昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

あの世でのお裁き(十王絵図)

2011-10-12 | 歴史・文化遺産
 死後の世界を古人は知りたいと思った。仏教の世界では、死後すぐに、三途の川を渡って、閻魔大王の前に行きます。生前の悪行がここでは明らかになります。
今、目前におられるお坊さんから、故人は死後何処へ?とか自分の死後はどこへ?とかの世界を解き明かされたものでした。

閻魔の庁では、並み居る仏の中で、まず、不動明王の前でした。




次は釈迦如来。





そして、文殊菩薩




普賢菩薩




閻魔大王は地蔵菩薩。




次が弥勒菩薩。





薬師如来。





勢至菩薩。





観音菩薩。




阿弥陀如来。

当時の人々はお坊さんの説く死後の世界を信じていた。浄土思想では、死後の永遠の世界こそは真の生きる道であり、現世は仮の姿と信じていた。生きている間の徳が死後の永遠の世界を決定すると思っていました。
キリスト教も死後の世界は、真の生きる道だと説きますね。

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9 コメント

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おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2011-10-12 05:19:21
審判を行うのは閻魔大王だけかと思ってましたが
いろんな方がいらっしゃるんですね
知りませんでした
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僕も閻魔様だけと.. (地理佐渡..)
2011-10-12 07:21:31
おはようございます。

いやぁ、こうして紹介して頂けますと
物語のような世界がはっきりとした知
識になっていきそうです。
色々神様が出てきましたが、そうか
こんな役目を持っていたのかと..

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アガリさんこんばんわ (tetu )
2011-10-12 20:15:46
 菩薩や如来様と言えば、人々を煩悩から救ってくれるとばかり思っていましたが、実は今回の絵図は、どこかのお寺で撮ったもので、長らくデータに残っていたものです。ちょっとイメージが違うので、お蔵入りでした。
 2007.6-7月の撮影になっているので、ファイルの洗い直しをしてみます。
 今NHKのためしてガッテンの番組で、「昆布」についてやっていますね。楽しいですよ。
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地理佐渡さんへ (tetu )
2011-10-12 21:02:37
 仏の世界は罪を攻めたり、罰したりするのはちょっと、異端かも知れませんが、人の持つ悪心に働きかける手段だったかも…。
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よく (旭川3sen6gouの まりあ)
2011-10-13 10:12:05
仏像で見ている仏たちと違って
ずいぶん怖い顔に描かれていますね。

こういうことになるから
今の世でいい生き方をしなさい
という説諭だったのでしょう。

幼児の頃、祖母からそのように教えられたものでした・・。
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命乞い (西恋おじん)
2011-10-13 10:41:08
 夢を見そうですね。
生きてるうちに徳を積まないと地獄へ行って
いろんなところで査定を受けて、死んでまでも
命乞いをしなければならないとは、辛いですね。

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十王! (旭川3sen6gouの まりあ)
2011-10-15 04:17:16
たしかに十人の王になっていますね~!
そんなストーリーは、今回初めて聞きました・・。
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旭川のまりあさんへ (tetu )
2011-10-15 11:24:37
 これはどこの寺院だったか失念しています。
江戸時代、人々に、生きる戒めを庶民に説くために、出来たものと思います。「嘘をつくと閻魔に舌を抜かれる」とかいろいろありますね。
地獄絵図などを時々見るけれど、ここまで具体的に絵になっているのは初めて見ます。少し迫力に欠けますが…。
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西恋おじんさんへ (tetu )
2011-10-23 11:06:50
 庶民の心をつかんだ宗教は、世界中どこでも、死後の世界でしょうね。
 単に土に帰ると頑張っていた明治人間の我が親父も、若い時はモボとかモガだったけれど、我が息子には地獄の話をよく語っていたものでした。
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