鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

アケビ(木通)を食べる

2022年11月03日 01時06分16秒 | 食べ方




親戚に庭仕事を頼まれ、枝切り大ハサミと手ノコとチェーンソーを持っていく。
従姉の夫君は重病で、昨年は半年も入院していたのに、それでも最近の医学の力は素晴らしく、元気になってきて自宅療養しているが外に出られるほどではない。
子供たちは家を出て二人きりだから男手は無いに等しく、駆り出された次第。
国道に面した敷地なので、生け垣が歩道にせり出したり伸びすぎている枝を刈って欲しいという依頼。
通学路なので、降雪時には歩道の除雪も市がしっかりやるのだそうで、自家の生け垣からの落雪が心苦しいらしい。
1m50cmくらいに伸びたツゲ(柘植)の生け垣を1mくらいに切りそろえた。
奥にあるゲッケイジュ(月桂樹)もばっさり半分くらいに切った。
ゲッケイジュはローリエだから、切る時に良い香りが漂った。
そのまた奥にカエデ(楓)があって、アケビの蔓が木を締め付ける勢いで幾重にも絡まっていた。
道路際ではなかったけれど、よその土地に面した場所なので、せり出した枝を払い、蔓はどうしようかと思いながら『これだけ蔓延ったらアケビが生るんじゃない?』と聞いてみた。
そうしたら、『そうなのよ、今年は10個くらい採ったの』とのことで、勝手に生えたアケビを楽しんでいるらしいから、蔓を切らないで良かった。
で、よく見てみたら採り残しがあり、それをもらってきた。
一つは可食部分が落ちてしまっていたが、写っている分は、丁度食べ頃で、ラッキーなことに蟻にも他の虫にも害されていない無垢な姿。
食べてみると、すばらしく甘くて、ついつい種の近くまで舌と歯で濾しとりそうになるが、それは決してしない。
ちょっとでも歯に強く種が当たろうものなら、種の苦い毒が口中に広がることを十分に承知しているので、くちゅくちゅした後はまだ甘いくらいのものを吐き出す。
わが人生の中で、一番美味しいアケビを一番上手に食べられたのではないかと思う。
刈り取った枝や伐採した木を車に積んで持って帰ったが、ゲッケイジュの葉は料理に使うべしと調べてみたら、生の葉は使えないそうで、乾燥方法が書いてあった。
持ち帰った枝から全部の葉をむしって乾燥させるとなると、卸せるほどもできそうだが、保存瓶一つ二つくらいは作ってみるか。
アケビの皮の調理法をクックパッドで見て、只今は水に漬けてある。
コメント (2)
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