たぎつ河内
山高み 白木綿花に 落ちたぎつ 滝の河内は 見れども飽かぬかも (巻6-909) 笠 金村(かさのかなむら)
山川も 依りて仕ふる 神(かむ)ながら たぎつ河内に 船出せすかも(巻1-39) 柿本人麻呂
万葉の世界で吉野宮と言えば滝(たぎ)=「たぎつ河内」抜きでは考えられない。
柴橋は、今は立派な鉄橋になっている。周辺の河川敷は現在よりも水が豊富で舟遊びなどもできたらしい。
万葉に出てくる地名が数々残っている。
柴橋の日影が映っているが、上流の水の流れが見えている。
芝橋の上流を見れば、両岸の崖が迫る淵になっている。
川の中に出ている岩礁は、深く切り込みを作り、流れが激しくなる。最近、このあたりの淵に若者が水中に飛び込む遊びが流行っていて、そして1・2年に一度くらいは事故が起こっている。
この橋からの飛び込みも絶えないところから、橋の欄干に金網を張り、欄干の突起は乗り越えられぬようにしている。
岩盤を流れる川の水は滔々と流れる。流れが瀬になって終わる左側の崖に見える家屋から、緑の茂みに、筋状に見える切れ目がある。ここが吉野山から流れてくる「象(きさ)の小川」の出口で、「夢の和田」と呼ばれる場所である。
川に沿って展望台がある。
対岸を見れば、「中岩の松」と呼ばれた松が岩の中から幹を突き出している。
崖の続きにも松がある。もちろん当時の松ではないが、良い風景を作っている。盆栽の原点でしょうね。
夢の和田の淵で、少しは流れが淀んでいる。
山高み 白木綿花に 落ちたぎつ 滝の河内は 見れども飽かぬかも (巻6-909) 笠 金村(かさのかなむら)
山川も 依りて仕ふる 神(かむ)ながら たぎつ河内に 船出せすかも(巻1-39) 柿本人麻呂
万葉の世界で吉野宮と言えば滝(たぎ)=「たぎつ河内」抜きでは考えられない。
柴橋は、今は立派な鉄橋になっている。周辺の河川敷は現在よりも水が豊富で舟遊びなどもできたらしい。
万葉に出てくる地名が数々残っている。
柴橋の日影が映っているが、上流の水の流れが見えている。
芝橋の上流を見れば、両岸の崖が迫る淵になっている。
川の中に出ている岩礁は、深く切り込みを作り、流れが激しくなる。最近、このあたりの淵に若者が水中に飛び込む遊びが流行っていて、そして1・2年に一度くらいは事故が起こっている。
この橋からの飛び込みも絶えないところから、橋の欄干に金網を張り、欄干の突起は乗り越えられぬようにしている。
岩盤を流れる川の水は滔々と流れる。流れが瀬になって終わる左側の崖に見える家屋から、緑の茂みに、筋状に見える切れ目がある。ここが吉野山から流れてくる「象(きさ)の小川」の出口で、「夢の和田」と呼ばれる場所である。
川に沿って展望台がある。
対岸を見れば、「中岩の松」と呼ばれた松が岩の中から幹を突き出している。
崖の続きにも松がある。もちろん当時の松ではないが、良い風景を作っている。盆栽の原点でしょうね。
夢の和田の淵で、少しは流れが淀んでいる。
しかしあの松はどうやって根をはってるんでしょう
不思議ですね
岩が露出する渓谷。男性的な風景です。
紅葉に包まれるようになりますと、
その風景はまた格別なものになりましょ
う。書かれていたように船遊びができる
程の水があった時は..なんて想像もし
てみたくなります。
岩の劈開した隙間に根が張ったのでしょうかね。
水が多ければかなりの急流のように思えます。
その昔は宮滝という名のようにホントに滝があったのでは・・? と思えます・・。
現在では1-2年に一回くらいは事故で新聞を賑わせます。
村の人の話では、全国で、飛び込みをする場所の一覧があると言っていました。マニア向け雑誌でしょうか。
ここは紅葉も楽しめるのでしょうか?
直ぐ近くに吉野山がありますが、もう少しと言うところでしょうか。
紅葉を求めて彷徨っているのですが、海抜1000mを超すと、やや色が出てきています。