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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『中学入試でる順算数計算900』 

2007年02月02日 | 中学受験関連【算数・国語参考書など】

 

 中学入試出る順算数計算900.jpg 


東京の私立中学、男子御三家といわれる中の一つ、麻布中学の昨日の入試問題で、およそ10年ぶりに、純粋な計算問題が一問出されたのが話題になりました。それを見ただけで、怒って涙ぐんでいた受験生までいたそうで…。(話題になったといっても当教室の算数担当の先生たちの間ですが…)


受験生諸君、やっぱり前日に注意したこと、重要だと思うよ。まだ、試験が続く人、しっかり確認してね。

 
→『中学受験 東京・神奈川 いっせいにスタート!



さて、その計算問題ですが、代々木校の伊藤先生にお願いして、塾ではなく、“家庭学習” でお薦めの算数計算用のテキストを紹介してもらいました。


以下が伊藤先生の紹介文です。


■■■

算数の基本は何と言っても計算力です。算数が鍛えられているかどうかの判断は計算の仕方を見れば、おおよそ分かるものですし、入試で合否を左右するのも結局は計算力と言っても過言ではありません。

分かった!やったことある!って思って正しく解いても計算で間違ってしまっては元も子もありませんね。

計算といっても入試問題に出題される計算問題は学校の教科書レベルからはかけ離れています。パターンも幾つも分かれており、それぞれの解法というか計算の仕方を覚えなければなりません。


また、ただ覚えても、正解にまで到達させなければ意味がありません。 普段の授業でも口を酸っぱくして言っているのですが、計算は『速く、正確に』できるようにするためにも、やはりそれなりの問題数と解説・解法が書かれたものが必要になってきます。

そういった点で、本書は適切ではないかと思います。 計算の仕方を覚えるだけでは計算力は付きませんから、毎日の繰り返しの練習が絶対に欠かすことは出来ません。一日数問で構いませんから、継続して練習するだけで大きな力となります。本書以外に、日能研ブックスの『マスター1095題』も毎日の練習にはお薦めです。


大切なことは間違った場合の対処の仕方です。

小学生に限らず、中学高校生でも計算が苦手、ケアレスミスをすぐしてしまう・・・と言って先天的に自分は計算に向いていないと言わんばかりの生徒もいますが、必ず原因はあるのです。

その原因を自分で把握し、あるいは指摘され、普段から意識して練習することで、ほとんどは解決するものです。

生徒それぞれ状況は違うでしょうが、少なくとも中学受験に必要な計算力、計算パターンを知る上で本書は役に立つ一冊だと思います。


計算練習をする際のアドバイスとしては、毎日少しずつでも継続して練習すること、間違った問題は必ず原因を把握すること、そして正解が出せるまで計算し直すということを守って下さい。


■■■


他もきっとそうでしょうが、当塾で使っている計算練習用のテキストと市販のものの一番単純な違いは、計算スペースの違いでしょうか。どうしても書店で売っているものは計算スペースが狭く、あるいは全く無いので使いにくいという点が挙げられます。

復習するにも途中式をきっちり書いていないと間違えたときの原因が特定できませんから、伊藤先生がおっしゃるように、いつまでたっても同じ間違いを繰り返すハメになります。

もしご家庭で計算ドリルのようなものをする時には、そこに注意して下さいね。間違えの原因が、例えば…


計算する順番が違っているのか、約分や通分のミスなのか、あるいは小数の扱いにあるのか。


それを自覚できるようにならなければ、練習効果は半減するということです。


まぁ、算数における計算力や、国語における漢字などの言葉の知識は、問題形式に限らず、すべての基礎ですし、科目に限らず、継続した努力は避けて通れません。

なるべく効率の良いテキストをご紹介できればと思っております。



http://tokkun.net/jump.htm 

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 → → 【入試に出る時事ネタ日記】



P.S.昨日、今日と、東京都立および神奈川県立高校の推薦入試の発表もあって大忙しです(笑)。


『中学入試でる順算数計算900』
旺文社:104P:945円





P.S. 先ほど連絡がありまして、おかげさまで、私VIVAの息子は巣鴨中学(二日)に合格いたしました。激励のコメントをいただいた方々、本当にありがとうございました。市川中の時に申し上げましたが、充分です(笑)。謹んでご報告、お礼申し上げます。 




 

中学入試でる順算数計算900

旺文社

詳細を見る


 


神奈川県立・東京都立高校 前期選抜/推薦入試合格発表  

2007年02月02日 | 高校受験【情報など】



神奈川県立高校と東京都立高校の前期選抜、および推薦の合格発表が続いています。試験前日にも書きましたが、今年も相変わらず、実に予想が難しい入試でした。他の中学校の内申までは予想できませんから。


その原因は何といっても、“絶対評価” の通知表(内申書)ですね。


“学力試験を課さない人物本位の入試” と言っても、こちらで合否結果を追っている限り、やはり内申書の “数字” が大きく物をいう入試です。つまり内申書の点数で下の子が合格して、上の子が落ちるということはめったにありません。


従って、こちらの模試で同じ学力の生徒でも、比較的評価の甘い中学出身の受験生はみな推薦に有利で、相対的に厳しい評価の中学は不利になります。つまり絶対評価の学校間格差がそのまま入試結果に直結する制度です。


教育委員会も何とか是正しようと、学校間の格差を公表していますが、やはり完全に平等にするのは無理です。毎年この制度には不満を表明していますが、今回も同じ高校を受験したA中学の人はみな合格し、B中学の生徒はほぼ全滅などという本来あるはずのない、しかしすでにめずらしくなくなった現象が、うちの塾でも見られます。


このこと一つとっても、即刻、絶対評価はやめるべき だと思います。


まぁでも、終わったことですから…


合格した人、本当におめでとう!気を抜かずにこれからも勉強してくれよ!

残念だった人、受験前に言ったように大丈夫だろ?能力の差じゃない。

気にするな。さぁ学力勝負だ!


■■■

さて、まだまだ入試は続くのですが、今は中学・高校・大学が入り乱れて試験や合格発表です。記事を書いたついでに、せっかくですから…

 スットコ君を一つ 


大学入試を終えた生徒が塾に帰ってきました。自分の解答を記入した問題用紙を持って塾に帰ってきました


講師 『 おう、どうだった、どんな問題出た?

生徒 『 う~ん、難しかった 』

講師 『 そうか、ちょっと問題見せて 』

生徒 『 いやですよ、できてないから 』

講師 『 君のできよりも、問題自体が見たいんだよ 』

生徒 『 採点しないで下さいよ~。絶対できてないから!

講師 『 わかったよ。じゃあ最初の問だけ見せて。う~ん、どれどれ、

       結構できてるんじゃない? 

        
おお、すごい!ここは全部正解だね 』



生徒 『 あっ先生、やっぱ最後まで採点して下さい! 


■■■



  さぁ、ゴールまであとわずか!



       受験生、ファイト~!

 


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