降って来るもの

写真と散文とぽえむ

作物

2021-09-17 21:15:00 | 詩24

      作物

 

今頃になってようよう

楽しみも愉しさも

解るようになってきている

 単純に

月日の積み重ねかも知れないし

生きてきた経験の多少や

感情の熟れ方や

思惟の選択肢の多岐なのか

意欲の増大や

芳醇な邂逅の数なのか

 或いは

言葉の質量の豊富さや

言語探索方の熟練度か

 ざっとの思案でも

いろいろな理由が浮上するけれど

 何にも増して

catcherとしての多様さや

writerとしての自覚や

人間に触れる度合いの天啓が

 anataを仲人にして

loveとlikeが混然一体の土壌で

inochiを耕しているからに相違ない

 其処から

何時でも豊穣の

僕の作物が生まれる

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紫苑 | トップ | 現人のmonologue Ⅶ~幻影~ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿