ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

SUPER 8/スーパー8

2011年06月22日 | 映画(さ行)
(原題:SUPER 8)
【2011年・アメリカ】完成披露試写で鑑賞(★★★☆☆)


1979年にオハイオ州で起きたが、闇に葬られたとされるコンレール貨物列車の脱線事故を題材にした、SFジュブナイル・アドベンチャー。

1979年の夏。オハイオの小さな町で暮らす14歳の少年ジョー・ラム(ジョエル・コートニー)は、突然に母親を亡くし、心に深い悲しみを抱えていた。現在は保安官の父親ジャクソン(カイル・チャンドラー)と2人暮らし。ある夜、ジョーは内緒で家を抜け出し、親友たちと共に8ミリ映画の撮影を駅舎で行う。監督・脚本を務める太った少年チャールズ(ライリー・グリフィス)。助監督・俳優を務める爆竹好きの少年ケアリー(ライアン・リー)。俳優を務める気弱ですぐゲロを吐くマーティン(ガブリエル・パッソ)。エキストラを務めるマイペースなプレストン(ザック・ミルズ)。そしてこの映画のためにチャールズがスカウトしてきたアリス・デイナード(エル・ファニング)。以前から想いを寄せていたアリスの参加に、どこか浮き浮きするジョー。しかし、撮影中にすぐ近くで列車の脱線事故が起きる。どうやら走ってきた列車に車が激突したようなのだが、その車に乗っていたのはジョーたちの学校の先生だった。ただならぬモノを感じた少年たちは、現場から逃げ帰る。後日、町では不思議な停電や町中の犬が姿を消してしまったり、車のエンジンだけが無くなる…といった不思議な出来事が発生するようになる…。



割と普通に面白い作品だったのだが、その前の宣伝が非常に最悪で、観賞後にとてつもない肩すかしを食ってしまう。

『E.T.』以来、最も心温まるSF映画
早くも2011年 最高傑作!!
衝撃と感動の歴史的超大作!
巨匠×天才が生み出した10年に一本の名作、遂に解禁!?
『E.T.』+『スタンド・バイ・ミー』×100倍


…などなど。
普通に観てれば普通に面白いのに(絶賛ではないけどね)、こんな宣伝見てから鑑賞した後の失望感ったら無いですよ。

以前に『ザ・ウォーカー』が公開されたときも同じ想いを抱いたんだけど、大風呂敷を広げるにも加減って大切。

その他にも
『未知との遭遇』+『E.T.』×『LOST』+『M:i:III』÷『スタンド・バイ・ミー』
ジャンルを超越した傑作が誕生!

とかあるけど、要は昔のタイトルを羅列するしかこの作品を表現できず、そこに新しいモノは何も無いってことなんだよね。
そもそも若い浮遊層を映画に呼び込むならば、こんな名作のタイトルを羅列しても、これらの作品観てる若い人っていないでしょ?

もう何から何まで宣伝が残念な映画。
この映画を観るならば、宣伝をいっさい見ないで鑑賞してね♪



ここからはちょいネタばれな内容書きますので、未見の方は注意ですぞ。

要は脱線した列車に積まれていたのは宇宙人だったんですが、宇宙人は表面上は出さずに、子供たちやそれに翻弄される町の人たちを描いた方が面白かったかな?
たぶんJ・Jって、こういう映画よりも、同じ題材で子供たちをもっと深く描いたTVシリーズにした方がよかったのかも?

虐げられてきた宇宙人の怒りを描くなら、ともやが敬愛するディーン・クーンツの『ウォッチャーズ』の方が数百倍面白いです。
研究所を逃げ出したアウトサイダー。
自らの醜さを呪いながらも、仲間である犬のアインシュタインを追いかけていく…。
(映画版は最低最悪な出来だったけどねww)

そこかしこにスピルバーグ映画へのオマージュは多々感じられたけど、決してそれらを越える作品ではないことは確か。

それにしても今回が映画初主演となるジョー役のジョエル・コートニーは可愛いね♪
エコのCMとかに出てる子役の濱田龍臣くんみたい。
エル・ファニング(あんなに可愛かったっけ?)も含めて、子供たちはすごい良かった。
本編よりも子供たちが作ったゾンビ映画の方が面白かった…っていう、ね。

追伸。
J・Jと言えば、何と言っても拷問シーンはハズせないよね。
海外TVドラマ『エイリアス 2重スパイの女』や『M:i:III』、『スター・トレック』でもあった拷問シーン。
今回も期待を裏切らずに入ってましたね♪
もう、ほんと拷問が大好きなんだからww

追伸2。
J・Jってビックリするような作品を作る人ってレッテル貼られちゃってるけど、それってシャマラン監督と同じ呪縛に捕われてるよね。
こういう作品作るなら、早く『スター・トレック』の続編作って欲しいわぁ。

監督・製作・脚本はJ・J・エイブラムス。
製作はスティーヴン・スピルバーグ。

全米興行成績(2011年6月公開):初登場1位→2位→4位→6位→7位→9位→ランク外
全米興行収入:1億2220万ドル(2011/7/18現在)
日本興行成績(2011年6月公開):初登場1位→1位→1位→5位→7位→ランク外

2011年6月24日公開
公式HP:SUPER 8/スーパー8


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14 コメント

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Unknown (KLY)
2011-06-22 22:20:14
私はもう宣伝スルーしてたからなぁ。
世代的にもツボなんで結構気に入ってます^^
JJとスピルバーグそのものって感じの作品ですよね(笑)
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Unknown (mig)
2011-06-22 22:35:20
先日はありがとう~

んー、今日もスッキリで8分54秒の映像最初の部分流して煽っていたけど余計なお世話って気が。
なんだろうなぁスピルバーグにはわざとらしさ感じちゃってもう感じないのかも私。
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こんばんわ~★ (maru♪)
2011-06-23 01:45:53
これねぇ・・・(笑)

大風呂敷広げ過ぎなんですよね。
いっそのこと「スピルバーグ・オマージュ集」とかにすればいいのに(笑)

あんまりSFモノ詳しくないんですけど、虐げられた宇宙人だったら『第9地区』の方が全然好き!

でも、エンドロールは良かったです!
アレがなかったらホントに辛かった・・・
私もラジー賞かも(笑)
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宣伝 (ともや)
2011-06-23 01:57:14
こんばんは、KLYさん♪
>私はもう宣伝スルーしてたからなぁ。
それ、正解です。
絶対そっちの方が楽しめたハズ。

あの当時の音楽とか、やっぱり世代なんで、ツボではあるんですけどね~。
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スッキリ (ともや)
2011-06-23 02:08:22
こんばんは、migさん♪
>今日もスッキリで8分54秒の映像最初の部分流して煽っていたけど余計なお世話って気が。
最近スッキリでのこういうプロモーション多いよね。

そもそもJ・Jとスピルバーグって作風が違うんだから、J・JはJ・Jなりの作品を目指せばいいのにね。
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スピルバーグ (ともや)
2011-06-23 02:22:25
こんばんは、maruちゃん♪
「イーグル・アイ」とか「ヒア・アフター」とかもそうだったけど、監督ではないスピルバーグ作品って、最近微妙なの多いよねww。

>あんまりSFモノ詳しくないんですけど、虐げられた宇宙人だったら『第9地区』の方が全然好き!
賛同ノ

たぶん来年のラジー賞はこれで決まり♪
(ともやが言うラジー賞って、結構褒め言葉な部分もあるんだけどね)
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こんにちわ (にゃむばなな)
2011-06-25 08:30:47
映像で語るJ.J.の巨匠に対するオマージュの数々。
そこに映画を愛する者としての深い愛を感じましたよ。
やっぱりこの監督は凄い方ですね。
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Unknown (えふ)
2011-06-25 19:44:20
最近、民放の過剰な宣伝はうざいですよね(苦笑
〇〇最高~!とかって・・・
あれ見ただけでテンション下がっちゃう。。。

私も本編よりも子供たちが作ったゾンビ映画のほうが良くできていたと思いました(笑
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J・J (ともや)
2011-06-25 20:24:50
こんばんは、にゃむばななさん♪
J・Jの発想力はすごい好き。
確実に今後のエンターテイメントを牽引していく人になるでしょうね♪
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テンション (ともや)
2011-06-25 20:50:26
こんばんは、えふさん♪
>〇〇最高~!とかって・・・あれ見ただけでテンション下がっちゃう。。。
あれはホント「誰得」?…ですよね。
「クチコミ」と「押しつけ」を履き違えている、ただの宣伝会社の自己満足。
見てるだけでテンション下がるよね~。
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