銀右衛門文庫の経済動向

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10月2日

2013-10-02 | 経済動向
東京市場は欧米株高を受けて堅調な展開が予想される。国内のイベント通過で材料出尽くし感はあるが、米株の反発ムードが予想以上に日本株の上昇に影響を与えれば、次第に押し目買いが広がる公算が高い。米株先物市場の上昇や円安などの支援材料があれば、直近2日間で増加した売りポジションの買い戻しで上げ幅を広げるシナリオもあろう。

日経平均株価の予想レンジは14550円-14800円。

25日線(14196円)や基準線(14002円)までの調整を視野に入れつつも、早々にマドを埋め戻し転換線(14606円)上を回復できれば9/27高値更新への期待感はつながる。一目均衡表では遅行線が現在推移しているのは、8月後半にマドを開けながら不安定な動きとなった局面(8/23~)である。足元も不安定だが同調する動きならば、上げ下げ繰り返したあとの高値更新は十分にありえよう。基調に変化が生じやすいのは、10/1、10/4、10/10となる。25日線や基準線まで調整が深まるケースでも、6/13安値を起点に8/28安値を通る下値支持線上での推移を維持することになり、特にネガティブではない。

1日のNY株式相場は反発。ダウ平均は前日比+62.03ドル高の15191.7ドルで終了した。米議会は医療保険改革法を巡る対立から、期限までに暫定予算案の合意に至らず。これによって政府機関の一部が閉鎖されたが、この閉鎖が長期化しなければ相場は反転するとの見方が出たほか、9月のISM製造業景況感指数が56.2と前月から改善したうえ、市場予想(55)を上回ったことが買い材料となった。インターネット小売最大手のアマゾンが前年比4割超の人員を臨時採用するとのニュースで上昇し、NASDAQは前日比46.50ポイント高の3817.98ポイントとなり、2000年9月21日以来、約13年ぶりの高値をつけた。S&P500は13.45ポイント高で終了した。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ40円安の14470円、ドル建ては40円高の14550円で終えた。