じゅんこの部屋 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

1番のんびりしている人

2010-08-15 21:21:22 | 医学
今は諏訪中央病院名誉院長である鎌田實氏が、院長の頃、「パニック障害」になったと
言う。

疲労の蓄積による精神疾患。。。
院長になって9年目、48歳の時だった。

増床する病院の運営と分院の改善、全体の機能分担や高度化、医師の確保。。。
一人でこなすには、相当な負担が続いていたに違いない。

「がんばるカマタ」が、初めて弱い自分を認めたら楽になり、病気の向こう側で支えて
くれた「家族」の存在に気づかされたと言う。

家族なしでは乗り越えられない。
病気をきっかけに、家族の絆が有難く、長年、足元を見ていなかったことが知らされた。

漫画家のさかもと未明さん。。。
2年前に膠原病を告知され、闘病生活が始まった。
病気が進行して、体が思うように動かない。
常に誰かの手が必要な毎日。。。

しかし、辛い闘病生活を通じて、心が大きく変わったという。
「それまで、アシスタントのミスを見つけては怒っていたのですが、今は『だめなお姉さん』。
彼らの力がないと何もできなかったと気づきました」。。。

周囲の優しさに接し、謙虚な心になり、人に感謝できるようになる。

それまで「恨みが強すぎる文章」と指摘されて実現できなかった自伝も改まり、昨年秋、
初めて出版の運びとなった。。。

誰しも、自分が一番苦労していると思っている。

一番頑張っているのが自分、と思いがちだが、実際は、どれだけ多くの善意で支えられて
いることだろう。

この事実が分からないと、頑張るほど腹も立つし苦しくなる。。。

本当は、一番のんびりしているのが私。
みんなはギリギリ一杯努力しているのだ。

至らぬ自分と、みんなの頑張りが、素直に認められれば、「おかげさまで」と感謝して
「ありがとう」と言わずにおれなくなる。

そして、いよいよ張り切って進まずにおれない。

事実、「がんばらない」と言っている鎌田氏も、ますます多方面で活躍し、前述の漫画家
さかもとさんも難病を抱えながら、歌手としても活動し、来春に初めて個展を開くと言う。

外に向きがちな心を内に向け、「蒔いた種は必ず生える」の因果の道理から常に自戒して
いきたいものである☆
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