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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『子どもたちが地球を救う50の方法』アース・ワークスグループ編

2007年02月06日 | 児童文学・ライトノベル・子供向け


子どもたちが地球を救う50の方法.jpg



今日の東京の気温も予想では16度!確かに暖かかった。2月ですよ、まだ。寒くなくていいなぁ~と喜ぶ以上に、やっぱり地球の温暖化だろうと不安になりますね。

ただ、そうは言いながら、私も恥ずかしながら、使っていない部屋の電気を消したり、ゴミの分別に気を遣ったりはしますが、生活の利便性を犠牲にしてまで環境に配慮しているとは言えません。


昨日、ご紹介したゴア氏の本『不都合な真実』にも、最後に我々ができる温暖化防止策がいくつかまとめられています。それらは何も目新しい指摘ではなく、やはり簡単に言えば、個人の節電や節水などの行動が中心です。


つまり、大人も子どもも、専門知識はなくとも、ある程度は知っている内容で、あとは実際に行動に移すかどうかということがポイントになっているわけです。


そこで本書です。こちらは子ども用に書かれた一冊で、さまざまな環境問題をわかりやすい例をいくつも挙げて解説するだけでなく、環境を守る行動を起こすように強くうながします。

子どもたちが、利便性を犠牲にせずとも、あるいは少しのがまんでできることがこんなにあるのかということに感銘を受けました。

環境問題や生活のムダをまず、“知っているかな” という形で問いかけ、“きみにできること” さらに “たしかめよう” と導いてくれます。


例えばトイレの水を一回流すと20リットルから27リットルの水が流れるそうです。ご存知でした? 確かにトイレを清潔に保ちたいので、ふんだんに水を流したいのですが、それでも20リットルというのは多すぎるように思います。

そこでトイレのタンクの中にビンを沈めておくと、一回あたり、少なくとも4・5リットルは節約できる…。一日に何回トイレに行き、家族が何人で…、というふうに計算するとすぐにお風呂一杯分くらい節約できそうです。なるほど…、すぐにできます。


最後には環境実験もいくつか付いていて、再生紙の作り方などを教えてくれます。小学生以上全員に配ってもらいたいような一冊でした。


ただ、私はおそらく一昨年に読んだと思うのですが、今検索してみますと、ネットではこの黄色の本は入手しにくく、続編でしょうか、下の赤と青が出ています。それぞれ書名の頭に “日本の” “21世紀の” と付いています。

 

21世紀 赤.jpg        21世紀 青.jpg       



私は未読ですが、ご参考までに…。




■■■ あとちょっとで 4冠 ■■■

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P.S.今日は柳澤伯夫大臣の、発言問題を取り上げようと思っておりましたが、相互リンクの ysbee さんの環境問題に対する熱意に打たれ、予定変更。


ゴア氏に関するすばらしい記事です。どうぞご覧下さい。


   特集「地球温暖化とアル・ゴア」 (英語も勉強できますよ!)


 公式サイトでは映画の模様なども紹介されています。

   『不都合な真実


21世紀の子どもたちが地球を救う50の方法

ブロンズ新社

詳  細





http://tokkun.net/jump.htm 

(当教室HPへ)





『子どもたちが地球を救う50の方法』アース・ワークスグループ編
ブロンズ新社:164P:1223円