昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

鎮魂の祭典ルミナリエ

2008-12-10 | 話題
阪神・淡路大震災犠牲者約6000人への鎮魂を込めて、平成7年(1995)から始まった神戸ルミナリエが、今年も始まった。


12日間続けられる。ミサ曲が流れ、震災当時の辛さや悲しさなどが、再びよみがえってくる。音と光が、ずんとハートに響いてくる。(右の円形の光は昨年の写真)




光の通り抜けの一方通行を避けて、終着点の光の宮殿の方に向う。


光が、今流行のダイオードの光でなくて、豆電球であるのが、光を柔らかく見せている。









光の壁で円形を作る。イタリア語でスパッリエーラと言うサークルである。
延長140mの壁で輪を作る。心の底まで明るくしてくれる感じで、寒さを忘れている。「光の巣」と言うイメージで、生産、再生、復興の元気を貰う。

中心からずれたところに東屋のような、カッサ・アルモニカと呼ばれる宮殿の建物がある。





輪になった円形の壁のデザインである。






 ↓は長さ270mの光のトンネルである。ガレリアと呼ばれ、主催者の説明では「光の雲に運ばれて」と言うテーマだそうである。
 高さ12-4m、幅9mの大小24基のアーチが連続配置されている。

 アーチの中は人の流れで一杯で、自由に進む事もできないほどの人出である。道の両側では、音楽演奏やいろいろな企画で、道行く人を楽しませてくれる。

 そして、「雲の流れのようにゆったりとした光の河が、純化された記憶とともに、過去と未来を輝かせる」というイメージだそうである。



 すべてが木製の枠を使い、毎年新しくイタリアから資材を運び組み立てると言う。未曾有の災害を経験した人たちは、ここに立って、さぞや痛んだ心を癒した事だろう。


去年までのルミナリエのテーマとデザインの一部。





左:昨日の新聞記事より。
右:光の輪の入口に当たる場所。





11月28日に、この通りを車で走る機会があった。ここの部分は工事が終わっていた。白い木枠が、光が点灯する幻想を呼んで、清楚な感じがした。正面突き当りが円形のスパッリエーラである。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2008-12-10 08:04:23
とっても綺麗ですね
それに毎年新しい資材で作るというのは驚きです
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14回目 (Yuki)
2008-12-10 11:07:57
ということは、あれから14年経ったのですね。
1回目の時はまだ道路がでこぼこでした。
命の尊さや儚さ。多くのことを感じました。

数えきれない小さな電球の光が、心を温めてくれますね。
実際に光の中に入ると、幸福感に包まれます。
今年は行けるかどうか。。。
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アガリさんへ (tetu)
2008-12-10 12:27:22
 資金は企業もありますが、観に来た人たちからも存続の募金が集められます。

 毎年、定例と言うのではないようです。

 人々の心の中から震災の痛みが抜けた頃に終わるかと思います。

 
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Yukiさんへ (tetu)
2008-12-10 12:58:58
 時間だけは、待ってくれませんね。

 阪神の魚崎から、阪急の御影まで歩いた時でした。

 崩れて廃墟のようになった街中で、お茶や、コーヒーなどを道行く人たちに提供している人たちがいましたね。暖かかった。

 崩れかかった店の中で、お寿司屋さんが、円ショップのようにして、おにぎりや、寿司を提供していましたね。

 人の温かみに、胸打たれる思いでしたね。

 ルミナリエで、荘厳なミサ曲を聴くうちに、思い新たでした。

 
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