昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

早春の旅11タンチョウ①

2007-03-09 | 国内旅行
 オホーツク海を後にして、雪の積もる峠道を越え、太平洋よりの山麓に鶴居村がある。野生の鶴の越冬地である。


特別天然記念物になったのが昭和27年と言うから、当時の世間の流れとして、自然に対する人間の傲慢さに気が付き始めた頃なのだろう。


公園はかつてはかなりの賑わいを見せたのだろう。モニュメントが手入れもされずに残っている。今日はバスが5台と自家用車で、結構人が来ているが、茶店が一軒では寛ぐところもない。


遠くて頭の赤いのは、絵で書いた鶴の板絵でよくわかる。大きな望遠カメラ(1000mm)
を三脚に置いたまま持ち主はどこかに行ってしまったのもあり、皆で覗いたりする。


G7で撮ったが、残念皆頭がない。鶴の頭がない。赤い頭もない。足の数で何羽いるか考えてください。7羽居る。


ファミリーで暮す鶴の二家族です。茶色の頭が子ども、そばの2羽が両親である。一生涯離れないという。片方が欠けても一羽で暮すという。


鶴の一声というが、二声も三声も鳴いてやかましい。争いか、気を引こうというのか、わからないが上を向いて、ぎゃーおと鳴く。


雪の中で保護色の身体は効果的だ。連鎖反応で、それぞれが鳴きはじめる。


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12 コメント

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こんばんわ(^o^)丿 (アガリ)
2007-03-09 22:06:16
おぉ! けっこう沢山居ますねぇ
人間があそこまで近付いても逃げないんですね
私も間近で見てみたいなぁ
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アガリさんへ (tetu)
2007-03-09 23:09:07
 よく人に慣れていますね。危害を加えないと判っているからでしょう。

 串田孫一という人の随筆に、報道するための写真家一行が、雪のなかで、匍匐全身をしては、鶴に逃げられてしまう話があります。
 人が近付くたびに、鶴の群はどこかに飛び去ってしまいます。
 報道の人たちは、お互いに音を立てたから、とか動きが大きかったとか口論をしていたそうです。
 追いかけても追いかけても同じことだったそうです。

 孫一さんは、呆れてしまって、一人残ってもう追跡をしなかったそうです。
 見ると、一羽の鶴が残っており、それに向って編み笠を被ったような農夫の人が近付いていたそうです。
 鶴が何処で空に逃げるのかを見ようと思っていると、その農夫は鶴の傍に行って、背中をとんとんと叩いて立ち去ったそうです。
 農夫は普段から餌付けをしていて、鶴と話が出来ていたそうです。

 こんな話を思い出しながら、鶴観光をしていました。
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間近で見たい (どんこ)
2007-03-10 09:52:35
すごい機会でしたね。
タンチョウヅルがこんなに間近で見られとは夢みたいです。バックが雪景色で被写体を目立たせるのに苦労があるようですね。

でもツルの生き生きした生態が良く捉えられて楽しく拝見いたしました。
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どんこさんへ (tetu)
2007-03-10 14:01:44
 念願のタンチョウでした。ここのバスの停車は30分ほどで、やや物足りないなかったのですが、鶴見台と名の付いた場所からの観察です。
 お昼のこととて、鶴たちはそれほど変化を見せては呉れませんでした。
 重い大きなカメラを、G7に換えて持参したのはこのためだとばかり、夢中でシャッターを押していました。
 
 
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Unknown (健太郎)
2007-03-10 17:22:52
こんにちは。

ツルの一声、 未だ聞いたことありません。
聞きたいなー。

健太郎
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健太郎さんへ (tetu)
2007-03-10 18:09:18
 久し振りに懐かしく思います。
 
 真冬の鶴に出会うために、タンチョウに出会うためにやってきました。

 どうして一羽が鳴くと、呼応して鳴き続けるのでしょうかね。やがては群れのあちこちで、上を向いて鳴き、何かの合図で鳴き止む。そして、静寂が訪れます。

 またお越しください。
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かっこいい! (Yuki)
2007-03-10 19:27:33
野生の鶴たち。
凛としてて、かっこいいー。

たくさんの鶴が集まるのは、食事時だけですか?
それとも一日中、ここにいるのですか?

ぜひ、会いに行きたいです。
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タンチョウ (siawasekun)
2007-03-10 21:48:42
タンチョウ、可愛らしいですね。

いろいろの姿のタンチョウ、素敵ですね。

見て、じっくり、楽しめました。

嬉しいショットばかりでした。
ありがとうございました。

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Yukiさんへ (tetu)
2007-03-10 23:24:30
 タンチョウは何をしてもスマートに見えますね。優雅にも見えます。
 観光客が、絶え間なく次々と来るので、一日中ここで見られそうですよ。
 何しろ、特別天然記念物の種の保存をしないといけないから、かなり飼い慣らしていると思います。
 夏になると、もしかして各地に散らばってしまうかも知れませんね。夏に出会う鶴はそう多くはないと思います。
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siawasekunさんへ (tetu)
2007-03-10 23:48:58
 貴婦人の風情がありますね。天辺に真っ赤な帽子を着て、黒くて細い足で、羽先だけが黒くて、優雅ですね。

 いくら見ていても飽きが来ないのに、ツアーでは時間が制限されて残念でした。

 荷物が重いというので、望遠を持って行かなかったのが残念でした。
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