東京株式市場は反発が予想される。米ダウ平均が史上最高値を更新したことで、日本株に対する出遅れ感が意識されそうだ。円高一服も買い方の心理的な支援材料となる。一方、米FOMCの結果を前に最後まで上昇が続く展開は想定しづらく、日経平均で14500円以上からの上値は重くなる公算が大きい。ただ、米FOMCの結果はある程度織り込まれており、取引時間中は上値を伸ばす場面はあるだろう。堅調な業績内容でもネガティブな株価の反応に警戒感はあるが、持たざるリスクを感じ始める頃合いでもあり、投機筋以外にも指数先物で手当てする動きが強まりそうだ。
新興国経済で恩恵を受けそうなセクターよりも、目先的には通信サービス・電気機器・精密セクターなどIT関連株への注目度が高まる局面だろう。
日経平均株価の予想レンジは14440円-14530円。
5日線(14344円)が下げ止まるタイミングに入っており、一目均衡表では転換線(14443円)に値する直前の大陰線(10/25)の高値を早期に上回る動きなどが必要な局面である。週足の一目均衡表では、遅行線が当時の株価に接近しており、逆転の売りサイン(遅行線が当時の株価を下回る)を回避できるかの正念場。今週から2週続く転換線(14112円)上昇で、反発基調を強められるかがポイントとなる。ただし、11月第3週(11/18~22)には基準線が下げに転じるリスクがある点には注意が必要だ。基調に変化が生じやすいのは、11/7、14-18などがある。
29日のダウ平均は終値ベースで史上最高値を更新した。前日比111.42ドル高の15680.35ドルで終了。米10月消費者信頼感指数が市場予想より弱かったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和政策が維持されるとの見方から、買い優勢の展開が続いた。
NASDAQは前日比12.21ポイント高、S&P500は9.84ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ145円高の14485円、ドル建ては170円高の14510円で終えた。
新興国経済で恩恵を受けそうなセクターよりも、目先的には通信サービス・電気機器・精密セクターなどIT関連株への注目度が高まる局面だろう。
日経平均株価の予想レンジは14440円-14530円。
5日線(14344円)が下げ止まるタイミングに入っており、一目均衡表では転換線(14443円)に値する直前の大陰線(10/25)の高値を早期に上回る動きなどが必要な局面である。週足の一目均衡表では、遅行線が当時の株価に接近しており、逆転の売りサイン(遅行線が当時の株価を下回る)を回避できるかの正念場。今週から2週続く転換線(14112円)上昇で、反発基調を強められるかがポイントとなる。ただし、11月第3週(11/18~22)には基準線が下げに転じるリスクがある点には注意が必要だ。基調に変化が生じやすいのは、11/7、14-18などがある。
29日のダウ平均は終値ベースで史上最高値を更新した。前日比111.42ドル高の15680.35ドルで終了。米10月消費者信頼感指数が市場予想より弱かったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和政策が維持されるとの見方から、買い優勢の展開が続いた。
NASDAQは前日比12.21ポイント高、S&P500は9.84ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ145円高の14485円、ドル建ては170円高の14510円で終えた。