赤い水性の部屋

あくまでも赤い水性個人のページですので、吹奏楽とは関係ない内容もあります。みなさんのコメントをお待ちしています。

平成21年度江南中学校文化発表会

2009年11月07日 | Weblog
 今年も江南中学校の文化発表会がつつがなく行われた。午後の総合学習では映像に若干のトラブルがあったから、担当者からすればつつがなくもないが・・・

 初日の文化体験講座では今年も将棋講座を担当。将棋のルールを知らない子に、駒の種類や動きのほか、遊び方なども説明してあげるだけで精一杯である。時々こういうことに夢中になる自分がいることに気づく。お約束のすさまじい決まり手(2007年10月の本ブログの対三田くん参照 ←オイ!)もあって、なかなか楽しめた。

 2日目はステージ部門ということで、会場を浜松市福祉交流センターに場所を移した。校内合唱コンクールに始まり、午後は英語スピーチ、総合学習や学校行事のレポート発表、有志によるダンスやパフォーマンスの自主発表と続き、最後に吹奏楽部の演奏で締めくくらせてもらった。

 校内合唱コンクールでは、我が3年3組が最優秀賞・優秀伴奏者賞・優秀指揮者賞ということで、三冠優勝させてもらったが、どのクラスも素敵な合唱だった。一番うれしかったのは、夏休みからまったく弾けていないピアノを何度もレッスンをして、録音しては聞いて、また録音をして研究したミホルトン。いやあ、ヨカッタヨカッタ。まさに、こんな展開マツオッパイ!←オイ!
 3年間一緒に過ごしてきた生徒たちとの最後の文化発表会、今日も一日嵐のような忙しさだったのが本音。

 クラスのみんなに、「よーし、優勝記念の打ち上げは韓国旅行だ!セントレア空港に7:30に集合!会費は格安の4万5千円!」と冗談を言ったが、本当に行った人がいたらどうしよう・・・いや、ここはとぼけて、「何で俺が先に行って待っていたのに来なかったよ?」と、逆に攻めてみようか・・・

国民文化祭 吹奏楽の祭典

2009年11月07日 | Weblog
 毎日がギリギリでまったく更新していないうちに、あっという間に11月になってしまった。うかうかしていると、終わってしまう『はばたく静岡 国民文化祭』
 この大会の一般市民の認知度は別として、11月3日に行われた『吹奏楽の祭典』について少し触れておきたい。

 第21期浜松市中学校選抜吹奏楽団を母体として8月11日に結成された静岡県中学校合同吹奏楽団の演奏が、アクトシティ浜松大ホールで行われた。第24回国民文化祭・しずおか2009ということで、基本的には47年に一度であろうか?とにかく、ほぼ、一生に一度か、もしも二度あっても記憶がつながらないレベルのイベントである。
 小学校、高等学校も合同バンドを結成し、それぞれにすばらしい演奏を披露することができたと思う。特に小学生合同バンドは結成当初から指導に行ったり運営の相談に乗ったりと、その成長を見てきただけに、感動的ですらあった。中学、高校は、ゲストに宮川彬良さんを招き、最後に大阪市音楽団と合同での『YARAMAIKA行進曲』という、大変豪華かつ貴重な経験をすることができた。(映像←客席から見えてるやろ!←ジロ)

 国民文化祭に出場する吹奏楽団は、そのほとんどが全日本吹奏楽コンクールまたは全日本小学校バンドフェスティバルに3年連続出場を果たした、いわゆる全国3出バンドである。国民文化祭ほどではないが、他の都道府県の代表が集まるような大会に静岡県代表として出場するたびに思うのが、レベルの違いというか、クオリティの違いといおうか・・・とにかく、いつも悔しく、ショックの連続である。
 静岡県合同バンドも良い演奏をしている。ある場面では、「こういうところは全国よりもできている」という場面がいくつかあるのも事実。
 しかし、合奏としてのクオリティ、一回の演奏にかける情熱というか、執念、一枚も二枚も上を越されていることを、これほどハッキリと見せられるのが、とても悔しい。
 江南中の生徒にもいつも言っていることだが、コレだけギリギリで目一杯やっているつもりなのに、国民文化祭に出場した小学生のほうが、あっさり上手なのである。そして中学をきいて、管楽に出場するのが無理だった理由を3秒で教えられた感じ。高校を聞くと、「はい、すみませんでした。コレが吹奏楽というのでしたら、私たちは幼稚園の学芸会でした・・・」的にへこんでしまう。

 静岡県吹奏楽連盟50年の歴史のなかで、浜松から全国大会に出場したのは2回だけ。2002年以降は東海大会金賞にも届いていない。
 コンクールが全てではない。それをハッキリと確認したうえで、敢えてこの現実をわれわれ指導者はどう受け止めなくてはならないのか?そんなことを真剣に考えた一日だった。