銀右衛門文庫の経済動向

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10月1日

2013-10-01 | 経済動向
東京市場は買い戻しが先行か。寄り前発表の9月調査の日銀短観では大企業製造業業況判断DIの改善(6月実績+4→9月予想+7)が見込まれている。予想以上の改善で着地できれば、円安と合わせて序盤の買い圧力が強まる可能性がある。10時発表の中国9月製造業PMIなども材料視されそう。一方、米予算問題では下院案を上院で日本時間昼に審議すると伝わったこともあり、買い戻し一巡後は様子見のなか弱含む場面もありそうだ。安倍首相による消費税引き上げの最終判断や経済対策などの会見を前に、後場は小動きとなる場面が多いだろう。

日経平均株価の予想レンジは14500円-14700円。

転換線(14564円→14606円)を意識した展開が予想される。25日線(14163円)や基準線(14002円)までの調整を視野にいれつつも、早々にきのう形成したマドを埋め戻し、転換線上を回復できるかが注目される。一目均衡表上では遅行線が位置する当時は急反発したタイミングでもあり、同調する動きに期待したい。基調に変化が生じやすいのは、10/1、10/4、10/10となる。30日のダウ平均は前日比128.57ドル安の15129.67ドルで終了した。米政府機関が一部閉鎖する可能性が高まったことで、リスク回避の動きが強まった。投資家からのリバランスによる売りなども重しとなった。
 
NASDAQは前日比10.12ポイント安、S&P500は10.20ポイント安で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ45円高の14535円、ドル建ては125円高の14615円で終えた。