよりな~い俥屋さんばかり。
やっと見つけた足の速そうな俥屋さんこの人がいらち(気が短い)人でなかなか梅田に到着しません。

いらちな人が引く人力車に乗ったらどのようになるのかオーバーアクションがスゴイです。

汗びっしょりの熱演にみなさん拍手。\(^o^)/

そして三喬さんの得意の泥棒ネタの「花色木綿」なのですが、最初に三喬さんがお風邪をひかれてのどのコンディションを考えましてトリのネタの「宿屋仇」を先にさせていただきますと説明がありました。

言われればちょっと声がハスキーかな?というぐらいなのですがやっぱりプロなのだなあと。

江戸時代大阪の宿に50歳ぐらいのお侍が一夜の宿を頼むとやってきました。

そのお侍さんの注文で昨夜は相部屋でうるさくて眠れなかったので静かな部屋をというものでした。

そのあとで宿屋にやってきたのがお伊勢参り帰りの兵庫の漁師3人。

お侍さんのとなりの部屋に泊まることとなります。

お伊勢参りで浮かれて楽しかったのか部屋でどんちゃん騒ぎをおこします。

あまりにうるさくて眠れぬお侍さんが宿のものになんとかせいと言うのですが。

なかなか収まらずで意外な方向に話がいってしまうのですが、いかにも落語らしいオチで終わります。

ここで中入り休憩。

休憩のあと内海英華さんの女道楽。

三味線を弾きながらの漫談、都都逸と粋な大人の遊びという感じがいたします。

今「あさが来た」の新次郎さんもこんな感じで三味線を習いに師匠のところに行ってるのかしらと。

そして三喬さん得意の泥棒ネタの「花色木綿」。

貧乏長屋に盗みに入った泥棒。

盗むものなどなにもなく収穫なしと逃げようとしたら家の主が帰ってきました。

泥棒は慌てて押入れに隠れます。

泥棒が荒らしたのは気づいたのですが盗まれたものはないのでまあいいかで済ませられるのですが、家賃を払えず何か月もためこんでいたので泥棒のせいにして大家さんに家賃を待ってもらおうと思いつきます。

大家さんに盗まれたものをリストアップしろといわれて盗まれていないのにでまかせに紋付き袴やモーニングが盗まれたなどというものですから泥棒がええ加減にせいと飛び出してきます。

落語に出てくるような泥棒さんばかりなら平和なんですけどね。


「鷺取り」は鴨とり権兵衛という話に似てるなあと思いました。

仕事もせずブラブラしている男、落語ではよくあることです。

働けと説教されるといや仕事をしているのだと言います。

何をしているのかと聞けば「鳥刺し」をしていると言います。

「鳥刺し」というのは棒の先にとりもちをくっつけて雀を捕まえるのですが、とりもちでちまちま獲るよりいい方法を思いついたというなんともアホらしい話が延々と続ぎます。

雀よりももっと大きな鷺をつかまえようとまた面白いことを考えるのですがこの話が鴨とり権兵衛にちょっと似てるのです。

鳥が夜は活動しないので夜中に鷺を捕まえに池に忍び込んで眠っている鷺をたくさん捕まえることができてそこまではいいのですが、夜が明けてしまいました。

鷺が目を覚ましてさあ大変。

昔の大阪の風景を語りながらの鷺を捕まえた男はどうなったのか?

そんなアホな~~という楽しいお話です。

のどのコンディションが良くないといいつつも感じさずやり切ったのはさすがプロです。

思いっきり笑わせていただいて楽しい気分で御堂筋歩いて帰りました。





柳家三三独演会(2)

2015-10-18 21:56:10 | 落語
演目がわからず始まった独演会。

いきなり話に入らずに枕なのですがこれが面白い。

東京の落語の世界の裏話、こちらにはあまり聞こえてきませんのでほお~~そうなのか~と。

本来の話にシンクロする枕を持ってこられる方もいらっしゃいますが全く違うのにスルッと本題に入ってまいりました。

どこにも仕事もせずフラフラとしていて働けよ~~という人はいるものです。

与太郎は親戚の木兵衛叔父さんから古道具屋を手伝えといわれます。

あ~~「道具屋」か~~。

「道具屋」という噺は前座の方がされる短い話で最初から最後までドカ~~ンと爆笑するほどでもないのですが三三さんの「道具屋」は笑いっぱなしで、「道具屋」でこんなに笑ったのは初めてかも。

テンポよくサラリとやられました。

そこからまた次の噺へと入っていかれるのですが、これは上方では聞いたことがない話で、昔お江戸では盛り場というか遊ぶところが吉原、千住、板橋、新宿、品川とありまして品川というのが吉原よりもちょっとお手頃で遊べるということで人気がありました。

ランクも大中小と分かれておりましてお客のランクもたまに来てお金だけ置いて帰るのが上客、昼に来て晩に帰るのが中客、夜に来て朝に帰るのが下、居続けて遊ぶのが下の下、論外は払うお金がなく居残りさせられるお客だそうです。

これは聞いたことがないけどもしかして「居残り佐平次」?なのかと思えばやっぱりそうでした。

これは上方ではピンとこない話だわ~~と。

普通だったらお金払わなかったらボコボコにされるのに確信犯的な佐平次は憎めない人ですね。

ここで休憩に入ってあと一席。

衣装も変わって登場されました。

枕では最近出演されたファーストフードのあんこパイのCMの裏話などなど。

えっ??出てたの??あんこパイにばかり目がいってしまって気づきませんでした。

三三さんすいません。

あんこパイのCMに決まった理由が小豆色の羽織を持ってたのが決め手だったそうでどこまで本当かネタかは存じませんが。

三三さんスイーツ好きな方なので喜ばれたのではないでしょうか。

最後の話が次郎長親分と森の石松がお伊勢参りから帰る途中で魚売りの天秤棒を担いだ政吉という少年に出会います。

不幸な生い立ちながら賢くて度胸もありで次郎長親分この子のことをすっかり気に入ってしまうのですが、前途ある少年を渡世人にするわけにもいかず何かあれば清水港に頼って来なさいと約束するのですが。

政吉って大政?小政?どっちだ??とお題が「小政の生い立ち」という噺で小政だったのか。

森の石松より年下なの??

そういえば上方では落語の最中に鳴り物やら入ってにぎやかなのですが鳴り物がないのですね。

全く気にならないくらい噺にグイグイ引き込まれていました。

そういうシュッとしたところが江戸前なのでしょうか。

最初は上方の落語ばかり聞きにいっておりましたが三三さんを知ってお江戸の落語の楽しさも知りました。





柳家三三独演会

2015-10-17 16:36:29 | 落語

蔵之介さんのトークショーでおなじみのホテルニューオータニのお向かいのIMPホールで行われた柳家三三さんの独演会を聴きに行って来ました。

東京の咄家さんですが満員で人気なのがわかります。

パンフレットにお題目が書かれていないので何だろうとワクワクと知らない噺だと??ついていけるだろうか?という心配のなかお囃子が鳴り登場されました。

三喬三昧 御堂会館

2014-11-02 23:39:34 | 落語
年に一度大阪の御堂会館で笑福亭三喬さんの独演会「三喬三昧」というのがあります。

笑福亭三喬さんとは結構長いご縁でして今までTV、ラジオで聞いていた落語をちゃんと生で聞いてみたいと思ったのはこの方の落語を生で聞いたからでして、そこから東京の柳家三三さんも聞きに行くようになりと落語とご縁があるようになりました。

いつも11月の御堂筋の銀杏並木が色づくころにある独演会。

今回は
天狗さし  笑福亭喬介
べかこ   笑福亭三喬
くしゃみ講釈笑福亭三喬

    仲入り

太神楽   豊来家一輝
高津の富  笑福亭三喬

と三喬三昧の内容です。

天狗さしは三喬さんのお弟子さんの喬介さん。
あるちょっと間抜けな男が新しい商売を始めようとなんと天狗を捕まえようと鞍馬山に行く話で、この世に天狗などいるはずもなく、捕まえたのは~~鞍馬山に居たお坊さん、さあ間抜けな男はどうなったか??^^

のびのびとおおらかな感じで客席もガンバレよ~~と暖かい雰囲気。

次が師匠の三喬さんのべかこ。
これは噺家さんが出てくる話でこれは上方だけでお江戸の落語では新作はありますが、古典落語では噺家さんが登場することはないそうです。
べかこというのは昔のあっかんべ~~のことだそうです。

江戸時代、芸人さんが巡業にでると短くて半年、長いと2年と長い旅になるそうで、主人公の噺家泥丹坊堅丸(どろたんぼうかたまる)さんが佐賀まで巡業で来て、お城のお姫様が気の病で臥せっているので楽しいことをとお屋敷に呼ばれた堅丸さん、小話をしてもお姫様は笑わずでとうとう頭に来てべかこ~~(あっかんべ~~)とやってしまいお姫様はびっくりしてひっくり返ると大騒ぎでご家来に怒られて縄で縛られ天井からつりさげられるという話です。
あまり聞いたことがない珍しいお話です。

くしゃみ講釈はこれは桂枝雀さんのを何度もTVで聞きました。
昔は講談を聞きに大勢の人が寄席に通っていたそんな時代に講釈師のせいで失恋した男が仕返しに語ってる最中にくしゃみをさせて邪魔をしようと悪戦苦闘する話でくしゃみをさせるのに胡椒を買いに行くのですが何を買いに行くか忘れて思いだすのにまた悪戦苦闘するところが面白いのです。
講談の場面が武田信玄と徳川家康の戦いの場面でこれを覚えるだけでも大変だなあと記憶力のすごさに感心いたしました。

15分の休憩をはさんでここで太神楽です。

蛇の目傘で毬を回したり、ばちを口にくわえて土瓶をくるりと回したり落ちはしないかとハラハラピタッと決まった時は拍手喝さいでした。
とても神経を使う芸なので土瓶が落ちそうになったりします。
そんなとき慌てずに落ち着いてさりげなく芸を続ける。
これぞプロですね。

そして最後が高津の富。
米相場で財産を無くした男がふらりと入った宿。
お金がないとは言えず、自分は大金持ちの長者で2万両の商談で大阪に出てきた、家では千両箱を漬物石にしてるなんて見栄を張ります。
そんなお金持ちなら富くじを買ってくださいと旅館の主に頼まれなけなしのお金で富くじを買います。
それなのにもうお金なんて家にうなるほどあるので一等の千両が当たったら半分こするとまた見栄を張り絶体絶命です。
次の日に当選発表があり何と!当たっていたのです。
宿に戻って商談はうまくいかずで疲れたから寝ると部屋に引きこもります。
旅館の主も当選番号をひかえていて当選したとびっくり。
さあオチはどうなるかと。^^

この前の三遊亭白鳥さんの富Qでもそうですが落語では宝くじは当たるようになってるんですね~。
当たったそのあとが面白い。^^

こうやって書いておりますが私の文章力では力足らずでどこが面白いの??ってなってますね。^^;
やっぱり落語は聞くに限ります。















白鳥・三三両極端の会in秋のひょうご

2014-10-21 22:22:17 | 落語
この日は梅田で洋ちゃんのぶどうのなみだを観てそのあと西宮の兵庫県立芸術文化センターで落語会とちょっと忙しかったです。



三三さんはもう何回も聞いているのでどういう方かというのはわかっているのですが、三遊亭白鳥さんという方を見るのは初めて。

西の人間ですので上方の噺家さんはわかるのですが、お江戸の噺家さんは笑○とかN○Kに出てる方でないとちょっとわからなくて。

白鳥さんの師匠が三遊亭円丈さんという方でこの方は有名なので存じ上げておりますがお弟子さんまでは~とちょっと不安。

始まる前にお二人のトーク、お二人とも関西でのお仕事はあったのだけれども10年ぐらいお呼びがなくて最近は何回もこちらで落語会をされるようになったとか。

関西なので大丈夫だろうかというちょっと心配もされていたみたいですがトークが面白くてもうこちらの気持ちはがっちりとつかまれたと思います。

新作落語といえば桂文枝師匠が桂三枝のときに聞いたことがありまして非常に面白かったです。

前半三三さんは古典の転宅、これは泥棒に入られたおある大店の愛人さんが機転を利かした泥棒さんとのやりとりが面白く、三三さんの愛人っぷりはシュッとした粋なお姉さんって感じで三三さんらしさが出ていました。

お次の白鳥さんの古典の時そばならぬトキそば、時そばはおそば一杯十六文の江戸時代、屋台のおそばの代金を言葉巧みにごまかしちゃう、それを見ていた間抜けな男が真似をしようとして失敗するというもの。

白鳥さんという方は名前の通り白鳥で有名な新潟出身、白鳥という名前の前は三遊亭新潟というお名前だったそうです。

江戸っ子といえばおそば、それを新潟出身の屋台のそば屋が江戸っ子をやりこめちゃうというハチャメチャなお話ですが場内大爆笑でした。

中入り後は今度は三三さんが白鳥さんの書かれた新作殿様と海。

釣り好きだけれども10年間魚が釣れないというわがままな殿様のためにご家来が奮闘するというお話で目黒のさんまは出てくるわ、左甚五郎まででてくる壮大なスケール??のありえな~いお話でそれを古典でシュッとしている三三さんが座布団をイルカに見立てて跨ったりとオーバーアクションでこんな三三さん見たことないっていうぐらい奮闘されていました。

こんどは逆に白鳥さんが富久ならぬ富Qという古典に?挑戦されました。^^

富久という落語は有名なのにまだ聞いたことがありません、よくお芝居でやっているのは見たことがあったのでだいたいのストーリーはどのような感じかといいますと、なにをやってもついていない男が富くじを買うことになりました。
どうせ当たらないと思ったら~~。^0^$

ただ古典をそのままやったら面白くないと白鳥さん現代風の富Qに主人公は売れない時代の自分という設定、(ただし、主人公の名前は三三さんの愛称ミミちゃんで)ミミちゃんは真打になってもお仕事がなくバイトで食いつなぐ日々、ふとしたご縁で宝くじを買うことになりました。

ここまではいっしょなのですが、まあ現代の池袋を舞台にした富Qは国際色豊かでそれでも人情話は成立するんだなあ~と。

互いに普段できないことをやってみることで化学変化を起こしてまた違うものへと変化していく面白さ。

今は新作と呼ばれていても何十年とたてば古典になってるかもしれません。^^




ほうじ茶ゼリーで一息つきました。^^