(原題:SHELTER)
【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆)
多重人格に否定的な精神分析医が、ある患者について調べて行くにつれ、不可思議な出来事に見舞われていく様を描いたスーパーナチュラル・スリラー。
精神分析医のカーラ・ハーディング(ジュリアン・ムーア)は3年前に夫を殺され、今は娘のサミー(ブルックリン・ブルー)と2人暮らし。しばしば凶悪犯罪の裁判に出廷し、専門的な見地から証言を行っていた。カーラはは一般的に多重人格障害と呼ばれる「解離性同一性障害」は、映画や小説が生み出したものとして、その疾患に否定的な意見を持っていた。ある日、同じく精神科医を務める父親ハーディング博士(ジェフリー・デマン)に呼び出され、デヴィッド・バーンバーグ(ジョナサン・リズ・マイヤーズ)という患者を紹介される。カーラはデヴィッドを精神分析するが、下半身が不自由ということ以外はいたって普通の物静かな青年だった。カーラは隣室にいる父の元へ不満をぶちまけに行くが、ハーディング博士が隣室のデヴィッドに『アダムはいるか?』と電話すると、デヴィッドは頭を仰け反らせに態度を急変。自らをアダム・セイバーと名乗り、先ほどとはまったく違う思想を見せ、あまつさえ車椅子から立ち上がってみせた。それでもカーラはデヴィッド&アダムを解離性同一性障害とは認めず、アダムが主人格で彼がデヴィッドを演じていると考える。自らの仮説を証明するために調査を始めたカーラは、デヴィッド・バーンバーグという人物が実在することを突き止め、デヴィッドの母親(フランセス・コンロイ)を訪ねるが、意外な事実を聞かされる。デヴィッドは16歳の頃に事故で半身不随になっており、しかも25年前に森の中で殺されていた。この事件があった当時、アダムはまだ6歳。カーラはバーンバーグ夫人とアダムを引き合わせるが、アダムはデヴィッドしか知り得ないことを次々に語り出す…。
ともやが大好きなサイコ・スリラー「アイデンティティー」(原題:IDENTITY)の脚本家・マイケル・クーニーの最新作ということで、非常に楽しみにしていた作品。
まさかの「アイデンティティー」の逆手を取った出だしに、思わずニヤニヤ♪
ネタバレになっちゃうので深くは語らないけど、こういう雰囲気の作品大好き~♪
劇中で表題でもある「シェルター」の意味が明かされるんだけど、なるほどね~って。
観る前までは、「防空壕」? 「殻」? なんて、いろいろ想像してたんだけどねww。
それにしても『こうなるんじゃないか?』と思った予想を覆してくれるストーリーの作品は、観ていてワクワクしてきます。
実はこの作品の前に「シャッター・アイランド」を観たんですが、こちらは『こうなるんじゃないか?』という予想のまんまでしたからね~(でも普通に面白かったですよ・笑)。
よく"ホラーは若手の登竜門"って言いますけど、ジュリアン・ムーアやジョナサン・リズ・マイヤーズといった実力派が演じてくれると、作品に深みが増していいですね~♪
ジョナサン・リズ・マイヤーズの演じ分けにはビックリですよ♪
映画のテーマとなっているのは、神への信仰心。
日本人にはあまりピンと来ないんだけど、アメリカ人には身近に感じる恐怖なのかもね~。
魂が救済されない恐怖。
これは「ラブリーボーン」のところでも書いたけど、死生観の違いを感じますね。
監督はマンス・マーリンド&ビョルン・ステイン。
脚本はマイケル・クーニー。
※なんとこの作品、アメリカよりも早く日本で公開(アメリカの公開は4月9日から)。
何で、何で?
この事実が一番のミステリーかも?(笑)
2010年3月27日公開
公式HP:シェルター
■マイケル・クーニーが脚本を手掛けたサイコ・スリラーはこちら
■この作品が気に入った人はこの作品もオススメ。ともやこれ大好きです♪
【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆)
多重人格に否定的な精神分析医が、ある患者について調べて行くにつれ、不可思議な出来事に見舞われていく様を描いたスーパーナチュラル・スリラー。
精神分析医のカーラ・ハーディング(ジュリアン・ムーア)は3年前に夫を殺され、今は娘のサミー(ブルックリン・ブルー)と2人暮らし。しばしば凶悪犯罪の裁判に出廷し、専門的な見地から証言を行っていた。カーラはは一般的に多重人格障害と呼ばれる「解離性同一性障害」は、映画や小説が生み出したものとして、その疾患に否定的な意見を持っていた。ある日、同じく精神科医を務める父親ハーディング博士(ジェフリー・デマン)に呼び出され、デヴィッド・バーンバーグ(ジョナサン・リズ・マイヤーズ)という患者を紹介される。カーラはデヴィッドを精神分析するが、下半身が不自由ということ以外はいたって普通の物静かな青年だった。カーラは隣室にいる父の元へ不満をぶちまけに行くが、ハーディング博士が隣室のデヴィッドに『アダムはいるか?』と電話すると、デヴィッドは頭を仰け反らせに態度を急変。自らをアダム・セイバーと名乗り、先ほどとはまったく違う思想を見せ、あまつさえ車椅子から立ち上がってみせた。それでもカーラはデヴィッド&アダムを解離性同一性障害とは認めず、アダムが主人格で彼がデヴィッドを演じていると考える。自らの仮説を証明するために調査を始めたカーラは、デヴィッド・バーンバーグという人物が実在することを突き止め、デヴィッドの母親(フランセス・コンロイ)を訪ねるが、意外な事実を聞かされる。デヴィッドは16歳の頃に事故で半身不随になっており、しかも25年前に森の中で殺されていた。この事件があった当時、アダムはまだ6歳。カーラはバーンバーグ夫人とアダムを引き合わせるが、アダムはデヴィッドしか知り得ないことを次々に語り出す…。
ともやが大好きなサイコ・スリラー「アイデンティティー」(原題:IDENTITY)の脚本家・マイケル・クーニーの最新作ということで、非常に楽しみにしていた作品。
まさかの「アイデンティティー」の逆手を取った出だしに、思わずニヤニヤ♪
ネタバレになっちゃうので深くは語らないけど、こういう雰囲気の作品大好き~♪
劇中で表題でもある「シェルター」の意味が明かされるんだけど、なるほどね~って。
観る前までは、「防空壕」? 「殻」? なんて、いろいろ想像してたんだけどねww。
それにしても『こうなるんじゃないか?』と思った予想を覆してくれるストーリーの作品は、観ていてワクワクしてきます。
実はこの作品の前に「シャッター・アイランド」を観たんですが、こちらは『こうなるんじゃないか?』という予想のまんまでしたからね~(でも普通に面白かったですよ・笑)。
よく"ホラーは若手の登竜門"って言いますけど、ジュリアン・ムーアやジョナサン・リズ・マイヤーズといった実力派が演じてくれると、作品に深みが増していいですね~♪
ジョナサン・リズ・マイヤーズの演じ分けにはビックリですよ♪
映画のテーマとなっているのは、神への信仰心。
日本人にはあまりピンと来ないんだけど、アメリカ人には身近に感じる恐怖なのかもね~。
魂が救済されない恐怖。
これは「ラブリーボーン」のところでも書いたけど、死生観の違いを感じますね。
監督はマンス・マーリンド&ビョルン・ステイン。
脚本はマイケル・クーニー。
※なんとこの作品、アメリカよりも早く日本で公開(アメリカの公開は4月9日から)。
何で、何で?
この事実が一番のミステリーかも?(笑)
2010年3月27日公開
公式HP:シェルター
シェルター [DVD]ポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |
■マイケル・クーニーが脚本を手掛けたサイコ・スリラーはこちら
アイデンティティー [Blu-ray]出演: ジョン・キューザック, レイ・リオッタ 監督: ジェームズ・マンゴールドこのアイテムの詳細を見る |
Identity(「アイデンティティー」輸入盤サントラ)Alan Silvestriこのアイテムの詳細を見る |
■この作品が気に入った人はこの作品もオススメ。ともやこれ大好きです♪
悪魔を憐れむ歌 [DVD]出演: デンゼル・ワシントン, ジョン・グッドマン 監督: グレゴリー・ホブリットこのアイテムの詳細を見る |
ともやさんもアイデンティティ好きだったんだ♪
わたしもあれ大好きで~
ちょっとこれは面白いって思えるとこがまったくなかったよぉ~
オチもよくあるパターンで。
確かにキャストは巧いふたりだったのがいいんだけどネ。
でもやっぱりかなりのB級だなぁ。
>「シャッター・アイランド」を観たんですが、こちらは『こうなるんじゃないか?』という予想のまんま
えー、楽しみなんだけど! 笑
↓第九地区もものすごーく期待しちゃぅ~
決して大作じゃないし、万人受けはしないよね~、これ。
>ともやさんもアイデンティティ好きだったんだ♪
「アイデンティティー」はその年のともやベスト1です♪
スゴい好き♪
>「シャッター・アイランド」
これは直前に読んでいた小説が、似たテイストの作品だったんで、ピ~~~~ンって来ちゃったんですww
でもミステリーでは割とありふれたオチなんで、勘のいい人はすぐに分かるんじゃないかな~?
>「第9地区」
これも万人受けはしないだろうけど、すっごくお薦め♪
シェルターのタイトルがこういう意味だったとは
よもや思いもしませんでした。
隠れ場所か~。
オカルトっぽかったですね。
そういうこともあってか、
あの古いフィルムの使い方など、
『奇談』という日本映画を思い出しました。
オカルトと思わせて実は…と思いきや、思いっきりオカルトでしたね~♪
こういう展開はたまらなく好きですww。
>『奇談』という日本映画
さすがはえいさん。
いろんな知識がありますよね。
今度レンタル屋さんで探してみます♪
シェルターの意味が二重になってたりね。
あのばーさんはずーっと生きてたってことなのかな?そっちの方が怖いけど^^;
これは西欧人の方が良く理解できるかもですね。日本人は信仰自体希薄だから、そもそも失うも何もないし。(笑)
そう言われると100年前と同じだもんね、あのおばあちゃん。
怖い怖い~ww。
日本人も極楽浄土って考え方はあるけれど、今の人は「死んだらそれでお終い」って思ってる人多いだろうからね~。
観て来ましたよ~
でね、なんと劇場が貸切状態になっちゃって、一人で観たんですよ、この映画。
途中で怖くて何度も周りを見回しちゃった、、、誰かいたらどうしよう、、、って思って(ビクビク)
映画は結構好きなタイプでした。
凄く引きこまれたわ~どうなるんだろう?って思って。
ラストが少し説明不足で早足だったかなぁ~と思うけど、、、面白かったです♪
なんて、豪華な!
大きなスクリーンを独り占めなんて、なかなかできないですよ~!
こういう作品はきっちり説明しきっちゃうより、ちょっと説明不足な考えさせる部分を残した方が面白さが増しますからね♪