赤い水性の部屋

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ベスト5

2006年08月06日 | Weblog
 静岡県吹奏楽コンクールが終了した。生徒には「今日中に振り返りのレポートを書きなさいね。明日になると考えが変わっちゃうし、忘れちゃうから。直後のことを、いつまでも忘れたくないことをしっかりと残そう。」と言った手前、自分もやはり今日中に整理したいと考えた。いや、整理できているわけではないのだが・・・
 代表は高台中、富士宮第一中、富士宮第四中、富士根南中の4校。どれもすばらしい演奏だった。『あこがれ』で紹介したS先生、さすが。まだまだぜんぜんかなわない。そういえば、もう一人の憧れのT先生も転勤一年目で北陸大会に出場とのこと。ある意味、自分の目に狂いはないという、うれしいような、追いつかないなという、悲しいような・・・
 さて、今回のコンクール、結果は銀賞だが、実にいい気持ちだった。金賞や代表なら本当に最高だったのかもしれないが、代表の金賞でもいやな思いをしたこともあるので、結果と達成感は別だと思うな。
 コンクールの練習だから、苦しい時期もあったのだが、基本的には吹奏楽を楽しめたように思う。コンクールでも演奏会でも、終わったあとに、すっきりする時と、奥歯に何か挟まったままのような気がするときがあって、自分の指揮活動の中で、今回はめでたく『ベスト5』に入っているという自信がある。録音を聞いた後も、その考えは変わらないのだから、これは結構確かな感触。どの年も真剣にやっているし、手を抜いているわけではないので、いつが残りのベスト4かは書かないが、「こうこう、こうして、みんなで・・・な音楽を作ろうじゃないか」といっしょに練習し、それが本番で発揮できたときの感触。今年ほど、「ここは、みんなでいっしょに作っていこう。みんなってことは先生も生徒のみんなも全員って事だよ。」みたいな声を合奏中に指示したことはないと思う。そして、自分自身もいろいろな先生と交流したり、レッスンを受けたりして、この3年間で大きくステップアップしているなと実感しているし、これは、気のせいではないと思う。
 ただ、コンクールとは、採点競技だし、結果としての優劣はその場だけを聞いた、まったく関係のない人(つまり審査員の先生方)が総合的に、公平に下していることなので、それに従えないのならコンクールに出るべきではないと思うし、自分の手ごたえが必ずしも審査員の先生方の反応と一致しているわけではない。正直な話、今回数えた『ベスト5』の中で金賞もしくは1位の演奏はない。そう考えると、やっぱり俺の耳はロバなのか?