(原題:THE HORSEMEN)
【2008年・カナダ/アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
聖書に描かれた"ヨハネの黙示録の四騎士"に準えた猟奇殺人事件に挑む刑事を描くサイコ・スリラー。
デトロイト警察の刑事エイダン・ブレスリン(デニス・クエイド)の元に、殺人事件発生の知らせが届く。郊外にある現場に駆けつけたブレスリンは、奇妙な光景を目の当たりにする。凍り付いた池の上に設置された銀のトレイ。そのトレイには歯肉が付いたままの歯が大量に載せられていた。死体は無く、行けを取り囲む4本の木に赤いペンキで『COME AND SEE=来たれ』という謎のメッセージが残されているだけだった。現場から持ち帰った歯を分析した結果、被害者は30代前半の男性、歯はペンチのようなもので抜かれており、被害者はまだ生きている可能性があることが判明。しかし間を置かずして2件目の事件が発生する。2人目の犠牲者は、メリー・アン・スピッツという中年女性。メリー・アンは、全裸で極太の釣り針とワイヤーによって怪しげな器具で吊るされていた。メリー・アンは妊娠中だったが、腹から胎児が取り出されていた。そして壁一面に、『COME AND SEE=来たれ』の文字が残されていた。発見者は夫のデビッド・スピッツ(ピーター・ストーメア)と養女であるクリスティン・スピッツ(チャン・ツィイー)。ブレスリンはショックで動揺しているクリスティンに名刺を渡し、現場を後にする。不可解な事件もそうだが、ブレスリンにはもうひとつ頭を悩ませている問題があった。それは親子の絆。ブレスリンにはアレックス(ルー・テイラー・プッチ)とショーンという2人の息子がいるのだが、病気で妻を失ってからは親子の間に溝ができてしまっていた。スポーツ観戦の約束をして、少しその溝が埋まると思った矢先、ブレスリンに仕事の連絡が入ってしまう。次の被害者は、最初の銀のトレイに残されていた歯の持ち主・スティーブン・シルヴァだった。ステxーブンの体は、黒い器具によって宙づりにされ、壁には『COME AND SEE=来たれ』の文字が残されていた。現場のクローゼットからスティーブンの浮気相手であるホイットニーが生きたまま発見され、ホイットニーの夫ギャリソンが容疑者として浮かび上がる。やがて、犯行に使われた器具が特殊な性的嗜好を持つ者が使用する器具で、最近4つの器具が買われていたことが判明。そして『COME AND SEE=来たれ』の言葉から、この事件がヨハネの黙示録にある4人の騎士の話に準えた見立て殺人ではないかと思い始める。そして3番目の犠牲者が発見される。ホテルの一室で死体として発見されたのは、失踪中だったギャリソン。『COME AND SEE=来たれ』のメッセージが残されていたが、彼は吊るされてはいなかった。捜査は難航する。そんな中、ブレスリンはクリスティンから呼び出される。クリスティンは袋詰めされた胎児を見せ、自分がメリー・アン殺害の犯人であることを告白する…。

1991年「羊たちの沈黙」
1996年「セブン」
2004年「ソウ」
そして2009年秋、
いまだかつて体験したことのない、
衝撃のサディスティック・サスペンス・スリラーの誕生!!
…なんですって、奥さん。
まぁ、聖書に準えた見立て殺人が起きるって部分は、「セブン」に近いんでしょうけどね~。
チャン・ツィイーが悪役っていうと、「ラッシュアワ-2」や「ザ・ブライド 花嫁はギャングスターII」なんかがありましたけど、こういう猟奇殺人犯って初めてですからね。
アメリカのポスターを見れば分かりますが、登場しているのはデニス・クエイドメインです。
ま、ちょい役なのにラスボス並みに宣伝された「バットマン ビギンズ」の渡辺謙や「スピードレーサー」の真田広之とか、ちょい役なのにヒロイン並みに宣伝された「ワイルド・スピードX3:TOKYO DRIFT」の北川景子とか…。
チャン・ツィイーも日本でシャンプーのCMとかにも出てるし、彼女を大フィーチャーしたいのもわかりますが、彼女ってただの操られている(もしくは唆された)駒でしかない役どころですからね~。
首謀者と駒とでは、格が全然違いますよ。

一連の事件は、「新約聖書 ヨハネの黙示録 第6章」に準えて行われていく。
聖書に登場する四騎士は、キリストが説く封印が解かれた際に現れる。
一つ目の封印が解かれると現れるのは、白い馬に乗った白い騎士。
地上を支配する役目を担っている。
二つ目の封印が解かれると現れるのは、赤い馬に乗った赤い騎士。
地上の人間に戦争を起こさせる役目を担っている。
三つ目の封印が解かれると現れるのは、黒い馬に乗った黒い騎士。
地上に飢饉を起こす役目を担っている。
四つ目の封印が解かれると現れるのは、緑の馬に乗った緑の騎士。
疫病や野獣で地上の人間を死に至らしめる役目を担っている。
聖書にはそんなに詳しくないので、違ってたらごめんなさいね。
チャン・ツィイーは、この中の赤い騎士役ですね。
劇中では『あなたに解けるかしら?』とブレスリン刑事を挑発するけれど、彼女は事件の全貌どころか片鱗も把握してなかったんじゃないかな?
不幸な境遇にあった彼女は、ただ首謀者に利用されていただけにしか見えないですからね~。
マイケル・ベイが製作するリメイクホラーにはハズれがないんだけど、これはちょっと…だったなぁ。
日本人に馴染みが無い、キリスト教を題材にしてるにもあるんだろうけど。
監督はジョナス・アカーランド。
2009年10月24日公開
公式HP:ホースメン
【2008年・カナダ/アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
聖書に描かれた"ヨハネの黙示録の四騎士"に準えた猟奇殺人事件に挑む刑事を描くサイコ・スリラー。
デトロイト警察の刑事エイダン・ブレスリン(デニス・クエイド)の元に、殺人事件発生の知らせが届く。郊外にある現場に駆けつけたブレスリンは、奇妙な光景を目の当たりにする。凍り付いた池の上に設置された銀のトレイ。そのトレイには歯肉が付いたままの歯が大量に載せられていた。死体は無く、行けを取り囲む4本の木に赤いペンキで『COME AND SEE=来たれ』という謎のメッセージが残されているだけだった。現場から持ち帰った歯を分析した結果、被害者は30代前半の男性、歯はペンチのようなもので抜かれており、被害者はまだ生きている可能性があることが判明。しかし間を置かずして2件目の事件が発生する。2人目の犠牲者は、メリー・アン・スピッツという中年女性。メリー・アンは、全裸で極太の釣り針とワイヤーによって怪しげな器具で吊るされていた。メリー・アンは妊娠中だったが、腹から胎児が取り出されていた。そして壁一面に、『COME AND SEE=来たれ』の文字が残されていた。発見者は夫のデビッド・スピッツ(ピーター・ストーメア)と養女であるクリスティン・スピッツ(チャン・ツィイー)。ブレスリンはショックで動揺しているクリスティンに名刺を渡し、現場を後にする。不可解な事件もそうだが、ブレスリンにはもうひとつ頭を悩ませている問題があった。それは親子の絆。ブレスリンにはアレックス(ルー・テイラー・プッチ)とショーンという2人の息子がいるのだが、病気で妻を失ってからは親子の間に溝ができてしまっていた。スポーツ観戦の約束をして、少しその溝が埋まると思った矢先、ブレスリンに仕事の連絡が入ってしまう。次の被害者は、最初の銀のトレイに残されていた歯の持ち主・スティーブン・シルヴァだった。ステxーブンの体は、黒い器具によって宙づりにされ、壁には『COME AND SEE=来たれ』の文字が残されていた。現場のクローゼットからスティーブンの浮気相手であるホイットニーが生きたまま発見され、ホイットニーの夫ギャリソンが容疑者として浮かび上がる。やがて、犯行に使われた器具が特殊な性的嗜好を持つ者が使用する器具で、最近4つの器具が買われていたことが判明。そして『COME AND SEE=来たれ』の言葉から、この事件がヨハネの黙示録にある4人の騎士の話に準えた見立て殺人ではないかと思い始める。そして3番目の犠牲者が発見される。ホテルの一室で死体として発見されたのは、失踪中だったギャリソン。『COME AND SEE=来たれ』のメッセージが残されていたが、彼は吊るされてはいなかった。捜査は難航する。そんな中、ブレスリンはクリスティンから呼び出される。クリスティンは袋詰めされた胎児を見せ、自分がメリー・アン殺害の犯人であることを告白する…。

1991年「羊たちの沈黙」
1996年「セブン」
2004年「ソウ」
そして2009年秋、
いまだかつて体験したことのない、
衝撃のサディスティック・サスペンス・スリラーの誕生!!
…なんですって、奥さん。
まぁ、聖書に準えた見立て殺人が起きるって部分は、「セブン」に近いんでしょうけどね~。
チャン・ツィイーが悪役っていうと、「ラッシュアワ-2」や「ザ・ブライド 花嫁はギャングスターII」なんかがありましたけど、こういう猟奇殺人犯って初めてですからね。
アメリカのポスターを見れば分かりますが、登場しているのはデニス・クエイドメインです。
ま、ちょい役なのにラスボス並みに宣伝された「バットマン ビギンズ」の渡辺謙や「スピードレーサー」の真田広之とか、ちょい役なのにヒロイン並みに宣伝された「ワイルド・スピードX3:TOKYO DRIFT」の北川景子とか…。
チャン・ツィイーも日本でシャンプーのCMとかにも出てるし、彼女を大フィーチャーしたいのもわかりますが、彼女ってただの操られている(もしくは唆された)駒でしかない役どころですからね~。
首謀者と駒とでは、格が全然違いますよ。

一連の事件は、「新約聖書 ヨハネの黙示録 第6章」に準えて行われていく。
聖書に登場する四騎士は、キリストが説く封印が解かれた際に現れる。
一つ目の封印が解かれると現れるのは、白い馬に乗った白い騎士。
地上を支配する役目を担っている。
二つ目の封印が解かれると現れるのは、赤い馬に乗った赤い騎士。
地上の人間に戦争を起こさせる役目を担っている。
三つ目の封印が解かれると現れるのは、黒い馬に乗った黒い騎士。
地上に飢饉を起こす役目を担っている。
四つ目の封印が解かれると現れるのは、緑の馬に乗った緑の騎士。
疫病や野獣で地上の人間を死に至らしめる役目を担っている。
聖書にはそんなに詳しくないので、違ってたらごめんなさいね。
チャン・ツィイーは、この中の赤い騎士役ですね。
劇中では『あなたに解けるかしら?』とブレスリン刑事を挑発するけれど、彼女は事件の全貌どころか片鱗も把握してなかったんじゃないかな?
不幸な境遇にあった彼女は、ただ首謀者に利用されていただけにしか見えないですからね~。
マイケル・ベイが製作するリメイクホラーにはハズれがないんだけど、これはちょっと…だったなぁ。
日本人に馴染みが無い、キリスト教を題材にしてるにもあるんだろうけど。
監督はジョナス・アカーランド。
2009年10月24日公開
公式HP:ホースメン
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