ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

イップ 翼をもった女の子

2011年05月29日 | 映画(あ行)
(原題:IEP!)
【2009年・オランダ/ベルギー】DVDで鑑賞(★★★☆☆)


ヨーク・ファン・リューベンの児童小説『デージェだっていちにんまえ』を映画化。
2010年モントリオール国際子ども映画祭・最優秀作品賞受賞。

小さな村の外れで生活していたワレ(ヒューブ・スタペル)とティーネ(ヨーケ・チャルスマ)の老夫婦。バードウォッチングを趣味とするワレが、ある日不思議な生き物の赤ちゃんを見つけてくる。小さいその身体は人間のようだが、腕が翼になっており、鳥のようでもある。2人はその生き物をフィーヘルと名付けて育てることになる。フィーヘル(ケナディ・ジャーディン・ブロムリー)は成長するが、言葉をしゃべることはできず、『イップ!』としか言わない。やがて野生の習性が目覚めたのか、フィーヘルは空を飛ぶ渡り鳥を追って飛び出してしまった。2人はフィーヘルを探して、彼女が飛び立った南へ何かう。一方、フィーヘルは父親にあまりかまってもらえない少女ルーチャ(マデリーフ・フェルメーレン)やおっちょこちょいのレスキュー隊員(ディーデリック・エビンジ)、幽霊を信じる男の子ボル(ティエス・デッカー)などに出会っていく…。



翼を持った人間というシチュエーションに弱いともやです。
(『デビルウィ~~~ング!』みたいのではなく、あくまで鳥の羽根ね)
基本、天使が大好きなのです♪



そういう天使とは掛け離れた作品でしたが、終始漂うほのぼの感は、スウェーデン映画の「ロッタちゃん」シリーズを彷彿とさせます♪
ある種、老夫婦を追ったロードムービーです。
フィーヘルが行く先々で騒動を起こす訳でもなく、老夫婦が行く先々で出会う人たちと交流を深めるでもなし。
まさに淡々ののほほんな作品です。

ちなみにこのフィーヘルを演じた女の子ケナディ・ジャーディン・ブロムリー。
最初『ロード・オブ・ザ・リング』のホビットのように、CGで彼女を小さくしているのかな?と思っていましたが、これがそういう処理はまったく施していないリアル映像。
彼女は、"カナダの親指姫""世界一小さな天使"と呼ばれ、300万人に1人という原発性小人症の女の子だったのです。
特にこれといった演技はしていないのですが(笑)、天使の名にふさわしい愛らしさ♪

監督はリタ・ホルスト。


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