銀右衛門文庫の経済動向

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10月3日

2013-10-03 | 経済動向
東京市場は押し目処を探る展開か。米国株安や円高基調のなか戻り売りに押される動きが予想されるが、逆に日経平均の14000円処は下値メドとして意識されそうで、下げ渋る銘柄も増えてきそうだ。ただ、為替を絡めた短期筋の先物売買の寄与度が大きくなっており、外部環境に乗じて14000円以下を売り込む動きや、裁定解消売りなどが下げ幅を広げる要因であることに変わりない。
 一方、日経平均株価や米ダウ平均、ドル円相場などは基調が変化しやすいタイミングに入る。米財政問題への懸念はあるにせよ、日銀金融政策決定会合や足元堅調な米景気指標を通じて、リスクオンに変化していけるかが焦点となる。

日経平均株価の予想レンジは14030円-14230円。

4/2安値を起点に6/13安値などを通る下値支持線(14000円割れ)まで調整が続くケースを想定しながらも、基準線や75日線が通る14000円前後で下げ止まれるか。基準線(14002円)上を維持しながらも、同線が上昇に転じる10/7から反発に転じられるかが焦点である。

2日のNY株式相場は下落。ダウ平均は前日比58.56ドル安の15133.14ドルで終了した。米議会で米財政問題についての協議が続いており、一部政府機関の閉鎖が長引くとの懸念が重荷となった。ダウ平均は一時146.99ドル安まで下落したものの、米時間夕方に与野党の議会幹部が協議を行うことで政府機関再開に対する期待が高まり、下げ幅を縮小させた。
 
NASDAQは前日比2.96ポイント安、S&P500は1.13ポイント安で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ5円高の14195円、ドル建ては70円高の14260円で終えた。

トレーダーズウエブより