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2008年 大学入試 センター試験 【英語】 講評

2008年01月19日 | 大学受験【英語】参考書など

 

大学入試センター試験の一日目が終わりましたね。

東京は晴天でしたが、大変冷え込みの厳しい一日でした。みんなトラブルなく終了していると良いのですが…。


結果はともかく、受験生のみなさん、緊張の一日はどうでしたか。とりあえずお疲れさま。 

当教室 の浪人生や高校3年生たちもたくさん受験しましたが、決戦前夜、彼らは眠れたのでしょうか?私は寝不足です(笑)。


今年は中学・高校とゆとり教育の中で育った世代が受ける、初のセンター試験ということでも注目されていますが…。



さて、今年のセンター試験、英語の講評です。


昨年、大きく傾向の変わったセンター試験の英語ですから、今年はどうなるか注目です。ある年に大きな変更があれば、その後数年はそれを踏襲するのが普通だと思tっておりましたが、今年も昨年に続き、予想以上に大きな変化がありました。


第1問の新しいタイプのアクセントや発音の出題形式、第6問が物語から論説のような内容へ変わったことと、内容一致が消えたことが目に付きます。これには驚きました。

51番の最後のマークをしたあと、きっとその続きの設問を捜した生徒もいたでしょう(笑)。他のところでも割りに大胆な変化が見られました。


ただし、2年連続での変化ですから、昨年ほどのインパクトは無く、あわてない限り充分対処可能な範囲ですし、むしろ受験生にとってはやりやすくなる方への変化だったのではないでしょうか。


というのも、全体で見れば確かに問題の語数自体は昨年からまた更に増え、ますますスピードは要求されているように見えましたが、設問数は逆に減っているからです。また、その選択肢に紛らわしいものがほとんどないため、問題形式が変わったことによる影響は少ないでしょう。


大手予備校では、現段階で “昨年並み” あるいは “難化” と予想しているようですが、個人的には偏差値65以上の上位層にとっては差がつきにくい、満点狙いの問題設定だと思います。むしろ “易化”。


昨年のセンター試験の講評 でも指摘しましたが、センター試験を受ける層が年々拡大していますし、今年はゆとり教育の世代の受験ということで、全体の平均点を予想するのは困難ですが、問題のレベル自体は易しくなっています。


ですから、個々の受験生は全体の平均点が上がっても下がっても、あくまで参考程度にし、センターリサーチなどでなるべく正確に自分の出願する大学の受験生の位置を把握しておくことが必要です。全体の偏差値だけをあてにしては危険です。


2年連続で大きな変化があったものの、今年はこれまでのセンスが左右するタイプの問題に比べれば、良い方向への変化だと私はそれなりには評価しますが、やや易しすぎないかな、というのが率直な感想です。


例えば、象徴的なのは発音問題で、下線部の発音が異なるものを選ぶのですが、

① brther    ② ousin   ③ ouble   ④ nest

ブラザーとダブルは日本語と同じですし、どう見ても高校入試レベルかなと。配点はわずか2点で、別に悪い問題というのではありませんが…。

やはり50万人以上の受験生の学力をたった一回の全国一斉試験で見ようという発想自体がそもそも不合理なのではないかと。


まぁ、個人的なグチはともかく(笑)、いずれにせよ、一日目が終了しました。



受験生諸君、どうだろう、英語がこの問題なら、おそらく大過なく明日を迎えられると信じているんだけど。
ただ、明日は関東地方でも雪の予報が…、。 その準備だけはしっかりしておこう。

やっかいだけど何も自分だけに雪が降るわけじゃあない!条件はみんな同じだから、何事も前向きに考えて、ドラマチックな展開の中で自分が成功するイメージトレーニングをしてふとんに入ろう。そのためにここまで頑張ってきたんだから。


二日目になれば、もう緊張もないだろう。今日うまくいった人も、ちょっと失敗と思っている人もすぐに頭を切り替えて、明日からまた、精一杯頑張ってもらいたい!



さらなる健闘を祈る!


Good luck!



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