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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

小栗左多里「ダーリンは外国人with BABY」

2008-12-07 | 漫画

100万部突破!『ダーリンは外国人』シリーズ待望の新刊!
『ダーリンは外国人』で、日本中を爆笑の渦に巻き込んださおり&トニーに、ベイビー誕生!
トニー&さおりに、待望のベビーが誕生。超心配性な2人の「てくてく」子育て模様を、爆笑ネタ満載でお届けします。おむつ代えに泣かされる日々、トニー父としての心構え、さおり母の意外な子守唄、そしてベイビーの愛くるしい姿・・・。子供をバイリンガルに育てるための苦悩(特にさおり)、勃発した「子育てバトル」など、夫婦の関係も、第2ラウンド突入です!小児科&産婦人科の先生の適切アドバイスも収録&巻末には子育て海外模様も書き下ろしで収録!

巻末、おなじく『ダーリンは外国人』な漫画家、かわかみじゅんこ先生との対談収録。

 

小栗さんの外国人シリーズで、いつも思うのは、配偶者が外国人というよりは、単に、一人の個性豊かな人間と言うことです。

結婚後、おしどり夫婦とよばれ、めったに喧嘩することがなかった夫婦も、子供ができて、お互いあまりにも神経質に子育てに関わるうちに、ついに子育てに関する意見の相違で度々喧嘩になるそうです。

でも、それをトニーさんは、ウイグル人のことわざ「畑を耕すときに喧嘩する人は収穫がよい」=喧嘩するなら早いほうがよいと喧嘩に絶えられるだけの絆を作り上げるのも大切だという。

 

トニーさんと小栗さんはは40過ぎて初めての出産、子育て。

物事がわかるしっかりとした大人になってからの子育ても、よくわからない早い子育てもそうは、変わらない。むしろいろんな理想や、様々な情報を取り入れすぎて、子育てがとっても大変に感じてしまう。

 

スワヒリ語で「自分の身の管理は大して難しくない。子育てこそ、本当の難事だ」ということわざがあるそうで。さらに中国では、子供が生まれた人と僧でない人には2倍の苦労があるっていうそうだ(トニーさん曰く)

とぎれとぎれの時間のやりくりなど、子供中心になった小栗家。振り回される夫婦を眺めて、その存在をどっしりとアピールするトニーニョ君。

 

二十代前半で子育てして良かったなと感じた。体力的にも精神的にも、こんなにも苦労はなかった。なにも知らずに子育てするのは、良いことかもしれない。

この子も赤ちゃんのうちから。語学だの音楽だの海外経験だとか、いろんな環境を与えられるのは、素晴らしいことだとも思うけど、それがとても良いこととも思えないし、ただ、そういう環境(家庭)に生まれたということなんだな。



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