昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

P.S寂光院

2006-09-21 | 旅の風物
また、寂光院を訪ねる機会があって、今日とれとれの画像が出来上がりました。
 本堂に面している庭の樹木に、火災の傷跡が残っていました。


 楓の幹は火災の熱で、樹皮が半分焼け落ち炭になったと考えられる。樹木医が傷を修復する為に薬品を塗布し、黒く塗って保護している。樹皮が半分になっても立派に生育する生命力に感動した。


しかし、この千年以上になる姫小松は甦る事はなかった。建礼門院の住まいした当時に既に、幹に藤の蔓を巻きつかせるほどの大きさであった。
 写真の右手に少し顔を覗かせているのが姫小松の若木だが、池の中島に根を下ろす事はないだろう。


軒先にあるサルスベリの木も、細い枝それぞれに、樹皮が焼け落ちた跡が残っている。本堂から見て裏側の樹皮だけが水や養分を運んでいる。


枝や幹は半分なくなっても、見事な白い花をつける百日紅(サルスベリ)である。この花のつき方は、一つひとつがよく判らないような密集となって咲く。
 赤い花の百日紅の花は当blog1006.7.27「夏の花」にアップしています。そこで花の細部がよく判ります。


サルスベリは青空をバックに撮るのが定番ですが、白の花はもう一工夫が要るようだ。