山のはなし「北ア・白馬岳登山道の雷鳥」

こんにちはとよたです。きょうも「山のひと口ばなし」をどうぞ。

▼山のはなし「北ア・白馬岳登山道の雷鳥」

高山植物で有名な白馬岳白馬岳は、シーズンになるとシナノキンバイ、
チングルマ、コマクサ、ウサギギクなど乱れ咲く花は数えきれません。白
馬岳の名は雪がとけ出す初夏、山腹(三国境と呼ばれるところの東南面)
に苗代(なわしろ)づくりをはじめる時期の目安になる馬の形の雪形が黒
くできることからついたといわれています。

苗代馬岳が代馬(しろうま)に、そして白馬岳になったとのことです。だか
ら白馬岳を「ハクバ」と呼ぶのは問題だと地名学者はいっています。猿倉
地区からの登山道である大雪渓は夏でも涼しくまるで天然冷蔵庫のなか
にいるようです。

しかしそこを過ぎれば猛烈な暑さが待っています。まわりのお花畑よりも
彼方の山頂に気をとられます。山頂付近でカメラをかまえた人だかり。な
んと、道の真ん中でライチョウが砂あびをしています。

「観光地」として場慣れした感じ。シャッターの音にも驚かず、まるでモデ
ル気分でポーズをとっています。ちょっと太めのモデルさん、山小屋でも
みんなの話題になっていました。・長野県白馬村と新潟県糸魚川市、富
山県下新川郡朝日町との境

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山のはなし「南ア・夜叉神峠の夜叉神」

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▼山のはなし「南ア・夜叉神峠の夜叉神」

南アルプス入口の山梨県の夜叉神峠は白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥
岳)の眺めがすばらしい。昔、桃ノ木鉱泉のそばを流れる水出川(いまの
御勅使川・みだいがわ)の源に荒ぶる神・夜叉神が棲んでいたといいま
す。

夜叉は神通力を自由にあやつる半神半鬼で、悪疫、洪水、暴風雨を使
って暴れまわるという恐ろしい神。ほとほと困った里人は水出川を見おろ
せる峠に石祠を建て祭り上げて封じ込めました。

以来、夜叉神のたたりはピタリとやみ、豊作の神、縁結びの神として親し
まれるようになったという。8月はじめ、夜叉神峠小屋の前はヤナギランが
まっ盛り。花の中で写真を撮りっこしている人もいます。

汗をふいてから、早速夜叉神のホコラを探します。あった、あった。中に
は木のお札がまつられ、誰があげたかサイ銭の前に山の神とならんで建
っています。

夏の夕日を背中にスケッチしている陰がながくのびていました。帰り、甲
府の駅の売店で夜叉神の民芸品をみつけました。さっそく買い求め、居
間に飾ってありますが、なにかご利益があるのでしょうか。

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山のはなし「丹沢・夜の大倉尾根と富士山」

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▼山のはなし「丹沢・夜の大倉尾根と富士山」

神奈川県秦野市と比較的首都圏に近く、また老若男女が気軽に登れ
るのでいつもにぎやかな塔ノ岳(1491m)。昔このピークの西側
の斜面にお塔と呼ばれる高さ18mもの大岩があったといいます。

坊さんがお勤めをしているような形だったので、村人がありがたが
り、信仰の対象になったという。お搭には拘留尊仏をまつり、雨乞
いの神になっていましたが、関東大震災で北西側の大金沢の谷底に
音をたててころがり落ちた。

山の名はこの「塔」からきているという。最近はやる人も少なくな
ったが、夜中に登山口を登りはじめ、山頂で日の出を見て、そのま
ま縦走するのを「カモシカ山行」といっています。

7月のある夜、懐中電灯を頼りに登りはじめました。秦野の夜景が
美しい。山頂を前にしたころ、左手の空中にうごめく電灯の列が空
中に浮かんでいます。富士山に夜中に登る人のための照明と懐中電
灯の光です。

まあ、この世間が寝静まっているときに……。まるで「百鬼夜行」
の行列を見ているようだといった後で、自分たちは何だと笑いあい
ました。

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山のはなし「奥多摩・稲村山の神サマ」

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▼山のはなし「奥多摩・稲村山の神サマ」

山を歩いていると胃腸の働きが活発になるのかお腹が張って困ることが
あります。奥多摩・日原地区西方、鷹ノ巣山へ向かう途中にそそり立つ稲
村岩は車道を歩いていてもよく目立つ岩山です。

鷹巣山への道を右に分け岩山をへずるようにまいて登っていくと、稲村
山神社の祠がふたつならんでいます。この神社は農耕神だといいます。
岩が突っ立ったような形が稲ワラを束ねたようなので、昔はここをイナグラ
(稲座)と呼んでいたといいます。

7月のある暑い日、鷹ノ巣山を目指す途中、道の分岐にザックを置いて、
稲村山神社に立ち寄りスケッチしました。さあ、帰ろうと立ち上がったとた
ん、思わずシツレイを。

先ほどからお腹の調子が具合が悪いのが気にかかっていました。あわて
てサイ銭をあげて逃げるように退散しました。鷹ノ巣山山頂をすぎるあたり
からおかしくなった雲行きはとうとう怒りくるう大雷になってしまいました。

ガラガラガラッとなる怒り狂う雷鳴、篠突く土砂降りの雨の中、ほうほうのて
いで逃げ帰りました。神サマほんとうにゴメンナサイ。・東京都奥多摩町

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