銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



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10月10日

2013-10-10 | 経済動向
東京市場はもみ合いか。米国株がまちまち、為替は横ばいとなったことで全体としては動きづらい。下値では押し目買い意欲が旺盛だが、日経平均株価が1万4000円台を取り戻したことで、短期的な買い戻し場面は達成感が出てしまっている。イエレン氏のFRB議長内定も日本株には織り込み済みだ。きのうの引けにかけての強い動きには、今ひとつ腑(ふ)に落ちない点もあるが、心理的な節目を取り戻したことでひとまず投資家心理は強気に回復。SQ(特別清算指数)算出日を前にすることでも全体では動きづらいなか、個別に値動きのいい材料株などを物色する展開になると考えられる。

日経平均株価の予想レンジは14000-14100円。

きのう終値ベースでは9月27日以来となる5日線(13993.46円)越え。75日線(14058.96円)や、13週線(14102.37円)、一目均衡表の基準線(14112.51円)などが意識され、この範囲の中で値を固める展開が想定される。

9日のNY株式相場はまちまち。ダウ工業株30種平均は前営業日比26.45ドル高の14802.98ドルで終了し、NASDAQ総合指数は前営業日比17.06ポイント安の3677.78ポイント、S&P500は同0.95ポイント高の1656.40ポイントで終了した。 米共和党が短期的な債務上限引き上げに前向き見方を示したと伝わったことを受け、米国のデフォルト懸念が後退。次期FRB議長としてイエレン氏が就任する可能性が高まり、金融緩和が継続されるとの見方もあり、ダウ平均は一時75.97ドル高の14852.50ドルまで上昇する場面がみられた。一方、ハイテク・グロースのバスケット売りが続き、年初から堅調に推移しているハイテク銘柄には売りが出たため、NASDAQが下落した。