思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

廃屋の増加

2005年07月01日 | Weblog
昨日のテレビ番組だったと思うが、空き家が増加傾向にあるらしい。
現状10%程度が空き家になっているとか、しかも今後の人口の減少に伴い3割程度が近い将来空き家になるという。それも過疎地に限る話ではなく全国平均的にそうなるらしい。

ひとが棲まない家はたちまち廃屋になる。不思議にあっという間に朽ちてしまうといっていい。
1年間締め切ったままで放置したら見事に朽ちてしまう。

・人の家の隣が崩れかけている。
・いつの間にか泥棒の棲家になっていた。
・空き家と知って勝手に棄てられたゴミが山になって放置されている空き家。
・庭の木が、手入れもされずに空き家と隣家を覆いつくす状態になる。
・朽ち果て廃屋となったまま放置されている崩れた空き家。
・雨とか風に崩壊寸前の廃屋。

都会にも近いうちにそんな状態が現出するかもしれない。
老朽化ビル、取り壊されることもなくただ廃墟と化している、犯罪者とホームレスの棲家になる。
シャッターが閉まったまま営業されることのない商店。
マンションも人口が減少し始めたら、需要の減少で立て替えられることもなく空きマンションとして放置される可能性がある。

地方の国道沿いに廃墟と化したレストランが多い。採算が合わず撤退して放置されている。
無残に錆びて崩れかけている。
炭鉱とか鉱山の閉山後の町がゴーストタウンとなっている光景をテレビなんかで見ることがあるが
そんな状態がいたるところに現れるとしたら何かぞっとする。
人に見捨てられた街は限りなく荒涼としている。
犯罪の街になりそうで暗澹たる思いに捉われる。

暗く希望のない町並みが全国いたるところに見られるようになるのだろうか。
そうならないように願う。
成長し続けた時代には想像できなかった事態が、減少と衰退が始まったら起こってくるかもしれない。早く手を打たないと。


1万人のリストラ

2005年07月01日 | Weblog
多額の赤字を計上した某社が従業員の1割に相当する1万人のリストラを行う旨のニュースが流れていた。
割り増し退職金を退職時に上乗せするらしいが、9万人を助けるために1万人を犠牲にすることになる。
1万人は家族もあるだろうから数万人が苦しむ。
しかも今期は無配。
経営陣は堂々と居残る。表面だけ繕って。

最短最速の経営改善は経費の削減と決まっている。そして最大の経費は人件費、人を削ることである。多少の割り増し退職金を払っても定年まで居座られるよりはましというわけだ。
一時的な人手不足は派遣パートでつなぐ。お決まりのパターン。

企業とはそんなものだが、従業員を大事にしない企業は先が見えてる。
不要な従業員が生じることは、従業員を大事に育ててこなかったことではないのか。

1万人のリストラとは、新たに2万人近い職を求める人々を生み出すことになる。再就職はできても収入が減じれば働き手を増やして家計を守る必要が生じるから。
企業のエゴである。
残る社員も、成果主義と長時間労働に責めさいなまれる。

本来なら、従業員を犠牲にする前に経営幹部が入れ替わるべきであるが、日本の株主資本主義はなかなかそうならないのが不思議だ。

その一方で世間を騒がす「天下り族」がいる。
たいした仕事もしないで、過去のしがらみを利用して所属の天下り先の便宜を図り高給をいただいている。
そういう輩は一掃されるべきだ。老後は十分に保障されているのに、まだ高給が欲しいか。
生活のために職を求める人々が多い中で、許されない。
富むものは益々富み、苦しむものは益々苦しむ。

不平等社会が着々と進展していく。
日本はこのままでいいのか。

さくらんぼの贈り物

2005年07月01日 | Weblog
毎年この時期に弟がさくらんぼを送ってくる。
今年も届いた。
弟の女房の実家がさくらんぼを栽培している。
女房はそれを更に知り合いに配る。
そういえば、大分前に姪の結婚式で弟に会ったとき、まだ定年前なのに会社を辞めたといっていた。
その後どうしているんだろう。まだ若いのに。

義母はこの時期に「揖保のそうめん」を配る。毎年決まって。
お陰で暫くの間、昼食はそうめんになる。それも決して冷やさないで、熱いそうめんに七味唐辛子を振りかけて汗をかきながらすする。

不思議に私は、あまり人に贈り物をしたことがない。
人からもらってもあまり感動しない、冷血人間だからかもしれない。