これだけ並べれば、分かる人には共通点が分かる。それはバシャールの提唱する「ワクワク人生」だ。
https://www.youtube.com/watch?v=CGLjs706HdU&t=102s
しかし、私は本田健という人物が、どうにも信用できない。それは、彼のワクワクが、金を儲けて他人を見下すようなワクワク感であるように見えること(子供の頃イジメに遭っていた?)、実際に仮想通貨での金儲けを呼びかけていること、それに詐欺師疑惑が消えないからだ。
彼は、バシャールの世界観に共鳴しているというより、バシャールに興味を抱く人々を、自らの利権に利用しようとしているのではないか?
本田健の発言は、利己主義ばかりで、「世の中全体を良い方向に向けようとする」利他主義がほとんど見えないのである。
https://cham-group.com/fukugyo/liberty-money
本田健と歩調を合わせているスピリチュアリストの並木良和は、とんでもない極右政党の参政党と深い関係があるという。金儲け人生観を推奨するようなことも言った。
このことで、私の並木良和に対する評価は一変してしまった。もう彼の発言を知りたいとも思わなくなった。
本田健も、参政党の中核メンバーのように見える。
http://www.kamiyasohei.jp/2012/08/26/3885/
並木良和×本田健が語る「風の時代に、お金に愛される人になる!」
https://www.youtube.com/watch?v=g00flJ4Qlyw
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1935.html
そこで、本田健の人生観、世界観を、もう少し深掘りしてみたい。
本田健の思想は、以下のブログに端的に言い表されているように思える。以下の「お花畑」指南に「我が意を得たり」と賛同する人もたくさんいるだろう。
だが、私から見れば、ここに書かれていることは、すべて「自分だけが良い思いをしたい」という徹底した利己主義だけである。
この人の人生観には、「自分を笑顔にしたい」という強い意志があるが、「人々の笑顔を見たい」という利他的価値観が皆無なのだ。これは人類を破滅させる思想である。
題名である「ユダヤ人大富豪の教え」の通り、タルムード的世界観(世界の大衆は神の選民=ユダヤ人のための家畜=ゴイムである)しか存在しない。
こんな思想をバシャールが支持したとは、とうてい思えない。こんな人物に読者が騙されてはいけないと思い、このブログを書いた。
本田健は、結局、自分の思想に賛同した利己主義信奉者のカネを集める詐欺的な商法のために、バシャールや並木良和を利用しているようにしか見えない。
ユダヤ人 大富豪の教え 幸せなお金持ちなる17の秘訣
https://mugen3.com/hon18.html
幸せに成功したければ、自分らしい人生を生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れるのが大切なんだよ。
お金のことにこだわっていると、幸せな金持ちにはなれないんだよ。多くの人は、金を求めて、さまよい歩き、金のためには何でもするようになる。でも、皮肉なことだが、結果的には、一時的に手に入れた金を失い、心の平安、幸せ、時には健康までも失ってしまう。
成功を上手く忘れることが出来た人間だけが、幸せに成功できるんだ。社会的尊敬や力、愛情、友情を成功やお金に求めた人間は、不幸になってしまう。なぜなら、成功に行き着いたとき、そこに心の平安や幸せがないのに気づくからだ。
世の中で成功している人間とそうでない人間の違いをよく観察していると、成功に学歴、家柄、才能、運がまったく関係ないのがわかる。
成功する人間は、ものがその存在のありのままに見える。しかし、普通の人は違ったものを見る。偏見や恐れ、ゆがんだ価値観、倫理観からものを見るので、何も見ていないのと同じだ。物事の本質を見抜く目を持つこと、それこそが幸せに成功するための大切な要素だ。
第1の秘訣 社会の成り立ちを知る
世の中の仕組みを知らなければ、金持ちになるのは難しい。世の中には同じ年齢でも、年に500万円稼ぐ人間と、5,000万円稼ぐのと、5億円稼ぐのがいるね。彼らの違いはなんだろう?5億円稼ぐ人間が500万円の人間の100倍働いただろうか?君が提供したサービスの量と質=君が受け取る報酬額
君が今からどんなことを人生でしても、これを覚えておきなさい。君が何をやっても、この法則が当てはまる。君が世の中に対して与えたサービスの量と質が、そのまま君の受け取る報酬に等しくなる。
道路の掃除をするものは、それに見合うお金をもらう。会社務めを、決められた給料をもらう。スターは多くの人を喜ばせているので、巨額の報酬を得る。外科医は、その技術によって、高い報酬を得る。君が提供するサービスがそのまま報酬になってくるのだよ。
「お金のことを忘れなさい」と言ったのは、サービスをすることに没頭しないさいという意味だ。給料をもらう人間は働いている時間が退屈なので、その時間が早く過ぎないかだけを考えている。彼らは、「人からもらえるもの」にしか興味がないのだ。だから、金持ちになれない。
一方、スターと呼ばれる人達や、事業で成功している人達は、その仕事をやめるのが難しいくらい、自分の仕事を愛している。自分のやっていることにワクワクして、今度は何が出来るのだろうかと考えている。
言ってみれば、与えることばかり考えていると言えるだろう。だから、彼らはますます金持ちになっている。フランク・シナトラが大勢の聴衆の前で歌を歌うとき、一曲歌ったらいくら儲かるなんて考えながら、歌っていると思うかい?
彼らは、その時間を心から楽しんでいるんだよ。終了時間が来ても、もっと歌わせてくれと言うだろう。どちらがたくさんのお金を稼いでいると思う?そして、どちらが幸せだと思うかい?お金のことばかり考えている連中より、仕事が大好きでしょうがない人間の方が成功するのだよ。だから、お金のことを考えるなと言ったんだよ。
ここに、花が大好きでしょうがない花屋と、儲けてやろうと思っている花屋がいるとしよう。花屋で金儲けをしようという人は、一本あたりの原価とか、客単価とか、経費とかばかり考える。花が好きな店の主人は、自分の大好きな花で、お客さんをどのようにして喜ばせようかと考えている。
余分にサービスしようとか、綺麗にラッピングしてあげようとか、お客が喜ぶサービスを無限に思いつく。お客にいかにたくさん与えられるかを考える。そんな花好きの人間は、トイレに行っても、お風呂に入っても、花とお客さんのことで頭が一杯だ。
一方、利益ばかり考えている花屋は、その逆をやる。一本サービスするなんて、とんでもない。ラッピングする時は有料にして利益を出そうとする。もっとたくさん客に花を買わせてやろうと、客から奪うことばかり考える。どちらの花屋で花を買いたいかね?人は、自分の好きなことをしている人間を応援したくなるものだよ。
客は、花を愛する花屋で花を買うと幸せな気持ちになるものだ。幸せになり、成功したければ、好きなことを仕事にして自分らしい人生を送ると決めることだ。
現在の世の中は、経済価値や喜びを与えた人間が豊かになるようになっているんだよ。金持ちは多くの人に喜びを与えるから、金持ちになったのだ。今からの情報化時代を考えると、ますますその傾向は増えるだろう。
第2の秘訣 自分を知り、大好きなことをやる
夢を追いかけるのを忘れて、安定した人生を選んだ人間は、言ってみれば『退屈な人生を生きる終身刑』を自らに課しているのに等しい。幸せな金持になるための秘訣は、自分の大好きなことを仕事にすることだ。
全身全霊でそれをやることができるほど、大好きなことをやることだよ。自分の大好きなことをやれば、成功する確率は非常に高くなる。
人はエネルギッシュに生きている人間に魅了され、心から応援したいと思うものだ。だから、人生で成功して金持ちになりたければ、まず、自分が魂を打ち込める何かを見つけること。それに最大限のエネルギーを注ぐべきだ。『自分が好きなこと』は、静かで、落ち着いたものなのだよ。周りの人間が評価してくれなくても、それをやるだけで楽しくてしょうがない、時間を忘れてしまう、そんなことだ。
「好きなこと」の持つパワー
好きなことをしていると、どんどんパワーが湧いてくる。また、色んな不思議な出会いを体験し、チャンスが次々とやってくる。いわゆる『ついている』状態になる。その流れに乗っているだけで、人生が導かれているように感じるはずだ。波に乗ると、人生がどんどん展開していく。逆に、嫌いなことをやっているとどんどんパワーが落ちていく。
人間的な魅力も薄れていき、自分が嫌になる。子供にしてやれる最大の贈り物は、自分が好きなことをやって生活をしている姿を見せることだよ。
① 好きなことをやってお金になる→これは最高の人生
② 好きなことをやってお金がない→好きなことをやれているので結構幸せ
③ 嫌いなことをやってお金がある→お金があるけど嫌いなことをやっているので少し不幸
④ 嫌いなことをやってお金がない→これは最低の人生大好きなことに巡り合う一番の方法は、今やっていることが何であれ、それを愛することだ。心から与えようと思った人間は、与えられるようにできているのだよ。
第3の秘訣 ものや人を見る目を養い、直観力を養う
成功するのに必要なのは、流れを読む力だ。物事の奥深くを見通す力だよ。社会の流れはどうなっているのか、お金の流れはどこへ行こうとしているのかを予測することだ。財を成す連中は、それに全神経を使う。これから社会がどうなっていくのかを見なさい。少なくとも五年、十年の流れで、ものを見なさい。
流れと同時に大切なのは、サイクルだよ。人生には上り調子と、下り調子がある。それは、会社でも、国でも、文化でもそうだ。上り調子の時は、何をやっても上手くいく。逆に、下り調子の時は、何をやってもはずしてしまうものだ。この人生の周期を読み違えるから、いい調子で成功しかけた連中が途中で脱落してしまう。
自分の人生がどちら向かっているか、考えなさい。今は、ブレーキを踏む時か、それとも、アクセルを踏むとか、それを見極めるのだ。とんでもない失敗というのは、運気の落ちている時に、失敗を挽回しようとして、勝負に出てしまうときに起きるものだ。そんな時は、嵐が去るまで家でじっとしておくことだね。
直観力をつけることは、とても大切だ。成功する人ほど、直観力が研ぎ澄まされている。ビジネスに投資するにも、人と付き合うのにも、直観力を信頼しなさい。頭で考えてもダメなことがたくさんある。
第4の秘訣 思想と感情の力を知る
日常的に考えていることが人生を創る。金持ちは日常的に豊かさ、新しいチャンス、楽しいイベントのことを考える。お金に縁のない人は、月末の支払い、嫌な上司、リストラ話など貧困につながるようなことを考える。どこに普段の意識を集中させるかで、君の将来が決まると言えるだろう。
自分の思考がどれだけ大切か理解できれば、成功するまでの時間早くなる。自分が将来やりたいこと、したいことにフォーカスしなさい。人生は、『考えること』と『行動すること』の二つで出来ている。今まで考えてきたことと、思考の結果行動してきたことの集大成が君だ。
健康に気を使う人は、口に入れるものに注意する。食べるものが体を作ることを良く知っているからだ。だが、「人生の健康」を望む人間のほとんどが、頭に何を入れるかサッパリ注意しないのは、不思議でならないのだ。
素晴らしい人生を生きたければ、頭に幸せのもとになるような考え方を入れることに気をつけなければならない。頭に入ったものが、君の思考を創り、思考が人生を形作るのだから…。
『君の考えが人生で現実のものとなる』ということは、真実だ。だから、それを使いなさい。その仕組みなど知る必要はない。自分のなりたい姿を想像したり、やりたいことを想像することだ。驚くように現実になるだろう。
自分の望む現実にフォーカスすることだ。人生でいいことが起こると思っている人間には、いいことが続けて起こるものだよ。君に覚えてもらいたいことは、人生を信頼することだ。人生を信頼できるものにだけ、幸せは訪れるのだから。
第5の秘訣 セールスの達人になる
セールスは大変だと考えている人間が多いが、それは売れないセールスマンだけだ。売れるセールスマンは実に楽しい人生を送っていることが君にもわかっただろう。ものやサービスを売る過程で、人に感謝され、応援され、深い喜びを得る。そしてそれにも増して、ご褒美として経済的豊かさも手に入れていくようになる。それが『売れるセールスマン』のサイクルなのだ。
ビジネスで成功するには二つのことだけをやればいい。新しい客を見つけて、その客を逃がさないことだけだ。最高のセールスとは、売った後も、その客が買い続けてくれることだ。
ビジネスで成功するのに、一番大切なのはセールスだよ。一番大変なのは、最初の核となる客を作ることだ。行動心理がわかれば売れる理由がわかる。
鍵は何回も繰り返すが、感情だ。感情のないトップセールスマンはいない。口下手でも話し上手でもどちらでもいいが、感情のない人間が成功することは難しい。その人間の内にふつふつとした情熱の炎がないとダメだ。それは、人は感情的に影響されやすいからなんだ。どんなことにも全力でぶつかりなさい。そうすれば、きっと見てくれる人がいる。
セールスの成功 5原則
① 絶対売ると決める。ものを売るときは、売れるのが当たり前という感じを持つことが大切だ。この素晴らしい商品なら間違いなく飛ぶように売れるとイメージすることだ。
② 信頼される人柄になる。人は、ものを買うのが好きだが、押し売りされるのは嫌なものだ。だから、ビジネスの話の前に君が相手に信用されていなければならない。一番簡単なのは、普段から信頼されるような人生を送ることだ。
③ イメージを描けるように話し、感情に訴える。④ 商品・サービスに完璧な知識を持つ。⑤ クロージング(契約)のテクニックを持つ
第6の秘訣 スピーチの天才になる
自分が考えていることが伝わらなければ、成功はおぼつかない。コミュニケーション能力を高めることが、成功への近道なんだよ。話は下手でもぜんぜん構わない。内容も整然としていなくてもいい。
そんなことより、人の心を打つスピーチをすることの方がはるかに重要だ。素晴らしいスピーチは、その人間の全身からエネルギーがほとばしるものだ。感じるまま、自分の感情を目の前にいる人たちと分かち合うことが出来れば、最高のスピーチだと言えるだろう。
大げさに言うと、君の魂の一部を分かち合うかのように話すのだ。コミュニケーションの鍵は感情だ。自分でまず何を感じているかを把握し、それを的確に伝える人が、一番のコミュニケーションの達人なのだ。いい加減なことを口走ってはいけない。本当にその気がないことを言わないことだ。自分の真実を話さなければ、君のパワーはなくなってしまうから。
自分の話す言葉に注意をしなさい。普段君が話していることは、君の未来を作る。君が人の悪口、否定的なこと、ゴシップ話をすれば、君の未来はそういったネガティブなもので満たされる。君が、希望、ビジョン、豊かさの話をすれば、君の人生は喜びと豊かさに満たさることになるだろう。普段話す何気ない言葉が、君の運命を作っていることを忘れないように。
第7の秘訣 人脈を使いこなす
つきあう人の多くを味方に出来れば、君の成功は何倍も早くなるだろう。つきあう人が君の応援団になってくれれば、あっという間に成功者の世界に持ち上げてくれるのだよ。
私は若い頃、成功者に出会っていくうちに、面白いことに気がついた。彼らは、とても人を大切にするのだ。私みたいな取るに足らない人間にも親切に相談にのってくれ、自分の人脈の中から適切な人を紹介してくれた。あとのフォローも丁寧で、まるで、自分が彼らにとって一番重要な取引先だったかのように感じたものだよ。
彼らはまったく見返りを期待していなかった。ただ若者を助けてあげたかっただけなんだ。それが、彼らの生き方なのだ。彼らが一番大切にしているものは『信頼される人間になる』ということだと気づいた。
人と付き合う上で一番大切なことは、君が接する全ての人に豊かさと幸せがもたらされることを願うことだ。『この人と出会えて自分はなんて幸せなんだろう。この人のもとにたくさんの幸せとたくさんの豊かさが雪崩のようにやってきますように』と、祈りながら人に微笑みかける。こういう態度で全ての人に接することが出来れば、君は間違いなく誰からも愛される人になる。
人と話をしたりビジネスをするときには、いつも相手の立場に立って同時に考えなさい。相手にとってメリットになること、自分にとってメリットになること、そして第三者にとってもメリットになることを考えながら全ての行動を決めなさい。それが出来るようになれば、何をやっても成功できる。
第8の秘訣 お金の法則を学ぶ
幸せな金持ちは、富を実現する過程で不思議なことに気づく。誰か個人が、お金を所有することは実は出来ないことだ。お金は社会の中を流れる川のようなもの。そして、川の流れを独占することは出来ないことを知るのだ。
金持ちになる手っ取り早い方法は、流れを作ることだ。① たくさん稼ぐ ② 賢く使う(「必要なもの」と「欲しいもの」の違いを知る)③ ガッチリ守る ④ 投資する ⑤ 分かち合う
第9の秘訣 自分のビジネスを持つ
人は人を喜ばせた分だけお金を受け取るようになっている。自分なりのやり方で人を喜ばせることを考えなさい。私と同じようにプロデューサーとして人を喜ばせたいのか、接客をして人を喜ばせたいのか、ショップのオーナーとして人を喜ばせたいのかを考えることだ。自分の特性に合わないことをやっても、不幸になるだけだよ。
そしてそれぞれの立場で、人を幸せにすることが出来れば、君は充分に幸せで豊かな人生を送ることが出来るからね。
ビジネス成功の5原則
① 好きなこと見つける。自分の好きな分野がわかったら、その分野で成功している人を探すこと。
② そのビジネスで成功に必要なことは全て学ぶ。いったん自分が大好きな分野が見つかったら、その分野で活躍している人を探すのだ。そして、できればその人について仕事のやり方を学ぶ。一つのビジネスを成功させるには、学ぶことやるべきことが無数にある。成功するためには、それを全部学ばなければならない。ほんのわずかな差が勝負を決める。
③ 小さくスタート、短期間で大きくしない。リスクは犯さない方がいい。小さくスタートしていれば、失敗しても損失は多くない。また、準備をしてやり直すことが出来る。また、上手くいきだしたからといって、急に拡大しないことだ。急拡大すると、大きな歪ができる。
④ 儲かるシステムを作る。スタートしたら、お客をいかに喜ばせるかに全ての意識を集中させることだ。儲けたければ、次のことを知っておく必要がある。利益=お客の喜びがお金に転換されたもの。お客を喜ばせた分だけ、お金は入ってくる。間違っても短期間で儲けてやろうと思ってはいけない。お客に喜んでもらえれば、その人は、君に一生お金を持ってきてくれる。だから、儲けることを考えずに、どうやったらお客を楽しませ、喜ばせるだろうか?と考えることだ。このような考え方が出来るようになれば、成功は確実だ。
⑤ 自分がいなくてもまわるシステムを作る。一度、この儲かる仕組みを作った後は、それを誰が管理してもうまくいくようにすることだ。これが出来れば、君は自由人への道を歩き始めたことになる。普段は日常的な仕事をせずに、どうしたら、お客や従業員をもっと大きなスケールで喜ばせられるかを考えなさい。それが経営者の仕事だし、とても楽しいことだよ。
第10の秘訣 アラジンの魔法のランプの使い方をマスターする
目標を決めるということはとても大切なことだ。多くの人は自分の人生の方向性が定まっていない。だから、海を漂うくらげのような生き方をしている。潮に流され、目の前にある食べ物や娯楽を楽しみ、ふらふら漂っている。方向性が決まらないで、どうしてそこへ行けるだろう。自分がどのようになりたいのか、どこへ行きたいのかをはっきりさせなければ、人生の迷子になるだけだ。
目標設定成功 5原則
① ワクワクするような目標を立てる
② 目標は細分化し、具体的な行動ステップを考える
③ 目標を達成した時のご褒美と、失敗した時の罰を用意する
④ 目標が達成したところをイメージして楽しむ
⑤ 行動を起こす
第11の秘訣 多くの人に気持ちよく助けてもらう
成功するのに、一番大切なのは、多くの人に助けてもらうことだ。多くの成功者は、関係する全ての人に『あなたがいたから、いまの自分があるんだ』ということを感じてもらえるように努力している。周りの人すべてに支えられて、今の自分があるというふうに感謝して毎日を過ごす人間と、『これは俺がやったから、これくらいの成功は当然だ』と傲慢に開き直る人間とは、どれだけ将来の差が出てくるだろうか。
第12の秘訣 パートナーシップの力を知る
人間関係は、人生最大の喜びにも、最大の苦しみにもなる。人生の幸せの中でも、愛と信頼のある夫婦関係は大変価値あるものだよ。すばらしい夫婦関係は奇跡を生む。いい夫婦関係は、金持ちになるにも、とても大切だ。富を築こうと思ったら、最愛の人と結婚し、いつまでも幸せでいることだね。それが、どれだけの富よりも素晴らしい。
第13の秘訣 ミリオネア・メンタリティを身につける
これを一言で言うと『豊かさ意識』。そのメンタリティで生活をしていると、豊かさを引き寄せることが出来る。具体的には、この世には、豊かさが満ち溢れていて、人はどんどん豊かになれるという思い。
私が若い頃にあった金持ちは、どうにも何かが違うと感じていた。よく観察していると、彼らは、人生は豊かになるようにできていると信じているようだった。彼らは、豊かさ意識を持っているので、それに引き寄せられるようにお金が集まるのだ。お金だけではない。チャンス、人脈、豊かな時間など、ありとあらゆるいいものが彼らのもとにやってくるようになるのだ。
セルイメージを高める
例えば、自分が素晴らしい人間だと思っていれば、その人のセルフイメージは『自分は素晴らしい人間だ』となる。幸せな人は幸せなセルフイメージを持ち、不幸な人は不幸なセルフイメージを持っている。このセルフイメージが高ければ高いほど、幸せ、成功、富を引き寄せることが出来る。多くの人の最大の問題は、理想の状態をイメージしないことなんだ。君がやらなければならない最初のことは、自分の望む人生をイメージすることだ。
第14の秘訣 勇気をもって決断し、情熱的に行動すること
行動力は成功の要素の中ででも、一番といっていいほどと大切なものだ。有能で、経験もあり、知識豊富な人間の多くが成功できない。それは、決断力と行動力がないからだ。彼らの多くは、何をすればいいか、どのようにすればいいのか、全てわかっている。でも、いろんな理由をつけてやらない。行動力は、失敗に直面できる勇気ともいえる。行動する時に、無意識のうちに失敗の恐れが出てくる。でも、実際の人生では、間違ったり、失敗しなければ何も学べない。
第15の秘訣 失敗とうまくつき合う
普通の人は、成功するためには、一度の失敗も許されないと考えている。アメリカの平均的億万長者は、富を築くまでにたいてい一度は破産しているものだよ。ウォルト・ディズニーもそうだ。失敗したということは、少なくてもチャレンジしたということだからね。それだけでたいしたものなのだよ。大切なのは、そこからカムバックできる精神力だ。
エジソンにある新聞記者が、電球を開発するときに一万回失敗したことに関して、面白いインタビューをしたことがあった。新聞記者は『もし、あなたは、一万回でも成功できなかったら、今頃どうしていると思いますか?』と聞いた。エジソンは、『さぁ、たぶん今も研究室で実験を続けているでしょうね』と言ったらしい。これ以上失敗に関して上手く説明しているエピソードはないと思う。失敗とは、あきらめてしまった時にのみ起こる現実なのだよ。
失敗は、未来に絶望した時と、過去の体験を無駄だったと判断した時に確定するのだ。成功するのには、エネルギーがたくさん要る。それが何であれ、現在に集中することで、目標は一番早く達成することが出来る。いま、心から楽しめることを全身全霊でやりなさい。その生き方が君に、魂の喜びと経済的な豊かさをもたらしてくれるだろう。
第16の秘訣 夢を見ること
大切なのは、夢を見ることを忘れないことだ。残念なことに、ほとんどの人間は、夢を見ることを忘れてしまっている。
偉大な業績を上げる人間は、この夢の力を知っている。例えばウォルト・ディズニーは、常に夢見る子供のような人だった。ヘンリー・フォードやエジソンも、自分たちの仕事が世界を変えると夢見たのだ。フォードは、世界中の人間が、車に乗ることができる世界を夢見た。エジソンは、魔法のように便利な電気を世界中の人が利用できることを夢見た。パナソニックの創立者も、電化製品を水道のように普通の人に普及させたいという夢を持っていた。
こうやって夢を追いかけた人は、ビジネスの世界だけではない。ジョン・レノンは、国境のない世界を夢見て、平和を願いながら音楽を作った。キング牧師は人種の違った人間が友人として生きる世界を夢見た。彼らのメッセージが多くの人の心に届いたのは、彼らが夢を持っていたからだよ。一人の人間の夢がどれだけの人間の人生を変えるか、君に理解してもらいたい。
第17の秘訣 人生がもたらす全てを受け取る
多くの人は良いことだけ受け取って、悪いことや好ましくないものは受け取りたくないと考えて生活している。この人生で起こることは全て中立であって、良いことも悪いこともないのだよ。実は人生には良いことも悪いこともまったくない。ある出来事はある人にとっては素晴らしく良いことであり、ある人にとっては大変悪いことでもありえるからだ。
単に起こる中立の出来事を、どのように解釈して人生に生かしていくかによって、君の人生が決まるということだ。『悪いことが起こりませんように』と恐怖の中で生活していくか、あるいは『私のもとに来るものは全てベストなんだ。
だから、全てを受け止めよう』という態度で生きるかでは、心の中の平安がまったく違ってしまう。良いことも悪いこともないと考え、そして、自分にもたらされることは全て受け止めようという心構えのみが、心の平安を人生にもたらすのだ。
批判の本質は、君が前に進むための向かい風なんだ。飛行機が飛び立つ時、何も抵抗がないと飛び立ちにくいのと同じだよ。羽ばたくには向かい風が必要なのだ。君を批判する人を恨むのか、彼らに心から感謝できるのかで、君の人間的な器が決まる。批判する人間は、往々にして、君の最大の理解者になるもんだよ。実際のところ、何の興味も示さなければ、君を批判することはない。君に良くなって欲しいという思いがマイナスに振れただけなのだから。
何事に動じずに、たんたんと生きることが、一番大切な心構えなのだ。外の状況がどういうものであれ、感謝と平安のみを選択しなさい。それが現実なのだから。自分でダウンを認めない限り、人生のゲームに負けはない。これだけは、覚えておくんだ。何回ダウンしても、必ず立ち上がれ!君にはどんな失敗からも学ぶことの出来る知性と、そこから立ち上がる勇気がある。何度倒されても、立ち上がりなさい!
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引用以上
以上の本田健思想は、まさに「カネの亡者」であるユダヤ人が書きそうなことばかりだ。
もっともらしい「金儲けのための知恵」とでもいうべき格言集のように見えるかもしれないが、「他人の幸せによって、自分も幸せになる」という価値観がまったく存在しないことを知る必要がある。
我々の人生が、「人間関係」によって成立するという視点があるなら、絶対に上のような利己主義の羅列は出てこない。
「すべての人々は、ガイアという一つの精神・肉体の一部である」という原理を知るなら、「自分だけが金儲けをして幸せになることは、他人の貧しさ、不幸の上に築かれる虚構である」という真理が見えるはずだが、本田健には、それがまったく見えていない。
我々は、決して独立した一つの生物ではなく、実は「人類ガイア=地球ガイア」という超巨大な生命体・精神体の一部であって、その構成要素である。
我々の人生は、あたかもサンゴや海綿のような群体の一部であって、すべての生命体と共存し、互いに支え合っているのだ。
例えば、私は近所の老人に泥棒に入られて激怒し、強烈な殺意を抱いたが、彼を殺害することは、自分の心の一部を殺害することであることを理解しているので、実際に踏み切ることはない。
国家が犯罪者を死刑を実行するということは、実は自分の一部を死刑にして、自らの肉体を切り裂いているのだ。犯罪とは国家自身の矛盾からしか生まれないからだ。
人間社会の本質は、太陽光の恵みや空気・水と同じで「ゼロサム」である。人類全体の生活資源の総量は、いつでも一定であり、少数の人たちがカネやエネルギーを独占すれば、他の多数の人たちが貧しくなる仕組みになっている。
ある人々が豊かになればなるほど、他の人々は貧しくなる。もちろん、物資の豊かさと心の豊かさは一致していないので、豊かであれば幸せなわけではなく、貧しければ不幸なわけでもない。
しかし、人々の格差、差別が人間社会の不幸を生み出す根源であることは普遍的真理である。だから、自分の人生の真の幸福を目指す人々は、他人の幸福を見て自分も幸福になりたいと思うのだ。
「自分だけ幸福になりたい」と思うなら、それは「自分だけが不幸になる」最短の近道である。
本田健の素晴らしい格言集は、利己主義的利益を追求することで、それに賛同した人々を不幸に陥れるものだと私は思う。
「本当に自分が幸福になりたいなら、周囲にいる他人を幸福にせよ」
これが人生の真理である。