じゅんこの部屋 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

円滑な人間関係のもと

2010-07-03 06:32:06 | 文学・歴史
論語に次のような一節がある。

「一生守らなくてはならないことを、一言で言えば何でしょうか」。
弟子が孔子に尋ねたところ、
「それは他者の身になって考える思いやりの心(恕)であろう。自分の欲しないことは、
他人に施さないことだ」。。。

他人の立場に立つということは、難しいようだが、大体、自分がしてほしいことは、相手も
望んでいることであり、してほしくないことは、相手も嫌がることである。

だから、自分の嫌なことは、他人にもしない。

これを基本とすれば、人間関係はほとんどスムーズにいくと思う。

世界が注目するW杯で、チーム一丸となって戦った日本は、延長戦の死闘の末、PK戦で
あえなく散った。

ゴールをはずした選手は、さぞ悔しく、勝利を期待した人達からの一斉非難を覚悟したこと
だろう。

しかし、駆け寄った仲間は、非難するどころか、「自分が蹴ってもはずしていた」と慰めたと
言う。

こんな失意の時は、「そんなに落ち込むなよ」という励ましより、「自分も同じことをした」と
いう共感が、何より救いとなるに違いない。

ゴールをはずした悔しさは、つまるところ経験者にしか分からないからである。
どんな言葉や行為が望まれるかは、当時の悔しい自分が一番よく知っている。

人生も、苦い経験があるほど、それなりに相手の痛みも分かるもの。。。

だから、言われて傷ついた言葉は、他人にも絶対言わぬこと。
心が晴れる嬉しい言葉は、できる限りかけていく。。。

たとえ、言わずにおれないことがあったとしても、それが自分本位であれば、周囲は引いて
離れていくだけである。

一時の抑えきれない怒りや感情で、人間関係をぎくしゃくし、損をしている人は少なくない。

誰しも望んでいることは、幸せであり、厭うているのは不幸だから、何を与えれば、その人は
幸せになれるのか、まず相手の立場に立って、与えることだけ考える。

これが、究極の思いやりではなかろうか。

仏法では、利他に徹するままが自利と教えられる。
幸せになりたかったら、できる、できぬと論じるよりも、ひたすら教えに従い、実践していき
たいものである☆
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2 コメント

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Unknown ()
2010-07-06 00:28:14
こんばんは。茨城県で聞法させていただいております市岡と申します。
最近、紹介されて、ブログ拝見するようになりました。
今後ともよろしくお願いいたします。

サッカー、日本代表は惜しくも負けてしまいましたね。
残念でした。
でも確かに、「最低でもベスト4」の目標を達成できなかったことへの追求はほとんど無く、
「感動をもらった」「元気が出た」など、みんな喜んでいましたね。
私もそうですし、日本中みんながそういう気持ちになれたことに対しても、嬉しく思いました。

まず相手の立場に立つ。
私も、できるように、努力します。
返信する
はじめまして (じゅんこ)
2010-07-31 20:32:47
秀さん、はじめまして。
しばらくブログと離れた日々でしたので、
コメントに気づかず申し訳ありませんでした。

ついつい自分のことで一杯になってしまい、
反省の日々です。

実に、自分にいつも言い聞かせていることなのです。。。

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