(原題:THE INTERNATIONAL)
【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆)
巨大な権力と化した巨大銀行の犯罪を暴くため、果敢に挑んでいくインターポール捜査官の奮闘を描いた国際犯罪サスペンス・アクション。
国際メガバンクIBBC違法行為を捜査するために、インターポール捜査官のルイ・サリンジャー(クライヴ・オーウェン)はドイツ・ベルリンを訪れていた。2年前からこの事件を追っていたサリンジャーは、内部告発の情報提供者アンドレ・クレマンと接触するが、接触を試しみた相棒が目の前で謎の死を遂げる。サリンジャーはドイツ警察に事件のあらましを説明するが、ドイツ国内でのIBBCの捜査を禁止されてしまい、情報提供者だったクレマンも謎の事故で死亡していたことを知らされる。フランス・リヨンのインターポール本部に戻ったサリンジャーは、クレマンが不審死を遂げる前に、IBBC銀行のジョナス・スカルセン頭取(ウルリッヒ・トムセン)の家で仕事をしていたという情報を得る。頭取との証言に矛盾点を発見したサリンジャーは、そこから相手の弱みを突き崩していこうとIBBC本部に出向くが、スカルセン頭取には会わせてもらえない。対応してきた側近のウィルヘルム・ウェクスラー(アーミン・ミューラー=スタール)に矛盾点を指摘するが、すでに報告書の証言は改ざんされた後だった。一方、サリンジャーと連絡を取り合い、IBBC銀行マンハッタン支店を調べていたニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)は、欧州最大の軍事メーカーで次期イタリア大統領候補カルビーニを重要人物と特定する。サリンジャーとエレノアは、カルビーニと面会し、IBBCが世界を裏で支配する取引を企てていることを知る…。
これは1991年に破綻した国際銀行BCCIに関係する事実に、インスパイアされて作られた物語らしい。
詳細は省くけれど、このBCCIという銀行は、諜報機関や麻薬ディーラー、犯罪組織や第三世界諸国の独裁者たちなど、グレーゾーンで暗躍する者たちへ、資金工面から暗殺まで手広く行っていたらしい。
映画の話じゃないっていうのがビックリ。
劇中でカンビーニが『IBBCは、あらゆる国家や個人を借金まみれにして奴隷化する』と真相を打ち明ける。
これは怖い発想だよね。
でも現実にちょっと目を向けてみると…。
日本の大手銀行のほとんどが、ここ数年で消費者金融を懐に取り入れてるんだよね。
『あらゆる国家や個人を借金まみれにして奴隷化する』
なんだか怖いね~。
さて本編ですが、かなり面白い!
最初から最後まで、1時間57分の間、スリリングな展開が留まること無く続いていきます♪
全体的にアクションは少なめだけど、ラストのニューヨーク・グッゲンハイム美術館での銃撃シーンは圧巻の一言。
ここでのシーンも派手ってわけじゃないんだけど、張りつめた緊張がハンパないの!
興行的にはコケちゃってる感じだけど、ともやこれ好き!
ともやこれ好き好っき♪
主演のクライヴ・オーウェンは「シューテム・アップ」のイメージまんまなんで、懐から生のニンジンを取り出しても違和感無かったしね~(笑)。
※ちなみにこの邦題。
1997年のクライヴ・オーウェン出演作「ベント 堕ちた饗宴」(原題:BENT)に引っ掛けてるのかなぁ?
今後クライヴ・オーウェン出演作には、「堕ちた~」ってサブタイトルが付く伏線なのか?
映画っていろんな謎があるよね~♪
監督はトム・ティクヴァ。
全米興行成績:初登場7位→10位→ランク外
2009年4月4日公開
公式HP:ザ・バンク 堕ちた巨像
■ストーリーの元となったBCCI事件はこちら
【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆)
巨大な権力と化した巨大銀行の犯罪を暴くため、果敢に挑んでいくインターポール捜査官の奮闘を描いた国際犯罪サスペンス・アクション。
国際メガバンクIBBC違法行為を捜査するために、インターポール捜査官のルイ・サリンジャー(クライヴ・オーウェン)はドイツ・ベルリンを訪れていた。2年前からこの事件を追っていたサリンジャーは、内部告発の情報提供者アンドレ・クレマンと接触するが、接触を試しみた相棒が目の前で謎の死を遂げる。サリンジャーはドイツ警察に事件のあらましを説明するが、ドイツ国内でのIBBCの捜査を禁止されてしまい、情報提供者だったクレマンも謎の事故で死亡していたことを知らされる。フランス・リヨンのインターポール本部に戻ったサリンジャーは、クレマンが不審死を遂げる前に、IBBC銀行のジョナス・スカルセン頭取(ウルリッヒ・トムセン)の家で仕事をしていたという情報を得る。頭取との証言に矛盾点を発見したサリンジャーは、そこから相手の弱みを突き崩していこうとIBBC本部に出向くが、スカルセン頭取には会わせてもらえない。対応してきた側近のウィルヘルム・ウェクスラー(アーミン・ミューラー=スタール)に矛盾点を指摘するが、すでに報告書の証言は改ざんされた後だった。一方、サリンジャーと連絡を取り合い、IBBC銀行マンハッタン支店を調べていたニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)は、欧州最大の軍事メーカーで次期イタリア大統領候補カルビーニを重要人物と特定する。サリンジャーとエレノアは、カルビーニと面会し、IBBCが世界を裏で支配する取引を企てていることを知る…。
これは1991年に破綻した国際銀行BCCIに関係する事実に、インスパイアされて作られた物語らしい。
詳細は省くけれど、このBCCIという銀行は、諜報機関や麻薬ディーラー、犯罪組織や第三世界諸国の独裁者たちなど、グレーゾーンで暗躍する者たちへ、資金工面から暗殺まで手広く行っていたらしい。
映画の話じゃないっていうのがビックリ。
劇中でカンビーニが『IBBCは、あらゆる国家や個人を借金まみれにして奴隷化する』と真相を打ち明ける。
これは怖い発想だよね。
でも現実にちょっと目を向けてみると…。
日本の大手銀行のほとんどが、ここ数年で消費者金融を懐に取り入れてるんだよね。
『あらゆる国家や個人を借金まみれにして奴隷化する』
なんだか怖いね~。
さて本編ですが、かなり面白い!
最初から最後まで、1時間57分の間、スリリングな展開が留まること無く続いていきます♪
全体的にアクションは少なめだけど、ラストのニューヨーク・グッゲンハイム美術館での銃撃シーンは圧巻の一言。
ここでのシーンも派手ってわけじゃないんだけど、張りつめた緊張がハンパないの!
興行的にはコケちゃってる感じだけど、ともやこれ好き!
ともやこれ好き好っき♪
主演のクライヴ・オーウェンは「シューテム・アップ」のイメージまんまなんで、懐から生のニンジンを取り出しても違和感無かったしね~(笑)。
※ちなみにこの邦題。
1997年のクライヴ・オーウェン出演作「ベント 堕ちた饗宴」(原題:BENT)に引っ掛けてるのかなぁ?
今後クライヴ・オーウェン出演作には、「堕ちた~」ってサブタイトルが付く伏線なのか?
映画っていろんな謎があるよね~♪
監督はトム・ティクヴァ。
全米興行成績:初登場7位→10位→ランク外
2009年4月4日公開
公式HP:ザ・バンク 堕ちた巨像
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ザ・バンク 堕ちた巨像 コレクターズ・エディション [DVD]ソニー・ピクチャーズエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
The International(「ザ・バンク 堕ちた巨像」輸入盤サントラ)Varese Sarabandeこのアイテムの詳細を見る |
■ストーリーの元となったBCCI事件はこちら
犯罪銀行BCCI―史上最大の金融スキャンダルを追え!J. ビーティー,S.C. グウィンジャパンタイムズこのアイテムの詳細を見る |
犯罪銀行BCCIの興亡―金融エスタブリッシュメントに挑戦したイスラム銀行ニック コーチャン,ボブ ウィッティントン徳間書店このアイテムの詳細を見る |
メガバンクとはいえ銀行が、
あれだけの暗殺チームを動かしてるのはすごかった。
あとやはり美術館での銃撃戦は必見でしたね!
昔よく漫画とかで、『報酬はスイス銀行へ』みたいな常套句があったけど、実際にはそんな銀行は無く、ここで描かれているような国際銀行のことを指していたみたいですね。
007の新しいシリーズでもそうだけど、これからの脅威は国ではなく、巨大企業やこういった巨大資本が仮想敵となっていくのかもしれないですね。
う~、怖い怖い。
ワールドワイドな展開も良かったです!
>懐から生のニンジン
アハハハハハ!でもそれやったらギャグになっちゃいますねw
シリアスな作品な分、ちゃんと弾も当たってましたし(^^)
表向きは普通なんだけど、実は裏では…っていうのが一番怖いんでしょうね~。
>ワールドワイドな展開も良かったです!
ベルリン、フランス、ニューヨーク、イタリア、イスタンブール。
ホント国際警察だけあって世界中を飛び回ってましたね。
ちょっとした旅行気分も味わえて、ステキングな映画でしたわん。
マダガスカルキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
と冗談はさておき、面白かったですね~。
緊迫感ある展開に引き込まれちゃいました。
もっと小難しいかと思っていたんですが、思いのほか
シンプルなストーリーだったのも解りやすかったです。
あ、それと「MOVIEぴあ」の件、教えて頂いてありが
とうございます!
買って来ましたけど、あれはいくらなんでも褒めすぎ
です。(笑)
むしろともやさん始め、いつも読ませて貰っている皆
さんの文章の面白いこと。日々勉強させて貰ってる状
態ですから^^;
でもこの映画は面白かったです。
やっぱりトム・ティクバ監督は素晴らしいです。
これからもこの監督さんの作品は見て行きたいと改めて思いましたよ。
ともやさん評価高!!
ごめん、ダメでした~(笑)
こういうオトコっぽい銃撃戦とか、苦手みたい、、
私はすっごく面白かったんだけどな。
一緒に見に行った夫なんて、「ナオミ・ワッツはちょっと老けたね」なんて申しておりました(汗)
いや~、作品自体は地味~なんだけど、好きですね~、こういうの。
巨大な敵に独りで立ち向かうドン・キホーテ的な物語が好きなんでしょうね、ともやって。
>「MOVIEぴあ」
いやいや、毎日更新するのって本当に大変ですもの。
ともやなんか仕事が忙しいと、すぐ放置しちゃうしね~(笑)。
継続は力なり…ですよん。
『パフューム』と『ラン・ローラ・ラン』はずっと気になってチェックは入れているんだけど、まだ観てないんですよ~(涙)。
本当、観てない作品が多すぎて、そして時間が足りなすぎて、泣きたくなっちゃいます~(ウルウル)。