笹生陽子「ぼくは悪党になりたい」 2010-02-22 | 小説 僕の名前は兎丸エイジ、17歳。父親は不在、奔放な母親と腕白な異父弟・ヒロトとの3人で平凡な生活を送ってる。毎日炊事、洗濯、ゴミ捨てと家事全般をこなす高校生が「平凡」かどうかは我ながら疑問なんだけど。ある日弟のヒロトが病気で倒れたのをきっかけに、僕の「平凡」な日常は少しずつ崩れてきて…。 タイトルを見るだけで…。この子は、どこにでもいるまじめな平凡な少年だろうと。まさに、その . . . 本文を読む