賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

白太神楽

2009年12月15日 | 椿・サザンカ
12月12日の「こどもの国」から。

前回の小温室を出たところに咲いていたのが「白太神楽(しろだいかぐら)」。
前の時期には撮れる状態のものと会えなかったので初の撮影。
弁数は30枚位で白色の牡丹~獅子咲き、散しべの中~大輪。花期が11~4月。
弁端の丸い外弁は波曲反転し、小型になっていく内弁は不規則に重なりもつれ合って中心部に盛り上がる。
「白太神楽」は「舞吹雪」の枝変わりで、「太神楽」とは関連がない別種。

こちらがその「太神楽」。昨年も同じ時期に撮っていてブログに載せています。
紅地に白斑の入る牡丹~獅子咲き、散しべの大輪。花期10~3月。
30枚を越す花弁が大小不規則に入り混じり、波動して手毬のように盛り上がって咲く。
江戸期からの古典品種。

そして「白拍子(しらびょうし)」。
参照している淡交社刊の「新装版 日本の椿花」で白太神楽と類似のものとしてあげられています。
以前、川崎市緑化センターのものを載せていますが、薬師池公園でも撮れました。
白色で花底が淡黄色を帯びる牡丹咲き、散しべの大輪。花期は11~4月。
旗弁を混じえた牡丹咲きが一般的であるが、唐子咲き、千重咲きにも咲き、花形に変異の多い品種。